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建前の上では自主的な死とされる切腹と不名誉な死刑とされる打ち首刑の間には、上から順に扇子腹,水腹、手腹の3種類がありる。扇子腹とは要とった扇を、水腹とは端を欠いた土器を、手腹とは手を、それぞれ短刀のかわりに用いた切腹です。これらは上級節が討首に相当するような罪を犯した場合便宜的に適用されたようだ。
ただし、手腹以下は打ち首とみなさた。
そして切腹には身分と罪状により九段の格付けがある。
〇上三段ー自分が仕える主人の切腹が一段,二段は大名、高家、第三段は追い腹
〇中三段ーー大名や旗本の家臣の切腹で、一段は誰もが賞する人の切腹,二段は義でも悪でもない切腹、三段は誰もが憎む切腹
〇下三段-平士の切腹
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