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文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

カヴァレリア・ルスティカーナ

2010年08月14日 20時48分09秒 | 未分類
午前中に仕事が有り事務所へ。終了後、近所のスターバックスで弊社専務とコーヒーを飲み、週末恒例の天然温泉に。

帰りの地下鉄車中でi-podで音楽を。ジーニアスの選曲に任せて見たら、久し振りのクラシック…車内でクラシックはどうかなと思ったが…いきなりカラヤン指揮の標題の曲が流れて来た…。

僕は、こんな事を夢想しながら聴いていた…後170年「文明のターンテーブル」が廻った日本が次の順番の国…既述したように僕は次はブラジルだと推測している…ブラジル…日本人移民が世界で最も多く居る国だったなぁ…

25年前の様に明らかに交代、或いは並列の順番が来た時、日本中の空に…分けてもヒロシマ、ナガサキの空に、この曲が響き渡っていたら良いな、と。

忌むべきファシズムの狂気の為に…私たちの為に…日本が、文明のターンテーブルが廻った超経済大国として繁栄する為に死んでくれた…あんなにも惨い死にかたで…あの40万人の人たち…170都市に上った日本全国の焼夷弾で焼かれ死んだ人、国から何の補償も得られずとも、両足を失い、目を失い、体に酷い傷を受けても、

生き続けた人たちに…貴方たちのお陰で、私たちは、170年間、栄える事が出来ました…幾多の、醜いエゴイズムの塊でロクな人間たちではない、原初的な記憶に過ぎない家族…多くの若者、多くの人間にとって苦しみや、不自由、反知性の物でしかない、家族や兄弟なんぞではなく、貴方達のお陰で、私たちは栄える事が出来たのです。

貴方達の死は犬死ではなかった…私たちは、日本は、貴方達のお陰で、この170年栄え続ける事が出来ました…貴方達のお陰で、二度と、何者かに属して、武力をもったりすることなく…

僕は後170年生き続けて、その瞬間を見届けたいと、そう思った。

日本からバトンタッチされたブラジルの空にも、同時に鳴り響いて、貴方達の魂が
この地上に舞い降りてくるように。

私は愛、私は生命(いのち)…この地上に平和をもたらす為に舞い降りた(マリア・カラス)

そう歌って、貴方がたは地上に降臨するのです。貴方がたの魂がいつも私たちを照らし続けてくれたのです。
他の誰でもなく…。


遅れて尚且つ阿呆なことを言う。

2010年08月14日 20時44分57秒 | 未分類
遅ればせに、今日、朝日の社説も円高に言及しだした。
政府、日銀に対して無策ではいけないという概ねの論調。

朝日の欠点とは…それが私たちの国の今をもたらしている真因だと僕は断じても良いとさへ思うのだが…最後に、反対の事を言うのだ…物事には一律背反する要素が常に在る、と言う事とは違う意味での…或る面で一番良くない事を言うこと。

戦前の為替相場下げ競争の様な事に成っては云々と。

この20年間に上下900兆円の国富をロスし、今もなお株式市場では、この1年でも先進国中最低の下落率…17%弱もの下落です…今回の金融大乱の震源地である米国ですら4%台の下落率に留まっているのに。

そんな国が円高の防衛策を講じたからといって、世界が戦前に戻る可能性など、これっぽちもある訳が無い。金融に於いては日本は、この20年間、への様な存在。

世界のカモられ役を20年も勤めて来た国が、いい加減にしてくれと異議を言った、或いは円売りに出たからと言って…しかも、それは口先介入でも済むような話。

相手は、どんな者たちなのか?

サッカーに於ける「ずる賢さ」の様に絶えず円高を仕掛けて来ている相手なのです。
アメリカンフットボールの様に、全軍で攻撃を仕掛けて来ている相手では有りません。

相手が正しい防御に出てきたら倒れた振りをする、その様な相手なのです。

なのに、戦前などと馬鹿な事を言う。

結果はどうなるか?「うん、それもそうだな。もう少し静観しよう」日銀の中枢、財務省の中枢は、朝日と同級生でも在るのです。戦後60年経ってもニューズウィークの様な雑誌を一誌すら持てなかった日本で、最もクオリティが高いのは朝日。

朝日よ、君たちの、そういう無用な気取り、間違った教養主義が、今の官僚や役所の有り様を作って来たのです。貴方がたが言っている事は、だから何もしない、という態度を醸成しているのだと言う事に、好い加減、気が付かないと、貴方も身売りに向かってまっしぐらの様な事になると僕は思う。

自分たちが作って来た官僚の態度、姿勢であるのに、天下りの実例や税金の無駄遣いについての情報を、お持ちの方の意見をお待ちしています、等と、自分がそれらを糾す、正義を果たす人であるかの様に、意気込んで募集する前に、
官僚や役人(日銀、財務省を含む)に、物事に対して積極果敢に対処する知性を失わせているのは、朝日よ貴方自身だと言う事に気付かなければ、朝日に未来はないと僕は思う。

既述したT大法学部出の僕の親友は、今、「新聞は読まない。特に朝日は」と言い、
正に新聞、雑誌の類は読まない人生を送っている。

もう一度言おう。この20年間に、上下、900兆円も国富を喪失して来た愚かな国、
何の金融政策も持たずに来た国が、これ以上の国富の棄損を防ぐとして、円高阻止に動いた…実際は強烈な意思表示だけで済む事…からといって、世界が戦前に戻る事など有り得ない。

そんな時に戦前等と言うのなら、戦前そのものである、私たちの一番の問題、
本質的な病について、恭しく、立派な特集を組んだりするのは即刻止めなさい。

古い神の背後に居たのは私たち自身でした、と言うのなら、その様にきちんと表明しなさい。僕は最近、とみに思うのだ。貴方達こそ一番の罪びとなのではないか。と

朝日に日本のマスコミでは最も優秀な者が集まっているはずだから、僕は言うのだ。闇雲に論難しているのではないのだ。戦前が何時来るかは、僕の文章を読んでくれたら分かること…日本が、このまま無策、無為の愚かしさを続け、愈々本当に衰退し、世界から、他国から屈辱の数々を味わう様に成った時にのみ戦前は来るのだ。

円高に対処する当然なことを為して、戦前が来る事は逆立ちしても有り得ない。

誰が、そのような道に向かわせているのだ、向かわせたのだ?
18年前の論陣の筆頭が、貴社の経済部の人間だったのは、紛れもない事実。

その事を忘却の彼方に追いやり、知らん振りを決め込む事こそ、その道なのです。


補足。

2010年08月14日 20時40分53秒 | 未分類
僕はNHKの全てを無条件で礼賛している訳ではありません。

丸山真男が生涯を掛けて言い続けた事…完全な民主主義は世界の何処にもない。
よりマシな民主主義があるだけで…私たちは60年前の残滓を日々克服して行くことによってしか民主主義国家を作る事は出来ない。

例えば旦那衆政治、名士好み体質、世襲制度に依っている者を名家扱いする、
この様な事は真の自由と最高の知性を作り上げた時に完成する民主主義から
最も遠くに在るものです。
それらが意味する所は、封建主義、階級社会そのものだからです。

NHKには、これらを助長して来た部分が在るのが玉に瑕だった。
紅白歌合戦やetcは、日本を代表する最高知性としての映像美を作り続けて来た放送局には無用の物だと僕は思う。NHKが精神年齢13歳に加担しているようでは、
世界をリードする国になど成れる訳がないからです。

これらの部分もどうしても必要と言うのならば、別チャンネルとして継続し、視聴料も別枠とすべきだと僕は思う。