昨夜は20時より
BMT主催 転倒予防のための動的姿勢制御
3回目のテーマ
「将来予測に基づくインテリジェント・リアルタイム制御」
講師は 石井慎一郎 先生
ヒトは歩行している時には、脳は二歩先のことを考え…想定して…歩いている。
だから、もし想定外のこと(障害物)があったとしても「トントンッ」で踏ん張って転倒はしない。
前、7DAYSセミナー「寝返り〜起立〜歩行」の時には、「4mを5秒以下のスピードで歩行できる速さがなければ、脳は2歩前のことを想定できない」って話だった。
しかし、今回はアップライトポジションが取れないことで、足関節戦略は使えなくなるの話はあったけど、4m云々の話はまだ無い。
足関節戦略が取れないと、股関節戦略を私達は取るようになり転倒のリスクはかなり上がってしまう。
まあ…
アップライトポジションが取れないってことは、胸椎は円背だし
円背ってことは、腰椎の前弯も既に無くなっているし
腰椎の前弯がなければ骨盤は後傾だし
骨盤が後傾なら、既に股関節伸展の臀筋の使用能力終わっているし
ってことは、フォアフットロッカーは使えないので、歩幅は小さくなるし
歩幅が小さければ、歩行速度は遅くなるし
ってことは、4mを5秒以下なんて無理となる。
結果は同じ。
この問題を起こしてしまう方々のことを「高齢者」としてあるけれど、若くても同様の姿勢になったら、脳はCPGを使えない…骨盤後傾の段階で歩行にCPGは既に使えなくなっているか…
怖いな…
さて、若くても高齢者様(よう)の身体動作を脳は選択するんだろうなぁ。
この点、Zoomを退室してから「質問すれば良かった」って思った。
次回、やろう。
でも、きっとそうだと推察する。
股関節内転の確保も必要だし。
さて、レッスン内容も考えて変化させていこう。
今夜、その昔県立体育館でレッスンを持っていた時の受講者の方からメールが届いた。
スタジオのLINEに登録されていたから、私からの毎週日曜日配信のレッスン案内を貰うことが心苦しくなられたらしい。
結果として「もうメールは送信しないで欲しい」ってことなんだけど。
以前は、こういう方にも「なんとかしてあげたい」とか、「私が至らないから」とか思っていたんだけど、今ではなんとも思わない私がいた。
誰にでも、私が何とかしてあげれる訳じゃない。
私は、私を希望された方に、何とかすべく行動するだけで精一杯です。
私は何様でもない。
ご自分でされたいことがあれば、どうぞ。
その道を頑張ってください。こころから応援します。
私は、私が勉強したことと、経験・実践したことから推察して、仮説を立てて、検証していくだけ。
そのクライアントの症状が、機能面なのか基質面なのかの区別も。
基質…骨の変形は私は治せません。
変形はドクターへ。治るには手術が必要。
なので、骨の変形が入る前には何とか予防したいと願う。
俗にいう「高齢者」と呼ばれる姿勢に、身体も脳も変容してしまう前に。