知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

作業所は、一般世間に比べ、変わった社会に感じる。つくづく・・・

2018年06月27日 | Weblog
長い福祉業界にいる人間の言葉じゃあないですよね、今回の題・・・


もう30年以上、この業界に関わってきましたが、1年半ほど前から勤務している作業所なんですが、最近つくづく変わっているなあ・・・この小さな社会が・・・と感じるようになりました。


もちろん、入所支援施設などは、明らかに一般社会からは、ほとんど隔絶してる状態なので、それは顕著に感じますが、作業所・・・特に私の勤務するところは、三障害の方が在籍させ、一般に近い方も多くおられます。

普通に会話している状況では、そんなに感じないのですが、特に軽い知的障害を持つ方は、一般常識とは、少し感覚が違うのかな・・・と思います。



今さら、何を言ってるんだ・・・と怒られそうですね。




私の勤務する作業所は、職員数も少なく、現在所長や事務職兼任の主任さん以外の現場で支援にあたっているのは、4名です。(実質、利用者が最近減少気味で、多いときで20人強、少ないときは15人程度になります。)

※その4名(私も含め)、それぞれを紹介しようと思いましたが、個人情報にもなり、またプライバシーの関係でも問題になるので、やめました。(ホントは紹介しないと、この後の話の流れが分からなくなる恐れもあるんですが・・・)





私が思うに、こういう少人数の職員が働く職場だからこそ、異常な社会的な雰囲気を感じてしまうのかな?と思います。


これでも10名以上の様々な職員がいれば、個性も多様で、少しは変化も見られるのでしょうが、毎日が4名の職員が顔を合わせ、また20人以内の利用者が一緒に取り組んでいるためか、自分たちの小さな社会が異常だと気付かなくなっているようです。




特に若い(ここでは30歳代までも含みます)利用者の発する声が、皆の代表的な意見として取り上げられるのが、また異常です。  ※それを認める職員も職員ですが・・・




ジェンダーの女性職員(普段は男性をしています)が、アイドルみたいにあこがれられ(これは一部の若い知的障害の女性からですが)、人生経験が中学以来、ほとんどコミュニケーションできなかった方が、(社会経験も乏しいのに)そういった方々の人生相談に答えている・・・。


なんか、信じられないミニ社会です。




私の偏見が強いのでしょうか?


毎朝、いくつかの会社・工場関係へ納品に行きますが、そのときが一番平常心でいられるときです。



また、自分がおかしいのかな?と思い、何人かの同業の友人たちに、この件で聞いてもらったら、「そこ(うちの作業所)がおかしいよ」と皆言ってくれました。




ただ、このミニ社会で生活し、今後大きな社会に出て行かれるならば、また視界も広がるでしょうが、ここで閉塞している状況では、少し心配です。



いずれは、私もこの変な感覚のミニ社会に長い間生活すれば、染まってしまうのかな?と、少し恐怖を感じています。


生活さえ、十分出来る貯蓄があれば、早々に退職したいのですが・・・


意外に、保護者の方と話すると、一般的な社会感覚を持っていられるようで、安心します。



最近、その問題で、精神的に病んできた「私」です。やばい・・・







今日、昼頃に、突然一般の方が飛び込んで来られ、何事!?と思ったら、作業所前の道路に血を流して倒れている人がいる・・・と言われました。

おそらく、ちょうど目の前が「作業所」という看板だったので、ここの利用者なのだろう・・・と思われたのでしょう。


実際は、この近所に住まわれている”てんかん発作”を持病で持たれている軽い障害のある方だったようです。急に発作が起き、前向けに倒れられ、出血されたのだろうと思います。

見つけられた方も、先に救急車を呼んでくれればよかったのに・・・と思いましたが・・・。



世間との違いも、こういう部分で感じます。








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