夏からここ最近まで、わけあってブログからしばらく遠ざかっていた。
そんなんで、いままで全然気づかなかったのだが、「石川喜左衛門」氏が管理人をしていた「BLOG・キネマ文化論」が消滅していた。
このブログは文章が面白いのと、レビューのアップが早いのとで、時々閲覧させてもらっていた。それから作品ごとに評価額なるものを設けていて、レビュータイトルだけで石川氏の好みのほどが伺えるので、読むのがめんどくさい . . . 本文を読む
個人的評価:■■■■□□ (最高:■■■■■■、最低:□□□□□□)
「椿三十郎」のそのままリメイクに対抗したのか、三池崇史は「用心棒」の超大幅アレンジに挑戦か。
コテコテギャグとか笑えるけどいかにも笑わそう笑わそうとしていて、タランティーノのスキヤキ講座とか、ギャグをいろいろ考え付くのがすごいなあ・・・と笑う前に感心してしまう。
ジョン・ウーみたいに本人は笑わせるつもりゼロなのに大爆笑してしま . . . 本文を読む
個人的評価:■■■□□□ (最高:■■■■■■、最低:□□□□□□)
『深淵をのぞく者は、深淵からものぞき返される。』
「インファナル・アフェア」のトニー・レオンがしゃべっても違和感のないこの言葉が何度も出てきて印象深い。
どう考えてもオリジナルに及ばないリメイク作品がアカデミーを席捲した年に、本家の監督が類似テーマのサスペンスアクションを撮るためハリウッドに乗り込んでくる。当然、期待もし興味も . . . 本文を読む
【個人的評価 ■■■■■□】(6段階評価 ■□□□□□:最悪、■■■■■■:最高)
いまのとこ、個人的には本年度の日本映画ベスト1である。
それは私が市川準という監督を激しくエコ贔屓していることが強く影響しているせいでもある。
市川作品の中でも決してクォリティの高い作品であるとは言えない本作。
しかしながら、この映画を見て成海璃子という若い女優に大器を感じない人はいないだろう。
これほど . . . 本文を読む
報知映画賞が11/27に発表された。
最優秀作品賞(邦画):『それでもボクはやってない』
最優秀海外作品賞:『今宵、フィッツジェラルド劇場で』
最優秀監督賞:山下敦弘(『天然コケッコー』、『松ヶ根乱射事件』)
最優秀主演男優賞:加瀬亮(『それでもボクはやってない』)
最優秀主演女優賞:麻生久美子(『夕凪の街 桜の国』)
最優秀助演男優賞:伊東四朗(『しゃべれども しゃべれども』、『舞妓 Haaa . . . 本文を読む
山路ふみ子映画賞が発表になってました(11/12)
「第31回山路ふみ子映画賞」 周防正行監督 「それでもボクはやってない」
▽山路ふみ子映画功労賞=橋本忍(「複眼の映像 私と黒澤明」出版ほか長年の活動)
▽同文化賞=長部日出雄(執筆活動)
▽同福祉賞=近藤明男「ふみ子の海」監督
▽同女優賞=竹内結子(「サイドカーに犬」)
▽同新人女優賞=成海璃子(「あしたの私のつくり方」「神童」「きみにしか聞 . . . 本文を読む
【個人的評価 ■■□□□□】(6段階評価 ■□□□□□:最悪、■■■■■■:最高)
戦隊映画版と対照的に失望度数が年々上昇中のライダー劇場版。
(555は最高に面白かったが、あれをピークに落ちる一方)
脚本が全くなっていない。
●強い敵
●やっと倒したと思ったらさらに出てくるもっと強い敵
●スケールのでかい悪巧み
●主人公の葛藤と成長
●男女/家族/正邪がふづかり火花を散らすドラマ
・・・そ . . . 本文を読む
【個人的評価 ■■■□□□】(6段階評価 ■□□□□□:最悪、■■■■■■:最高)
正義と悪が呉越同舟、新たな敵に挑む・・・スーパー戦隊映画版の黄金パターンをしっかり踏襲。見所ぎっしり詰め込んでテンション上昇しっぱなしの30分。
劇場版スペシャルゲストもきちんと有効活用。つってもインリン・オブ・ジョイトイのM字開脚披露なだけだが、ライダーのほしのや陣内の単なる顔見せ客引きよりよほどマシ。
今年も . . . 本文を読む
死体の隠蔽処理をしていてる母。その最中に来客があり、服に血が付いたまま応対する。
「血が付いてるぞ」
「女には色々あるのよ」
3世代の女たちの男にもてあそばされた悲しみと苦しみの物語ではあるが、感傷的にならず、説教くさくもせず、適度なブラックユーモアで軽妙にながす。結果あぶり出されてくるのは女の強さ、たくましさ。
イカれた男たちの愛を軸に、作劇上の大技小技をまぶして物語の大きなうねりに飲み込ん . . . 本文を読む
ALWAYS 続・三丁目の夕日 監督:山崎貴 …「続編が前作を越えることはない」というあまりによく使われるので自分では使いたくないフレーズをためらわずに使うことができる格落ち続編。
前作をせいぜい佳作くらいにしか思っていない自分なので、今回は凡作というところ。
もっともスタートからの4分の3では「駄作だなこりゃ・・・」と思った。しかしクライマックスでやや巻き返して凡作に格上げしたというところ。 . . . 本文を読む
わけあってしばらく開店休業状態だった当ブログを再開します。
書かずじまいだった映画の短評をぽつぽつアップしていこうかなと思ってます。
気力の再充填が完了したというか・・・とりあえず宣言しておこうと思いました。
ブログ復活にあたっては、同じ様に最近長い休業を抜け出した
女子大生の映画評論
や
ねこのひたい~絵日記室
に刺激されたことも大きいと書き添えておきます。
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