「わたしは、ダニエル・ブレイク」
100点[100点満点中]
まぎれもないケン・ローチの最高傑作にして、この10年を代表する一本にもなるであろう、映画史的傑作と俺は信じる。
泣ければ名作という考えには賛成しないが、労働を禁じられた労働者ダニエル・ブレイクの怒りの叫びに、俺は共感の怒りとともに、随所で熱い涙を流し、感動しすぎてヤバいやつみたいになってしまった!
イギリス映画といえば、「王室もの . . . 本文を読む
88点
人を嫌な気分にさせることに関しては右に出るものがアルモドバルくらいしかいないポール・ヴァーホーベン
ハリウッド時代も面白かったけど、ヨーロッパに戻ってからの方が映画作家としてハリウッドでは超えられなかった一歩を踏み出した気がしてよかったと思う。
暴力暴力とサスペンス、冷酷だが欲望に対しては計算しない、エルは悪なのにめんどくさい女なのに、それでも魅了されてしまう。小悪魔じゃない、普通に悪 . . . 本文を読む
50点[100点満点中]
前半の女戦士だけの島編は面白かった。女戦士たちが入り乱れて、武装ドイツ軍の小隊を肉弾戦で殲滅することところは何か悪い夢でもみているかのような壮絶さであった。
ワンダーさんがハンサムと島を出てドイツ軍と戦い始めるところはいいにしても、あちこちすっきりしない。そして何でこのタイミングで「実は私がお前の探していた敵だったのだー!」なカミングアウト?から先はシリアスかつ重いトー . . . 本文を読む
2017年は日本映画3つしか観てない。
大学の後輩が照明で参加した「ホワイトリリー」、笹木さんの「マスタードチョコレート」、渡辺さんの「水面のあかり」
お友達の映画ばっかりじゃねーか!
オトモダチ贔屓のアベシンゾーか!
さておき、この映画「水面のあかり」は脚本のけっこう早い稿のころから渡辺さんに読ませていただいた。映画では津田寛治さんが演じた中年の男早川は、初期の脚本では中年女性だったりと、色々 . . . 本文を読む