どうじゃ秀吉殿。これが今じゃとは驚きでござろう。 うむ。

芥川さんが、皆、出てらっしゃいと言ってるよ。 へぇっ。それじゃ、よっこらせっと。

何を云うておる、さぁ、こっちに来て挨拶しなさい。

ほんとだ。芥川さん。でも、おいらたちは、ちょっと驚きだし、恐ろしいような。

あれぇ、いつの間にか、お殿様たちが4人にもなって戻って来ましたぞーい。

皆様方、お別れでござるか。 うむ。さよならじゃ。

いいや、わしらの魂じゃよ。のぉ、芥川殿。 御意。

そうじゃのぉ。少しばかり恐ろしいような気もするのぉ。

いやはや。目出たいような、恐ろしいような…。

うーむ。と、庭までが、おののいてしまった。

何という恐ろしい4人の集まりじゃ！、と、秀忠殿が三門で呟いた。

秀吉殿、家康殿。 しばらくじゃのぉ。

やっぱり、信長殿の鉄砲隊だぎゃ。そうだがな。 おお、懐かしや。信長殿！

およよ。 およよ。 あれまぁ。

うーむ。 うむ。 流石、三宝院の庭を見て、わしと正法眼蔵した芥川殿じゃ。