今、昨日のセミナーのお礼を小野志操先生へ送信しました。
その返信に、「自分が昨日触ったことで痛みが出ていないか心配です。」とあり、その言葉を読みながら思ったこと。
私自身が怪我をしてその左手にリハビリを受けるのだけど、療法士の先生とは手と手を合わせることに必然的になる。
その時の「手」
患者の私の左手をただ触って揉んで動かす手もあれば
受け止めてくれる手もある。
あの病院のOTさんは、ただ触る(揉む)療法士さんが多かった。
リハビリとはこんなもの?
と、思っていたけれど…
退院後、祝先生に左手を診てもらって手に触れてもらった時に「受け止めて迎えてもらえた」と思った。
「やっと預けることができる」と。
患者はそういうふうに思えるだけで、治り方は違うと思う。
昨日、埼玉で小野先生に手を触れられた時も「こんなに柔らかく迎えてくださるんだ。」と思った。
やっぱり良い療法士さんは手が違う!!
私はトレーナーだけど、人への触り方は指先に力を入れずに面で触るように心がけている。しかし、私が出会ったOTさんたちの指先で触る方々のなんと多いこと…。
手からは多くの情報が相手に流れ込む。
その人の性格
仕事への熱意(姿勢)も
患者をどのように想っているのかさえも
優れた療法士の先生方と出会えるのはとても嬉しい。
私はトレーナーとして運動指導をもちろんしますが、自動運動ではできないこともたくさんある。その部分は的確に療法士の先生方(もちろん一流の)学んでいき、この触れる「手」への想いを忘れずに仕事をしていきたいなと。
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私の手。
回外はまだここまでしか開かない…
「手」の大切さをこころより思います。