という訳でお待たせしました。
先週港北で行なわれた第15回大会の、
決勝戦のレポートが完成しました。
今回は《キングオクトバ》デッキでの決勝進出者が現れる、
という波乱の展開となりましたが、
決勝も負けず劣らずの波乱含みの試合運びとなりました。
----
決勝戦 (サカキ、YOEI、漢バァトル、クー)
予選4試合が終わり、
決勝に駒を進める4人が決定した。
まずはその4人の選んだレアカード3枚を紹介しよう。
サカキ: 《マーメイド》、《キングオクトバ》×2
YOEI: 《隼丸》、《悪夢の戦い》 (レアカード2枚)
漢バァトル: 《魔神の果て》、《魔神の麓》、《名刀の刃紋》 (《便利なポケット》あり)
クー: 《メタル・ハーン》、《バルキリー燕》×2
全般的に単体のカードパワーを重視した選択がなされている中、
一際目を惹くのがサカキの《キンオク》2積み。
レア3枚では強力な配置数参照モンスター(例: 《ディアボルガ》)を投入できないだけに、
《キンオク》対立プレイヤー撃ちなどを絡めていかに相手を翻弄できるかが鍵となるだろう。
バァトルの《便利なポケット》作戦が果たしてどう出るかにも注目したい。
<<<試合開始>>>
マップは博物館(昼)、南東スタート。
開幕《天女の羽衣》で飛んだのは何とサカキ。
クーも猛ダッシュで勝負に出るも1歩及ばず。
一方バァトルは次の祠に《魔神の果て》を置いて守りを固め、
YOEIはその次の祠近くに陣取って2ターン目からの攻勢に賭けるという開幕となった。
手札を黄青白として待ち構えるバァトルに対し、
サカキがどう出るかが注目のホルダーターン。
そのサカキは何と開幕で手札に白支援が3枚被る大ピンチ。
《セクシーベル》とドローアイテムを駆使して何とか祠に着くも、
その侵略、《チャイレン》+《珍獣の羽》は、
バァトルの《魔鏡》で受け止められてしまうのだった。
サカキを返り討ちにしたバァトルは、
《果て》の能力で青いカード――実は何と《魔神の麓》だったのだ――を戻した後、
ひとまず《シータンク》を置いて白支援を戻し、
そのまま戻って祠1つ目を獲得。
最終的に手札は赤2緑1白1となった。
続くチェイサーターン。
先程の戦闘に敗れたサカキは攻め手が無かったか、
《珍獣の羽》で次の祠に先回りを余儀なくされることに。
その間にクーがバァトルに追い付き、
《ナイトキャット》で侵略を行なう。
バァトルは勿論《魔鏡》を使うが――そこに襲いかかるクーの《黒の称号》!
勝負は確率に持ち越され、その結果――即死発動!
ひとまず序盤の出遅れを取り戻すことに成功したのだった。
しかし次の祠には開幕で先回りをしていたYOEIが、
《ブルホーン》+手札青1白2で守りを固めていた。
これに対しクーはまず《ポッコロ》をYOEIに向けて撃ち、
白支援を獲得。
その後《天女》で祠に飛び、
戦闘に現れたのは――非情なる《ジラコバルト》!
《トットー》で悪あがきを試みるYOEIだったが、
攻撃値10が相手では流石に避けは決まらないのだった。
YOEIとの戦闘で支援を使わず、
白1枚を温存したまま祠1つを手に入れたクー。
これに対してサカキとYOEIが攻め込むが、
1番を取ったのはやはり、祠横で待ち構えていたサカキ。
そのサカキの侵略は、《ネオン》+《墓場の暗盾》というやや心細いもの。
対するクーの支援は――またしても《黒の称号》!
しかし今度は即死は発動せず、
鍵はサカキに渡ったのだった。
その頃バァトルは次の祠へ先回りし、
祠横で《便利なポケット》を唱えるが――出て来たのは《ディスプレイス》…。
白支援を引くつもりが当てが外れてしまった様だ。
ともあれバァトルが祠待ちをしなかったこともあり、
次の祠は空。
サカキは《プリティベル》で手札を入れ替えてから《天女の羽衣》を唱え、
更に《ポヨロール》を配置。
しかしこれが原因となって、
1つ目の祠に着いた時には手札も配置も無い丸裸状態に。
バァトルにとっては美味しい展開だ。
マップはそのままで迎えたチェイサーターン。
バァトルが《テルテルオ》で鍵を奪う一方、
残る2人は彼の独走を阻止すべく先回りを試みるが、
ライフ1のYOEIはここでライフアウト。
一方若干のライフの残っているクーは、
ワープゾーンを経由して何とか次の祠に到達し、
《シータンク》+手札青白で守りを固める。
これで守り切れればクーが、
攻め落とせればバァトルが祠2つ目1番乗りとなる展開だ。
ちなみにサカキはここでの戦闘でライフアウト。
モンスターを配置できていれば、
あと1ターンは粘れていたことだろう。
バァトルとクーの一騎討ちという試合展開になりつつある中、
始まったホルダーターン。
そのバァトルは道中でまたしても《便利なポケット》を唱え、
更に《キラーレディー》、《ピノ》と移動に使って祠へ。
そして現れたのは――攻撃値20の《カルト・ホール》!
絶妙なアタッカーの引きに沸きあがる中、
両者の支援が公開される。
バァトルの支援――《覚醒》。
クーの支援――3度目の《黒の称号》!
勝負は確率に持ち越される――が、またしても即死は発動せず。
クーは攻撃値40で壮大に吹き飛ばされてしまうのだった。
これでバァトルは祠2つ獲得となり、
更に手札に白が残る、
とその気になれば一気に勝負を決められる位置に。
独走を阻止すべくクーとYOEIが戦闘を挑むが、
1番を取ったのはやはりクー。
その侵略、《メタル・ハーン》+《縛りの呪い》に対し、
バァトルは守れる支援が無かったかこれをスルー。
一方サカキは次の祠に先回りしつつ、
《キングオクトバ》をバァトルに発射。
これで新ホルダーの足止めを図ろうとの考えだった様だが、
クーは普通に《ピノ》で脱出成功。
そのまま2つ目の祠に《シータンク》を置き、
手札を黄白として望みを繋ぐ。
クーとしては祠横のサカキに鍵を渡し、
次のチェイサーターンで勝負をかけたいところなのだが、
そのサカキは先程の《黒の称号》がちらついているのか、
なかなか戦闘に踏み出すことが出来ない。
そしてその間に祠2つのバァトルが戦闘1番を奪取!
クーにとっては最悪の展開となってしまった。
慌てて残りの2人も戦闘を仕掛けるが時既に遅し。
バァトルの侵略、《ユキ・ダルマン》+《名刀の刃紋》が、
クーの支援《AI》――と残る2人の希望を打ち砕いたのだった。
<<<試合終了>>>
最後は手札白2枚でホルダーターンスタートとなったバァトルが、
《プリティベル》で《ビッグボウ》を引いて勝負あり。
約20分に渡る試合を締めくくったのだった。
バァトルは《便利なポケット》作戦が要所で決まったほか、
他プレイヤーの事故にも助けられたのが大きかった。
特に最後のホルダーターンで戦闘1番を取れたのは、
文字通り勝負を決める一手となったと言ってよいだろう。
《キングオクトバ》2積みで決勝進出となったサカキは、
勝負所での攻めの細さが仇となって後手に回ってしまい、
結果を出すことが出来なかった。
攻めと守りの判断の難しさを実感させる試合であった。
<<<最終結果(括弧内は点数とデッキタイプ)>>>
1位: バァトル(1310、魔神ポケット)
2位: クー(878、メタハン燕)
3位: サカキ(403、キンオク嫌がらせ)
4位: YOEI(2、獣族大集合)
先週港北で行なわれた第15回大会の、
決勝戦のレポートが完成しました。
今回は《キングオクトバ》デッキでの決勝進出者が現れる、
という波乱の展開となりましたが、
決勝も負けず劣らずの波乱含みの試合運びとなりました。
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決勝戦 (サカキ、YOEI、漢バァトル、クー)
予選4試合が終わり、
決勝に駒を進める4人が決定した。
まずはその4人の選んだレアカード3枚を紹介しよう。
サカキ: 《マーメイド》、《キングオクトバ》×2
YOEI: 《隼丸》、《悪夢の戦い》 (レアカード2枚)
漢バァトル: 《魔神の果て》、《魔神の麓》、《名刀の刃紋》 (《便利なポケット》あり)
クー: 《メタル・ハーン》、《バルキリー燕》×2
全般的に単体のカードパワーを重視した選択がなされている中、
一際目を惹くのがサカキの《キンオク》2積み。
レア3枚では強力な配置数参照モンスター(例: 《ディアボルガ》)を投入できないだけに、
《キンオク》対立プレイヤー撃ちなどを絡めていかに相手を翻弄できるかが鍵となるだろう。
バァトルの《便利なポケット》作戦が果たしてどう出るかにも注目したい。
<<<試合開始>>>
マップは博物館(昼)、南東スタート。
開幕《天女の羽衣》で飛んだのは何とサカキ。
クーも猛ダッシュで勝負に出るも1歩及ばず。
一方バァトルは次の祠に《魔神の果て》を置いて守りを固め、
YOEIはその次の祠近くに陣取って2ターン目からの攻勢に賭けるという開幕となった。
手札を黄青白として待ち構えるバァトルに対し、
サカキがどう出るかが注目のホルダーターン。
そのサカキは何と開幕で手札に白支援が3枚被る大ピンチ。
《セクシーベル》とドローアイテムを駆使して何とか祠に着くも、
その侵略、《チャイレン》+《珍獣の羽》は、
バァトルの《魔鏡》で受け止められてしまうのだった。
サカキを返り討ちにしたバァトルは、
《果て》の能力で青いカード――実は何と《魔神の麓》だったのだ――を戻した後、
ひとまず《シータンク》を置いて白支援を戻し、
そのまま戻って祠1つ目を獲得。
最終的に手札は赤2緑1白1となった。
続くチェイサーターン。
先程の戦闘に敗れたサカキは攻め手が無かったか、
《珍獣の羽》で次の祠に先回りを余儀なくされることに。
その間にクーがバァトルに追い付き、
《ナイトキャット》で侵略を行なう。
バァトルは勿論《魔鏡》を使うが――そこに襲いかかるクーの《黒の称号》!
勝負は確率に持ち越され、その結果――即死発動!
ひとまず序盤の出遅れを取り戻すことに成功したのだった。
しかし次の祠には開幕で先回りをしていたYOEIが、
《ブルホーン》+手札青1白2で守りを固めていた。
これに対しクーはまず《ポッコロ》をYOEIに向けて撃ち、
白支援を獲得。
その後《天女》で祠に飛び、
戦闘に現れたのは――非情なる《ジラコバルト》!
《トットー》で悪あがきを試みるYOEIだったが、
攻撃値10が相手では流石に避けは決まらないのだった。
YOEIとの戦闘で支援を使わず、
白1枚を温存したまま祠1つを手に入れたクー。
これに対してサカキとYOEIが攻め込むが、
1番を取ったのはやはり、祠横で待ち構えていたサカキ。
そのサカキの侵略は、《ネオン》+《墓場の暗盾》というやや心細いもの。
対するクーの支援は――またしても《黒の称号》!
しかし今度は即死は発動せず、
鍵はサカキに渡ったのだった。
その頃バァトルは次の祠へ先回りし、
祠横で《便利なポケット》を唱えるが――出て来たのは《ディスプレイス》…。
白支援を引くつもりが当てが外れてしまった様だ。
ともあれバァトルが祠待ちをしなかったこともあり、
次の祠は空。
サカキは《プリティベル》で手札を入れ替えてから《天女の羽衣》を唱え、
更に《ポヨロール》を配置。
しかしこれが原因となって、
1つ目の祠に着いた時には手札も配置も無い丸裸状態に。
バァトルにとっては美味しい展開だ。
マップはそのままで迎えたチェイサーターン。
バァトルが《テルテルオ》で鍵を奪う一方、
残る2人は彼の独走を阻止すべく先回りを試みるが、
ライフ1のYOEIはここでライフアウト。
一方若干のライフの残っているクーは、
ワープゾーンを経由して何とか次の祠に到達し、
《シータンク》+手札青白で守りを固める。
これで守り切れればクーが、
攻め落とせればバァトルが祠2つ目1番乗りとなる展開だ。
ちなみにサカキはここでの戦闘でライフアウト。
モンスターを配置できていれば、
あと1ターンは粘れていたことだろう。
バァトルとクーの一騎討ちという試合展開になりつつある中、
始まったホルダーターン。
そのバァトルは道中でまたしても《便利なポケット》を唱え、
更に《キラーレディー》、《ピノ》と移動に使って祠へ。
そして現れたのは――攻撃値20の《カルト・ホール》!
絶妙なアタッカーの引きに沸きあがる中、
両者の支援が公開される。
バァトルの支援――《覚醒》。
クーの支援――3度目の《黒の称号》!
勝負は確率に持ち越される――が、またしても即死は発動せず。
クーは攻撃値40で壮大に吹き飛ばされてしまうのだった。
これでバァトルは祠2つ獲得となり、
更に手札に白が残る、
とその気になれば一気に勝負を決められる位置に。
独走を阻止すべくクーとYOEIが戦闘を挑むが、
1番を取ったのはやはりクー。
その侵略、《メタル・ハーン》+《縛りの呪い》に対し、
バァトルは守れる支援が無かったかこれをスルー。
一方サカキは次の祠に先回りしつつ、
《キングオクトバ》をバァトルに発射。
これで新ホルダーの足止めを図ろうとの考えだった様だが、
クーは普通に《ピノ》で脱出成功。
そのまま2つ目の祠に《シータンク》を置き、
手札を黄白として望みを繋ぐ。
クーとしては祠横のサカキに鍵を渡し、
次のチェイサーターンで勝負をかけたいところなのだが、
そのサカキは先程の《黒の称号》がちらついているのか、
なかなか戦闘に踏み出すことが出来ない。
そしてその間に祠2つのバァトルが戦闘1番を奪取!
クーにとっては最悪の展開となってしまった。
慌てて残りの2人も戦闘を仕掛けるが時既に遅し。
バァトルの侵略、《ユキ・ダルマン》+《名刀の刃紋》が、
クーの支援《AI》――と残る2人の希望を打ち砕いたのだった。
<<<試合終了>>>
最後は手札白2枚でホルダーターンスタートとなったバァトルが、
《プリティベル》で《ビッグボウ》を引いて勝負あり。
約20分に渡る試合を締めくくったのだった。
バァトルは《便利なポケット》作戦が要所で決まったほか、
他プレイヤーの事故にも助けられたのが大きかった。
特に最後のホルダーターンで戦闘1番を取れたのは、
文字通り勝負を決める一手となったと言ってよいだろう。
《キングオクトバ》2積みで決勝進出となったサカキは、
勝負所での攻めの細さが仇となって後手に回ってしまい、
結果を出すことが出来なかった。
攻めと守りの判断の難しさを実感させる試合であった。
<<<最終結果(括弧内は点数とデッキタイプ)>>>
1位: バァトル(1310、魔神ポケット)
2位: クー(878、メタハン燕)
3位: サカキ(403、キンオク嫌がらせ)
4位: YOEI(2、獣族大集合)