サイモン・ラトル指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 日本公演 (ミューザ川崎シンフォニーホール 2017/11/23)
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サイモン・ラトル指揮のベルリンフィル日本公演に行ってきた!!
いつかベルリンフィルのコンサートに行こう、という長年の夢がかなった
思えばクラシックに開眼したのと同時期にカラヤンが他界。それでもカラヤンとベルリンフィル最高、とクラシックのCDを買いまくる私的クラ . . . 本文を読む
「証言・フルトヴェングラーかカラヤンか」(川口マーン惠美著)より
正確な引用ではないけど
「カラヤンのベートーベンってテンポ速いでしょ。あれはね、カラヤンは早く家に帰りたいからだよ。カラヤンは誰よりも早く会場を出て、観客がまだ拍手しているころにはもうタクシーに乗ってたんだ」
と、これはベルリンフィル団員のジョークも入っているのだろうけど。
私は高校のころにカラヤンのベートーベン3番5番6番を買い、 . . . 本文を読む
10月から映画の撮影をしています。
実は1年前からある方に、主人公役をオファーする前提で脚本を書いていて、ようやく完成稿に近づいたなーってころに、そのある人、俳優で映画監督の古本恭一さんから連絡があり、俺の映画で共同監督しないか、と(厳密には3話構成の長編のほとんど撮り終わった1話と3話を除いた、第2話の演出をお任せされた感じで)
そんなわけで、それが終わったら今度は私の映画に出てくださいよという . . . 本文を読む
5月に庶民のくせに頑張ってベルリンフィル公演のチケットを買った。念のため書くと正規ルートで、発売日の「10時打ち」で。
公演の曲目はストラビンスキーの「ペトルーシュカ」とラフマニノフ3番と、新曲だった。
それで、とりあえず予習と思い6月にストラビンスキーのCDを買う。
三大バレエ曲始めストラビンスキーの代表作が2枚組でまとめられたお得版だ。
ストラビンスキーは20世紀の作曲家で、名前からなん . . . 本文を読む
かなりしびれるのである。
4章構成で
第1楽章20分
第2楽章 4分
第3楽章13分
第4楽章12分
...第2楽章なんでそんなに短くしたんだろう?いるんだろうか?と思いつつ、その短い第2楽章があんまりにもかっこよくてつい何度も聞いてしまう
しかしこの殺伐感
ショスタコ節全開ではないか
この前の第9番は、ソビエトの戦勝を記念する記念碑的大作に違いないと、ソ連のお偉方の期待パンパンにさせておきな . . . 本文を読む
1945年4月。ソ連軍はついにベルリンに進軍。ヒトラーは自決し、ナチス政権は崩壊。ヨーロッパにおける戦争は終わった。
だがソビエトは第二次大戦参加国中で死者数は最多、国土は荒廃し、総力戦でからくも勝利したような状況だった。
そんな時にソビエトの大作曲家ショスタコーヴィチは「交響曲第9番」を発表した。
第7番から始まる戦争交響曲三部作の完結編である!
これはソビエトの偉大な勝利を讃える壮大かつ荘厳な . . . 本文を読む
激渋の第8番
結構この8番をショスタコの最高傑作に上げる人も多い。が、しかし、5番や7番のような華はない。暗く渋い。
いやしかし思う。
5番7番のピカピカした感じに比べ(いや、そんなところも含めて好きなんだけど)8番ははるかに作曲者の深い深い感情や気持ちが渦巻いている。
5番7番ってのは寿司屋のネタで言えばトロやウニだ。みんなそれが目当てだ。美味い。嬉しい。
けれど、トロやウニは美味くて当然。 . . . 本文を読む
最近本業?である映画批評をサボってクラシック音楽感想文ブログと化しておりますが、それはいよいよ今週に迫ったベルリンフィル川崎公演でクラシック熱が上がってるからです
今回はショスタコーヴィッチの有名な戦争ボレロの第7番のバーンスタイン×シカゴ響の最強組み合わせ版 . . . 本文を読む
オリエント急行殺人事件、もうすぐ公開ですね。
犯人を大発表します
というのは嘘ですが、あの豪華キャストはいいですね。
でも、ポアロ=ケネス・ブラナーは絶対無いと思いませんか?!
ところで、オリエント急行とならぶクリスティの犯人が意外すぎる作品のツートップである「アクロイド殺し」をもし映画化するなら…を考えてみました。
ただの妄想です
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「アクロイド殺し」を再読する。
初めて読んだ時は . . . 本文を読む
【8番 「1000人の交響曲」】
最初から最後まで歌詞によって埋め尽くされる。それでも「交響曲」と呼ぶ。マーラー本人が交響曲と言ってるんだから仕方ない。
なんでも歌声や歌詞ですらも楽器の一部だと考えてのことらしい
声はともかく歌詞が楽器ねぇ・・・天才の考えることは良くわからん
どのみち日本人の私にはドイツ語の歌詞は全く意味が入ってこないので、単純に美しい声とオーケストラのハーモニーを楽しむ
副題 . . . 本文を読む
【マーラー交響曲5〜9番 概説】
交響曲5番~7番というのは、作曲家にとって調子の上がるナンバーかもしれない
ベートーベンなら5番「運命」、6番「田園」、7番も有名
チャイコは6番「悲壮」
ショスタコーヴィチなら5番「革命」、7番「レニングラード」
ああ、ブラームス、4番が最後とは・・・
そんなわけでマーラーも5番、6番、7番はノリノリである
といっても7番くらいから、迷走が始まったとも言えて . . . 本文を読む
マーラー交響曲1番〜4番の感想
第1番「巨人」
まだ20代のマーラーが初めて書いた交響曲。その後のマーラー作品と比べるとその青臭さが異質すぎてこわい。しかし結局一番楽しく聴けるのがこの1番だ。
「巨人」というタイトルに似合わず、巨人がのっしのっし歩いてる感があるのは第3楽章くらいで(別にウルトラマン的な意味での巨人てわけじゃないんだろうけど)、他は楽しいフェスティバルっぽい
第1楽章のカッコー . . . 本文を読む
グスタフ・マーラー(1860-1911)
2017年のクラシック異常ハマりのきっかけは、1月ごろふとマーラーの交響曲を聴いてみよう!と思いついたのが始まりだった。ほんとに特に理由はなかった。
実はこの年までマーラーはほぼ聞いたことが無かった
(いちお映画ファンなので、「ヴェニスに死す」でマーラーの第5番のアダージョをさんざん聞かされたつらい思い出はある)
なんかベートーベン、チャイコフスキーと . . . 本文を読む
もやもやがとまらない。
つまんなくはなかったよ。映像とか演出とかセンス良くて。ビルヌーブさんってうまいなー
でもさ、まあまあ面白い程度の映画にするくらいなら、やっぱ作んないでほしかった。
いっそ怒りに震えるくらいのワースト映画にしてくれた方がある意味すっきりしたのになー
エドワード・ジェームズ・オルモス登場にはゾワっときたよ
でも、ローグワンのレイア的なショーン・ヤングは、そういうのちょっとち . . . 本文を読む