ちょっと前の話ですが、美濃加茂市長の収賄事件の裁判で2審では(逆転)有罪になったんですね。
これかなりヤバいと思います。
もちろん、わたくしはこの件の事実関係はわかりませんよ。
しかし、ヤバいと思います。
具体的な証拠はなくて、贈賄側の証言だけなんですよね。
このパターンは小沢一郎と同じだと思うのですが、日本の検察はこれを結構やるようですね。
やり方は簡単で、他の件で贈賄で捕まえた(あるいはこれから捕まえる)業者に、「あいつにも賄賂を贈ったことにすれば、捜査に手心を加えるよ」と言えばいいのです。
冤罪が成立。
何がすごいって、証拠が要らないという点ですね。
基本的には贈収賄の証拠を見つけるのは難しくて、証言がかなり重視されるようですが、本当にただ証言だけってのがすごいです。
甘利君の場合は、事実関係も非常に具体的で、口利きの事実も確認できている上に贈収賄の場面が記録されているというこれ以上ない証拠があったにも関わらず逮捕も送検もなかったわけですね。
あれがセーフならこの世の中に贈収賄はないというぐらいの甘利君の件がセーフで、何の証拠もない美濃加茂市長の件が裁判になって有罪まで行くという驚くべき現象を目の当たりにしているわけですね、わたくしたちは。
本当に日本の司法はここまで腐敗していたのだなあと再確認中。
まあ、家畜の皆さんは国(飼い主)に従うだけですから関心はないと思いますが。その国がどんなに腐敗していても。
まあその~、「いよいよ本格的にヤバくなってきた」というのはこの4年ほどずっと続いている現象なのですが、しかし、この件も本当にヤバいと思います。
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