という訳で今日は厚木ゼットンの第1回大会のレポートの後編、
決勝戦の試合レポートをお送りします。
今回も多彩な「ドラマ」のあった試合となりました。
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決勝(クー、Kojou、カルム、コン)
千葉からの遠征組であるクーを、
地元勢3人が迎え撃つ形となった決勝戦。
果たして第1回の優勝の名誉はいきなり千葉に流出するのか、
それとも地元勢が意地を見せるのか、
注目の一戦だ。
<<<試合開始>>>
マップは太陽の庭園(朝)、南西スタート。
開幕で天女の羽衣を唱えたカルムが鍵を取るかに思われたが、
ここでも微妙に操作に遅れが出てしまい、
歩いて鍵取りに向かったコンに先行を許してしまう。
結局カルムは鍵取りを諦めて祠横へ移動。
残るクーは同じく祠横、Kojouは祠から2マス離れた位置で待機、
という立ち上がりとなった。
開幕の鍵取りを制したコンは天女の羽衣を使いつつ、
まずは1つ目の祠へ。
Mr.ジェントル+白でチェイサー達を迎え撃つ。
カルムとクーの早押し勝負となったチェイサーターン。
先に動いたのはクーの方だったが――1番を取ったのは何とカルム。
ここでもクーは「先に動いたのに1番を取れない」という「病気」に苦しめられることとなった。
1番を取ったカルムはジラオーカー+ヤドカリンで即死に賭けるが、
そこに狙い済ましたコンのかすめ取り。
勝負はMr.ジェントルの強化値に委ねられ、その結果――+5が出てカルムの勝利となった。
幸運にも鍵を奪うことに成功したカルム。
しかし次の祠には前ターンのうちに先回りしていたKojouが、
リンリン+白で待ち構えていたのだった。
これに対しカルムはアラクノフォビアで侵略。
そして両者の支援が公開される
Kojouの支援、「かすめ取り」。
対するカルムの支援――何と「背水の陣」。
あからさまな「対かすめ支援」の登場に、
ギャラリー達からどよめきが起こった。
これでカルムは手札に黄を残したまま1つ目の祠に到達。
対戦相手の動きと確率次第では、
そのまま祠2タテも射程圏内だ。
カルムの独走許すまじと攻め込んだのは、
Kojouとクーの2人。
1番手Kojouの侵略は、アライクパ+魔鏡。
対するカルムには支援は無く、
勝負は確率に持ち越され、その結果――避け不発。
確率勝負を制したKojouは、
先回りしていたコンが祠横ということで、
そのまま1つ目の祠へ。
しかし手札は残らず配置もキラーレディーと、
次のターンでコンが鍵を手にするのはほぼ確実。
そして次の祠にはコンのセクシーベルが、
主の到着を今や遅しと待ち構えていたのだった。
勿論戦闘を仕掛けたのはコンただ1人で、
戦闘もセクシーベル+威圧のオーラでコンの圧勝。
残る2人は祠が塞がっている以上、
祠横で待ち構えるしかないのだった。
試合の流れを一気に引き寄せたコンは、
勢いもそのままに2つ目の祠を獲得。
Mr.ジェントル配置+手札赤緑として勝負を決めにかかる。
マップはそのままで迎えたチェイサーターン。
またしてもカルムとクーの早押し勝負となったが、
ここでもクーは「病気」に苦しめられる。
そして1番を取ったカルムの侵略は、ジラコバルト+刹那の見切り。
ところがこれがコンの支援「ロータン」で完封されてしまい、
カルムはチャンスを逃してしまう。
そして漸く戦闘が回ってきたクーの侵略は、天使長クリオラ。
支援は両者フェレットで戦闘はクーの圧勝に終わった。
…といいたいところだが実はクーの天使長クリオラは、
手札2枚捨てであった為に消滅攻撃は発動しないのだった。
もしMr.ジェントルの強化値が+10でなく+15だったなら、
クーは敗れてコンが入城を決めていたのだ。
次の祠にカルムのジラオーカーが残っており、
それとの戦闘を考えての判断なのかも知れないが、
ともあれ実は際どい勝負であった、
ということには触れておくべきだろう。
ちなみに先程オーバーキルを食らったKojouは、
このターンの間にライフアウト。
優勝から1歩遠ざかってしまった。
残り5分となったところで漸くホルダーとなったクー。
祠を獲るには次の祠に残っている、
カルムのジラオーカーを倒さなければならない。
クーはこれをメタル・ハーン+心眼で討ち取り、
漸く祠1つ獲得となった。
逆転の為には入城がほぼ必須というKojou。
先程のダメージが響いたカルムがライフアウトするのを尻目に、
魔神の麓でクーから鍵を奪うが、
その間にコンは次の祠の近くで先回りをしつつ、
持ち時間をフルに使って時間稼ぎを行なっていたのであった。
既に築き上げたアドバンテージをそのまま固定してしまおうという算段だ。
時間的に余裕の無いKojouは急いで2つ目の祠を攻め取り、
シータンク+白でコンとの決戦に挑む。
そして迎えたチェイサーターン。
最後の望みを賭けてカルムが攻め込むも、
1番を取ったのはやはりコン。
無支援ガルダで飛び込むコンに対してKojouも支援を使わず、
両者の「かすめ読み」にギャラリーから歓声が沸き上がった。
結局これが最後の戦闘となり、
ノーミスで祠を2つ周ったコンが優勝。
以下Kojou、クー、カルムという結果となった。
<<<試合終了>>>
序盤でリードを取ったコンがそのまま勢いに乗り、
逃げ切りで優勝を決めた。
Kojouは前半での祠待ち失敗と中盤でのオーバーキルによって、
ライフを十分に維持できなかったのが残念だった。
優勝が期待されていたクーは「病気」に苦しめられて3位。
1度でも戦闘1番を取れていたならば、
また違った結果となっていただろう。
次回で復調してくれることに期待しよう。