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あみものと手仕事と旅の記録

神道のお葬式に参列したこと、ありますか?

2017-09-18 13:16:33 | 見えない世界
神道のお葬式と霊祭(法要)

昨日は父の50日祭でした。50日祭とは、仏教でいう四十九日のことで、神道では亡くなった日を含めて50日目に行うものだそうです。父方も母方も、神道の家だったので、祖父母のお葬式は神式でした(ちなみに、弟が神社で結婚式を挙げています)。あまり意識していませんでしたが、神道でのお葬式・霊祭(「法要」は仏教用語)って珍しいのかも。。

そんなわけで、何も知らない方が呼ばれても慌てないように、神道のお葬式・霊祭のざっくりとした特徴をまとめてみました(あくまでもわたしが経験したものが基準です。細かな点は、地方や家、お願いする神社によって異なります)。

参列するときのマナー
・亡くなった方が神様になるお祭り的なものとして行うので、一連の儀式を「〜祭」と呼ぶ。通夜祭、葬場祭(葬式・告別式)、50日祭、など。火葬場・埋葬から帰ってからは、「帰家祭」という清めの儀式がある。
・黒喪服の着用は他宗教と同じ。
・数珠は使わない。
・仏教の焼香、キリスト教の献花にあたる、玉串奉奠(たまぐしほうでん)があります。神主からサカキの枝を受け取って、霊前にお供えする(作法があるので、別途お調べください)。
・玉串をお供えしたら、神社でするのと同様に「二礼二拍手一礼」するが、二拍手では音を鳴さない。
・お悔やみのことばでは、「冥福」「供養」など仏教用語を避ける。

準備する側の豆知識
・戒名ではなく、性別・年齢によって「諡(おくりな)」を付ける。
・お供えには、原則として生饌(生もの)を使う(地方によっては、加熱調理した熟饌[じゅくせん]を供えることもある)。亡くなった後のお供えも、生饌。お供えしたものをお下がりとして、家族が調理していただくことで、神人共食とする。
・父の通夜祭・葬場祭で用意したお供えは、生米、お水、頭付きの海魚、果物(桃、ぶどう、りんご、梨)、乾物(かんぴょう、干しエビ、干し椎茸)、日本酒。祭ごとに新しいものに取り替える(使い回さない)。
・亡くなった方のいる家族は、忌明け(通常は、50日祭)までは神社の敷地に入れない。

最後の特徴は、神社に死の穢れを持ち込まないため、なのだそう。わたし自身はプロテスタントのキリスト教徒ですが、毎日近くの神社まで歩いてお参りしていました。父が亡くなったあと、それをしてはいけないと聞いて、寂しい気持ちになりました。神道では、辛い時に気持ちを休めたくなったら、どこに行くんでしょうね。。

宗教って、人類の大発明であるなーとつくづく思います。ほんまに、うまいこと考えてある(笑)。

ワークショップで行うマインドフルネスや、わたしが毎日実践している瞑想は、宗教的要素を排したものです。「勧誘される」とか「洗脳される」なんてことはありませんので、どうぞ安心してご参加ください。
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