正式なタイトルのよく判らない映画だ。
「劇場版」という単語はどこに掛かるのですか?
『「劇場版・仮面ライダー響鬼」と七人の戦鬼』? なんか変
さりとて、『劇場版「仮面ライダー響鬼と七人の戦鬼」』 では、テレビ版『仮面ライダー響鬼と七人の戦鬼』という番組があるみたいだ。
相当どうでもいいことから書き始めた。
時代考証? はあ? そんなもんどうでもいいんだよ!! とばかりに「戦国時代」だというのに . . . 本文を読む
5対5の忍者バトルというバカラシイ設定が好きだ。
個々の忍者も個性的。
伊賀側
・赤塚不二男の漫画でみた覚えのある、明らかに袖の長さを間違った服を着たやつ
・客寄せのための可愛く献身的な女の子
・いかにも噛ませ犬な馬鹿力ゴリラ系
・怪奇ミミズ男。反則の不死身忍者
・そして大将は、必殺技"目ビーム"を駆使する仲間由紀恵
なんとなく人材不足感の否めない伊賀陣営だがミミズ男桔平が強すぎるからバランス . . . 本文を読む
スマヌ。
この映画全然ダメ。受け付けない。
映画鑑賞中、何とかして楽しんで鑑賞しようと、心のモードを次々と切り替えまくる格闘を続けていた。
この文章はその記録である。
火曜日。仕事を早めに切り上げ、映画館に向かう。公開中の映画で見てないもの、かつ仕事が終わってからの時間帯で上映しているのは「室井慎次」と「四月の雪」と「NANA」。正直言ってどれもそんなに観たくない映画だった。30過ぎの男がヨン様 . . . 本文を読む
野沢尚の遺稿シナリオだからヨイショするわけではないが、シナリオ構成は素晴らしかった。
執拗なまでにたっぷりと時間を割いて描かれる、冒頭の東京までの4時間のドライブ。主人公の女の子にとって、それは妙に強烈な印象となって脳裏に焼きつき、時々発作的にその4時間がプレイバックされる。ドライブの最中のどうでもよさげな些細な出来事が後々になって微妙にアレンジされて繰り返され、主人公の怒りと善意の葛藤を表現し緊 . . . 本文を読む
ティム・バートンのテーマパーク。おとぎ話でなく、テーマパーク。
ただし、おとぎ話の住人が管理しているため、ひどく残酷な趣向となっている。
チャーリー(ジョニデ){←ウィリー・ウォンカの間違い}はピエロのような格好をしている。しかし彼はチョコレート工場の総支配人。
ここに悲劇がある。ピエロはサーカスの団長の言う事をよく聴き、団長のために働かねばならない。
しかしピエロが権力を握ってしまったため悪気の . . . 本文を読む
チケットを買うと、入場者プレゼントとしてインターネット調査による日本人の恋愛観や性癖、性の履歴についての意識調査がまとめられた冊子がついていた。
鑑賞前は読まなかったが、観賞後にそれを観ると・・・キンゼイ博士があれほど批判され軽蔑され身も心も削られながら調べ上げた内容が、今やインターネットでさくっと調べ、ただでばらまける時代になったのか・・・と。
キンゼイ博士、あなたの調査は無駄ではなかったです。 . . . 本文を読む
ニコールの執念とヤケクソと余裕と自信が奇妙に同居したようなある意味力作を前に、私はニコールにひざまずいて忠誠を誓いたい衝動にかられた。ニコールは圧倒的なスターのオーラで私に魔法をかけたのか?
ストーリーは地味な感じの俳優ウィル・フェレルが、スターのオーラをまるで感じない等身大の役を演じつつ、設定上はアクターズスタジオインタビューに出るほどの大物俳優でありながら今は落ち目という、そんな前提で進んで . . . 本文を読む