転生の宴

アヴァロンの鍵対戦会「一番槍選手権」を主催するNishiのブログ。最近はDIVAとDBACのプレイが多めです。

みなも第11回大会レポート(決勝戦と大会総評)

2008-07-03 00:00:00 | 大会
とある情報によると、
千葉ラッキーのアヴァロンのサテライトが2台に減少したとのことです。
以前は大会も行なわれていたのですが、
主催者が多忙だったり他地域の大会との日程の折り合いが付かなかったりで、
なかなか厳しい情勢となってしまったのも事実です。
時間があればまた行ってみたいと思います。

という訳で先週日曜に行なわれた第11回のみなも大会の、
決勝戦のレポートをお送りします。
久々に私視点でのレポートとなるので、
大会参加者の雰囲気を味わってもらえればと思います。

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決勝戦(カルム、マヤ《私》、ミフミ、MIRA)

本当は上がる気が無かったのだけれど、
どういう流れだか辿り着いてしまった決勝戦。
予選ではミフミさん、MIRAさん、そして私の3人が青単、
唯一黄単のカルムさんは予選の間に青単を即興で組んでいたので、
決勝は全員青単になると思われていたのだが、
ともあれ試合開始である。

<<<試合開始>>>

マップは太陽の庭園(朝)、北西スタート。
全員青単ならスピード勝負ではそれほど不利にはならないだろう、
と思ったところにいきなりカルムさんの《天女の羽衣》。
とはいえ私も先回りする手段が無かったのでひとまず追うことに。
そして他プレイヤーの手札を見てみると――何とミフミさんだけ黄単。
いきなり予定外の展開に少し動揺するが、
この時点で手札には《ネオン》《スカルシップ》《ウォーフォーク》の3枚が入っており、
《ネオン》2マス移動で《レッドザガ》が引けるのは確実。
ひとまず《レッドザガ》で魔法を引いてみると――出て来たのは《メイジパラサイト》。
取り敢えずこれを唱えてからカルムさんのいるマスの真横でターンエンド。
一方他2人の様子を見てみると、
MIRAさんが早くも《破壊の業火》で白焼きを決め、
それを見たミフミさんが祠横にずれるという展開に。
やはり祠待ち中に白支援を吹き飛ばされるのを警戒した様だ。

恐らくカルムさんは事故るであろうと思われたホルダーターン。
予想通りスタート地点から殆ど動けず、
《シータンク》+青4で立ち往生してしまう。

ここは《カメポポン》チャンスだったのだが、
追いつく為にはカルムさんが祠に置いた《シータンク》を越えなければならず、
しかも自身の足元の《ダゴン》が邪魔してスムーズな動作が出来ない(実は前ターンの間に《ダゴン》を置いた後、《スカルシップ》で回収という「無駄な動作」をしていたのだ)。
何とか《シードラコ》で《ケルピー》を戻し、
ホルダーに追い付いた頃にはミフミさんが既に戦闘1番を予約。
その侵略、《ダゴナイト》に対し、
カルムさんは《トットー》で悪あがきするが流石に無理があった。

その後ミフミさんはワープゾーン側を通って祠1つ目を獲得、
手札は黄2、そして配置は耐久値27の《アライクパ》だ。

実はこの時点でカルムさんMIRAさんは既に「死亡」していたのだった。
そう、先程私が《ケルピー》で移動した際に《シードラコ》が巻き添えを食らい、
割られた白支援や無属性移動を戻すプランが崩壊してしまったのだ。
それを見越して私は《サルヴェージ》を投入していた訳だが、
ともあれチェイサーターン開始である。

私は手札に残った2色4マスを活かして次の祠横に付ける一方、
カルムさんは移動面でトラブルを抱えてしまい、
祠から5マスも離れた位置で立ち往生。
そして――、

MIRA「ギャー間違えた!」

その理由は戦闘画面になって明らかになった――MIRAさんの侵略、無支援の《カメポポン》。
《シードラコ》が生きていれば白支援を戻して勝つことの出来た戦闘だっただけに、
MIRAさんにとって――そして私にとっても――予定外の展開となってしまった。

これで祠2タテを確定させたミフミさん。
私は既にデッキが1周しており、
その手札の中には《ウォーフォーク》が残っていたのだが、
手札に黄2枚を残してミフミさんが配置したのは――先制避けを持つ《ピアス》。

幸い手札には《サルヴェージ》が残っており、
これで《ピアス》を複製すれば勝ち目はある。
カルムさんが迫る中でぎりぎり1番を獲得――と思ったが、
MIRAさんの《アライクパ》除去の方が先だった。
MIRAさんの《魔神の麓》+《目くらまし》に対し、
ミフミさんが《グリゲーター》を使ったところで戦闘開始。

画面に私の戦闘モンスター、《ピアス》が出たところでギャラリーから歓声が。
殆ど勝ち確定だったけれど、
万一《ブラッギス》を使われると負けてしまうので、
ここは堅実に《ヤドカリン》を使用。

これでカルムさんはライフアウトとなり、
いよいよ私のターン、といいたいところだが、
場所的に青マスを通りづらい厳しいスタート。
しかも最初の《ネオン》4マス移動でまた《ネオン》を引いてしまった――本当は《ユキ・ダルマン》を引ければ勝ちだったのだ――ことで動揺してしまい、
《カメポポン》を道中で配置してしまうという「大悪手」を打ってしまう。
辛うじて2枚目の《ネオン》で3枚歩いて《ケルピー》を引いたことで、
何とか祠には着くことは出来たものの手札を全部使い切ってしまい、
配置モンスターを置くことが出来ない。
そしてマップが昼に変わり、
私に一番近かったのは――既にリーチがかかっているミフミさんだったのだ。

MIRAさんがライフアウトを喫し、
カルムさんも祠待ちが出来ずに立ち往生してしまう中、
ミフミさんは悠々と《ブルホーン》で鍵を奪取。
そして――その次のホルダーターンが、決勝戦最後のターンとなったのだった。

<<<試合終了>>>

という訳で結局決勝戦はわずか10分少々で入城が決まってしまうという、
短期決戦となった。
ミフミさんは「運が良かった」と謙遜してはいたが、
やはり足回りの重く《シードラコ》への依存度が高い青単に対し、
機動力に選れた黄単をぶつけてきたミフミさんの作戦勝ちだったと思う。
《リンリン》や《クワガドス》を擁し、
対処が困難な緑単が全く決勝に上がれなかったのも追い風だろう。

やはり今回の大会は《破壊の業火》と《メイジパラサイト》が禁止されなかった為、
赤単や緑単が全く生き延びることが出来ず、
勝ち上がったのは青単と黄単ばかりという残念な結果となった。
決勝が青単のミラーマッチではなく、
使われたデッキもそれぞれに個性が出ていたのが数少ない救いであったと思う。
もし《業火》や《メイパラ》が禁止されていたなら、
また違う結果となっていたことだろう。

<<<最終結果>>>

1位: ミフミ (黄単: バランス重視速攻)
2位: Nishi (青単: メイパラ白焼きサルヴェージ)
3位: カルム (青単: シードラコ女神の息吹)
4位: MIRA (青単: 白焼き麓ダゴン)
コメント (2)
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