太平洋戦争末期の「沖縄集団自決」に、日本軍の強制があったとする、高校日本史の教科書の記述を、文科省の検定意見で、削除された問題、沖縄人の猛反発を受けて、修正の動きが・・・。
もともと、安倍右旋回内閣の意を受けた、文科省の役人達の勇み足でもあったわけで、安倍内閣崩壊とともに、このゴリ押しは、当然引っ込められなければならない。
「従軍慰安婦」も「集団自決強制」も軍隊の持つ本質であり、それを隠して、軍隊の存在を正当化させたい意志が、この間の1連の反動的動きなのだろう。
NHKのETV特集は、「米軍基地の島」沖縄の現実を、笑いで表現してみせる「お笑い米軍基地」というコントグループを紹介していた。
政治ネタや時事ネタを皮肉な笑いで表現するコントグループにはザ・ニュース・ペーパーがある。
このグループの小泉純一郎ネタは、秀逸だ。それだけ小泉純一郎という人物のキャラクターは際立っているということは言えるだろう。
本土の、沖縄の米軍基地の存在に対する無関心は、沖縄県民のあきらめの気持を強くさせる。
04年、沖縄国際大学の構内に、米軍のヘリコプターが墜落、炎上したとき、読売新聞の1面は、アテネオリンピックの開幕記事が占領した。
アメとムチに翻弄される沖縄だが、基地の代償として、どれだけ補助金や奨励金をつぎ込んでも、沖縄の失業率は全国で一番高く、収入は最低レベル。
なぜか、沖縄の一番良い場所を広大な米軍基地が占領しているためだ。
米軍基地によってとりあえずの収入を得ている。だけどその基地によって、沖縄の生活はゆがめられてしまっている。
そこでコント「お笑い米軍基地」は、「この広大な、米軍基地を、ぜひ本土の皆さんにもお分けしたい」と、ショップチャンネル「ジャパネット沖縄」で売り込む、というような、コントを展開している。
「長野市ごみ処理有料化」。09年度から指定袋に上乗せの方針の新聞記事。
ゴミ問題というと、必ず善良でまじめな市民の意見として、消費者のモラルの退廃を嘆き、いましめる投稿が、新聞の投稿欄に寄せられるが、ゴミ問題の、問題は消費者にあるのではない。
それは製造したり、売ったりする側にこそ、問題の解決を求めるべきなのだ。
街に氾濫する自動販売機。それは買う側が熱望してそこにあるのではなく、売る側が、売り上げを少しでも伸ばそうとして、そこに設置したのだから、そこから出る缶ゴミやペットボトルの処理に責任をもたなくてはいけない。
セルフサービス方式のスーパーマーケットでの買い物も、ゴミをうちに持ち帰るようなものだ。
最終的に土に返らないゴミの行方を考えると、頭がおかしくなるので、考えないでいるが。
朝青龍の問題が1段落したか、と思ったら、今度は、時津風部屋の新弟子暴行死亡事件。
朝青龍が巡業をサボって、モンゴルに帰国してしまった時、「横綱の品格」を問題視したけど、そんなものは朝青龍にもないし、相撲界全体にもなかったわけだ。
朝青龍はバカじゃないし、むしろ頭のいい青年だと思うけど、いろいろ問題おこしていたけど、相撲界の悪しき慣習に従っただけなようだ。
相撲界ではおかみさんの存在が、まだ10代の新弟子などには重要なようだけど、時津風部屋には、その存在がないような?
時津風部屋といえば、名横綱双葉山が起こした部屋で、そのあとを継いだのが元大関豊山。わたし、この人のファンでしたが。
この人が親方になったとき、夫人、つまりおかみさんが、それまでの、力士達の食事には、おかみさんは関わらないという慣習を破って、栄養管理をした、と言う話が話題になったことがあったけど。
軍隊、中・高・大の体育系の部活動に連綿と続く、暴力的シゴキの歴史。
これを極端に嫌ったのが、現中日監督の落合博満氏だが。
相撲は、栃若時代からなじんできたものだけど、しばらくは、相撲部屋には親が子供を送らないでしょうね。