クロエ・ジャオさんは現代でもっとも才能ある映画監督の1人で、「ノマドランド」はアカデミー賞受賞も当然の革新的な傑作でした。そのジャオさんが母国から受けている仕打ちを思うと胸が痛みます。日本人や日系人がなんか賞とったら「日本すごい」とかやんやと騒ぐのもどうかと思うけど、アカデミー賞作品賞監督賞を見事に中国籍女性がとったというのに一切報道しない中国(政府)の相変わらずの心の狭さはもっとどうかしてる . . . 本文を読む
どーも。週一くらいでクラシック音楽が印象的だった映像作品についてあーだこーだ書かせていただいている、インディーズ映画監督の齋藤新です
今回はスティーブン・スピルバーグ監督の『未知との遭遇』を…って、それ全然クラシック音楽じゃないだろ!!って突っ込みはよくわかってはいるのですが…
しかしですよ、2020年大ヒットしたCD「JOHN WILLIAMS IN VIENNA」は、サントラコーナーで . . . 本文を読む
アカデミー賞予想と結果の答え合わせ○→11×→9作品、監督はイージーだったので外した人少ないと思いますが演技部門と脚本部門は外しまくりましたとは言え、白人が受賞して番狂わせと言われるのって、いい時代ですよねチャドウィックを讃えるために、主演男優賞最後に発表しながら、欠席のアンソニー・ホプキンスが受賞して、スピーチないまま終わる…というのは、さすがに味気なかった。その直前の、主演女優 . . . 本文を読む
せっかく扉絵が伊福部昭さんになったので(FacebookのクラシックCD鑑賞部屋向けの記述)、最近買った「伊福部昭作品集」の感想をアップします。「映像作品とクラシック音楽」と題しておきながら、映画音楽ではない伊福部昭音楽の紹介になりまが、まあご勘弁ください。-----「伊福部昭作品集」曲目・日本狂詩曲・土俗的三連画・交響譚詩・タプカーラ交響曲・ピアノと管弦楽のためのリトミカ・オスティナータ・ヴ . . . 本文を読む
前回の『ツィゴイネルワイゼン』に続いて難解映画シリーズですwクラシック音楽が印象的だった映画といえばやっぱり外しちゃいけないのが『ヴェニスに死す』(1971年 ルキノ・ヴィスコンティ監督)です。この映画では、マーラー交響曲第5番の第4楽章アダージェットが効果的に使われています。このアダージェットはマーラー全曲中もっとも有名な曲ではないかと思いますが、この曲がそんなに有名になったのは「ヴェニスに死す . . . 本文を読む
おつかれ様です。ほぼ週一でクラシック音楽が印象的な映画などについてあーじゃこーじゃと書かせていただいているインディーズ映画監督の齋藤新です。前回黒澤明監督作品編で作家の内田百閒を主人公にした『まあだだよ』について書きました。今回は内田百閒つながりで百閒原作の「サラサーテの盤」を原作にした映画『ツィゴイネルワイゼン』(1980年作品 鈴木清順監督)を取り上げてみます。と言いましても、これがなかなかに . . . 本文を読む
映像作品とクラシック音楽
第十回 黒澤明監督作品・後編〜『乱』『夢』『まあだだよ』
クラシック音楽好きのインディーズ映画監督の齋藤新です。
今回は連続3回となってしまった黒澤映画編の完結編として、黒澤晩年の作品でのクラシック音楽の影響や使用について紹介したいと思います。
--------『乱』音楽:武満徹実は『乱』は私個人的には黒澤映画で一番好きな作品です。アカデミー賞 . . . 本文を読む