原作のコミックも、TVアニメも観た事ない私。大げさでなく予備知識完璧ゼロでの鑑賞。
多分、場内は原作かアニメ版のファンの方々が大半だったと思われ、アーリア人のみの国家を築こうとしてる国に1人迷い込んだジプシーのような立場でありました。でも何も知らないのに、楽しんじゃいました。
人物関係も設定も何も知らない故に、話には全くついて行けず。2時間弱の映画の割に重要そうな登場人物がやたら多く、それだけの . . . 本文を読む
ぴあのスカラシップ権を得て作ったこの映画。ぴあが認めるだけあって、さすがにアイデアにあふれていて、低予算を知り尽くしていて。そんでもって、とにかく軽い。テクニックだけの薄っぺらさが、しかしながら心地いい。
3人の男と2人の女が絡む一つのストーリーを、3人の男それぞれの視点に切り替えて、繰り返す。ガイ・リッチーとか似たような映画作る人はいるって、わかっていても、やっぱり真似の出来ないセンス。自主映 . . . 本文を読む
*******************ストーリー*******************
かつて潜水艦で日本を救った香椎由宇ちゃんは戦後、普通の女子高生になりました。平和憲法でローレライシステムは封印されてしまいましたが、ボディにピッチリの服で水につかっていないと気持ちが落ち着かない彼女は、仕方なくスクール水着で学校のプールにぷかぷか浮いていました。なんか生きる目標見つけなきゃ・・・とぼんやりしてい . . . 本文を読む
荻上直子大先生による、俳句大青春祭り。
この映画はちょっとやばいよ。大したことない映画だが、そのあまりに大した事ない感じを武器にしてしまっている。
何しろ、知性を全否定。
正岡子規?山頭火?はぁ? 教養なんて身につけてる暇があったらなぁ・・・恋しろ!!遊べ!!バカみたく青春してろ!!
そんな監督の主張がドギューンとまっすぐ突っ込んでくる。
その主張通り、監督はとにかく遊ぶ。
べたべたな演出と物語 . . . 本文を読む
チョン・ユンチョル監督の韓国映画。結構面白かった。
実は私は「動物」が好きです。映画に動物が出てくると過敏に反応し、必要以上に感動してしまいます。
(ただし、動物を擬人化した映画はそんなに好きではなく、動物が動物なまま登場するシーンが好きという事です。)
だからこの映画で1カットだけですが、シマウマと一緒に主人公チョウォンが走るとこが大好きです。そこで泣きました。
もちろん、シマウマが走ってたか . . . 本文を読む
もろ小津なオープニング
カメラもがっちり固定
パクリ?オマージュ?
けれど小津みたく、丁寧にカットわって台詞をしゃべらせて、エピソードを積み上げたりはしない。
必ずしも望み通りではない状況を、「まあいいか」とあきらめた、・・・違うな・・・、状況を打開するのがめんどくさいから、その場の流れにとりあえず身を任せている。だから台詞も極端に少ない。漂っていたのは小津臭ではなくジャームッ臭に近い。
・・・な . . . 本文を読む
「基礎って知ってるか? 無駄なものを削って、必要なものを残す事だ」
成島出と金城一紀にとって、この映画の制作は基礎トレーニングのようなものだったと考える。
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今年の日本映画(これ入れて13本しか観てないけど)の中では、かなりの傑作。
話が判りやすくて、無駄なくテンポよくて、シナリオと演出は一つに溶け込み、主役二人は好演し、笑えて泣けて燃えて手に汗握れて最後ハッピーエン . . . 本文を読む
チケットを買った2分後、劇場に貼ってあるポスターを見て、失敗したかな?・・と思った。
だーいっきらいな「トランスポーター」の監督作だった(ルイ・レテリエ)。
それでなくても、リュック・ベッソン脚本という時点でかなり微妙なのだ。ベッソン監督作品は「最後の戦い」とか「レオン」とか結構好きだし、「フィフス・エレメント」を除いてはそんなにつまんなくないのだが・・・こいつが、脚本か制作だけに関わった作品はこ . . . 本文を読む
最近の外国(欧米)映画の邦題といえば、
1)英語圏の映画の場合、原題をカタカナ読みする(「ミリオンダラー・ベイビー」)
2)ただし、"a" や "the" 、それに三単現の "s" や複数形の "s" は省く("The Terminal"→「ターミナル」、"Sideways"→「サイドウェイ」)
3)非英語圏の映画の場合、原題を英訳してカタカナ読みする(「バッド・エデュケーション」)
・・・が主流 . . . 本文を読む
飲み会の時間まで5時間。暇だった。松本でやってる映画はだいたい観ていた。
DVDでも観るか・・・
で、「まぼろし」を再見
***************(以下完全ネタバレ。未見の人は読まないでくださいな)**********
すでに二・三度観た映画だったので、カット割りとかカメラワークとかに気をつけて観ようと思った。
冒頭のテンポのいい展開。別荘に向かう初老の夫婦。
ワンシーンにつき1~3カッ . . . 本文を読む
つめの甘かった地球侵略計画。
人類誕生前から監視していた割りに、微生物への配慮なし。彼らの星の食品会社は日本辺りの基準でいけば即営業停止処分だろう
H.G.ウェルズの原作の基本ラインを踏襲しつつ、スピルバーグ的味付け。冒頭とラストのナレーションといい、オリジナルへのオマージュというかリスペクトというか、思い入れは感じられるもののの、ふと「インデペンデンス・デイ」を思い出す。"ウィルス"を"コンピュ . . . 本文を読む