日本の、「失われた20年」、と、「今」、を作ってきたのは、Tと、東京1極に集中してきた、たった5社の新聞社論説員たち…その中で、取りあえず代表としてHを挙げよう…この二人に共通していることは、芸術の香りが全くしない事と、スポーツが持つ爽やかさも全く感じられないこと…二人とも醜いこと。 僕は彼らを個人攻撃する気なんかは全くない…そんな事には何の興味もない。…ただ、僕が、これは本当にとんでもないことだと思うのは、1.2億人の運命が、たったこれだけの人間たちによって決められてきた事。…言論界で飯を食っている者たち全部を入れたとしても、たった3万人超なのだ…この事に対しては21世紀の空海として檄をとばさずにはいられないというだけの事なのです。
言うまでもなく、国富を増進させるべく日夜経済活動を行ってきたのは、あなたや私、残りの99.9%なのですから。彼らが特権的に得た官製情報を正しいと信じ込んで為し続けて来た論説で、わたしたちの、人生をかけた労働で築き上げ、積み上げた国富が、この20年で上下900兆円も損害を被ったのです。…彼らの、「下品」、な正義感のために。…これほどの、たわけた話が何処にあるでしょうか!これほどに悲惨な話は…史上最悪の戦争にも匹敵する国難だったのだ、と、芥川は糾す。