一言でいえばつまらない映画だったが、大和のやられっぷりと、中村獅童のテンション高い演技が良かった事と、久石譲(あまり好きな作曲家ではないが)の音楽が結構良かったところ、がプラスポイントとして作用。
ただしクライマックスの戦闘シーンについては、迫力あって、血みどろで、戦争ってやだなあ・・とは思うけど、引きのショットとか俯瞰ショットとかが少なくて、イマイチ感も強い。
「大和」なんて、"国家"なり、"戦 . . . 本文を読む
映像の豪華さに満足。ドラマの薄っぺらさに不満足。スピルバーグなら・・・とかIFの世界に思いを馳せ、黒澤の影響かと深読みし、それ以上に深読みどころか妄想モードでチャン・イーモウになりきって複雑な思いにとらわれる・・・
以下の長い文章にその辺の詳細を記す。
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[好みの問題・・・豪華なの大好きさ]
かつて"監督:スピルバーグ"で企画が進行していた時、黒澤明がスピルバーグに . . . 本文を読む
家族というものを考えるとき、どうしても「家」というものがセットにして考えさせられる。逆に「家」を考えると家族という小社会がセットになって思い浮かぶ。家族というと普通は親子三人以上の集団をさすが、「Mr. & Mrs.スミス」は子供のいない夫婦である。恋人以上家族未満の関係かもしれないが、広義の「家族」の範疇には入っていると言っていい。不完全ながら「家族」である。
さて家だ。
私のようにアパート住ま . . . 本文を読む
日本映画ベスト 1. 誰も知らない、 2. 花とアリス、 3. 珈琲時光
外国映画ベスト 1. ミスティック・リバー、 2. ブラザーフッド、 3. ロスト・イン・トランスレーション . . . 本文を読む
悪人ブラック博士が言う「ムシキングを制する者は、全宇宙を支配できるのだぁぁ!!」
・・・いや、多分無理だと思うよ・・・と突っ込もうと思ったが、それを聞いている主人公の少年の真剣な表情を見ていると、それはできなかった。
「ムシキング研究所」はただのゲーセンにしか見えなかったが、そこも突っ込むのはやめよう。
基本なんてことない子供アニメであるが、あと一発喰らえば負けるというところまで追い込まれ(敵 . . . 本文を読む
蓼科高原映画祭・短編映画祭で審査委員長を務められた大森一樹監督の最新作である。ゴジラを終えてしまった東宝が無理矢理年末に押し込んだ特撮映画。でも本当はセイザーなんかじゃなく、昔ながらの東宝特撮がやりたかったのだろう。
海底軍艦・轟天号が出撃。『ゴジラFinal Wars』と違い、オリジナルとほぼ同じフォルム(『ゴジラFinal Wars』でも冒頭ではオリジナルフォルムの轟天号が出たけど)。しかも音 . . . 本文を読む
ほんとは、報知とか日刊スポーツの発表より早くやりたかったのだが
事実上全国ロードショー作品を対象とした映画賞であり、なんだかんだで一番認知度の高い映画賞である日本アカデミーを今から予想してみよう。
ノミネート(とは言わず優秀作品賞と言うのだけど)発表時点で終わってしまう予想ゲーム。
不人気ブログだし読む人はそんなにいないじゃろう。
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日本アカデミー賞は衆議院の小選挙区選挙に似ていると . . . 本文を読む
ここんとこ、バカ映画のオンパレードな感じで、人生もそんなに悪くないな、とよくわからない充実感にひたっている。
どうでもいいところから書き始める
監督は黄精甫。ローマ字で"Wong Ching Po"と書く。こう書かれるとどうしても、「ウォン・チ…」と読みたくなるのだが、公式サイトでは「ウォン・ジンポー」と表記されていて、かろうじてかわしている気がする。北京語、広東語も、中国で使われるなんとか式ロ . . . 本文を読む
作品賞 「パッチギ!」(井筒和幸)
監督賞 犬童一心「メゾン・ド・ヒミコ」「タッチ」
主演男優賞 市川染五郎 「阿修羅城の瞳」「蝉しぐれ」
主演女優賞 小泉今日子 「空中庭園」
助演男優賞 堤真一 「フライ、ダディ、フライ」「ALWAYS 三丁目の夕日」
助演女優賞 薬師丸ひろ子 「ALWAYS 三丁目の夕日」
新人賞 沢尻エリカ「パッチギ!」ほか
外国作品賞 「ミリオンダラー・ベイビー」(クリン . . . 本文を読む
最優秀作品賞 「ALWAYS 三丁目の夕日」(山崎貴)
監督賞 内田けんじ「運命じゃない人」
主演男優賞 市川染五郎 「阿修羅城の瞳」「蝉しぐれ」
主演女優賞 田中裕子 「火火」「いつか読書する日」
助演男優賞 堤真一 「フライ、ダディ、フライ」「ALWAYS 三丁目の夕日」
助演女優賞 薬師丸ひろ子 「ALWAYS 三丁目の夕日」
新人賞 沢尻エリカ「パッチギ!」
外国映画作品賞 「シンデレラ . . . 本文を読む