文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

脱デフレの道半ばにして、安倍晋三元首相が凶弾に斃(たお)れた。安倍氏の遺志を継がんとする政治家は前に出て結集せよ。

2022年07月27日 17時41分29秒 | 全般

以下は月刊誌Hanada、安倍晋三元総理追悼大特集号、冒頭に掲載されている田村秀男の連載コラムからである。
日本国民のみならず世界中の人達が必読。
見出し以外の文中強調は私。
安倍氏の遺志を継ぐ政治家は結集せよ
脱デフレの道半ばにして、安倍晋三元首相が凶弾に斃(たお)れた。
安倍氏の遺志を継がんとする政治家は前に出て結集せよ。
政治家というものは自身が手がけた政策について成果を誇ることはあっても、点睛(てんせい)を欠いたとは認めたがらないものである。
だが、安倍氏は違った。
思い出すのは2021年4月、安倍氏が会長を務める「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」の勉強会講師に招かれたときだ。
安倍氏は、会合冒頭で筆者を紹介する際、「田村記者には筆誅(ひっちゅう)を加えられました」と議員諸公やテレビカメラの前で言ってのけた。
全国紙がことごとく消費税増税に賛同するなか、拙論だけがデフレ圧力を高めるとして消費税増税に反対し、安倍政権の消費税増税決断を論駁(ろんばく)したことを覚えておられたのだろう。
安倍氏は内心忸怩(じくじ)たる思いだった。
雑誌『正論』2022年2月号での浜田宏一米エール大学名誉教授との対談で、「最初の消費税の3%引き上げですが、税収の5分の4は借金を返すために引き上げたことが(中略)デフレ圧力にもなってしまった」「デフレから脱出するというロケットの推進力が大気圏外に出ていく上で少し弱まってしまった」と述べたあと、[プライマリー・バランスの黒字化を目指していくという大きな政府与党の方針で、ある程度しばられてしまった。私の反省点です」と語っている。
プライマリー・バランス(PB=基礎的財政収支)の黒字化とは、国債償還費を除く財政支出を税収の範囲内に抑えることだ。
国家財政を家計と混同した緊縮路線である。
防衛、インフラ整備、教育、基礎技術研究など国の安全や将来の成長基盤をつくるための財源は、国債発行で賄うことが国際常識である。
現行の税収の範囲内に留めようとすれば、先行投資は極めて限られ、国家や国民の将来が閉ざされてしまう。
国力を自らの手で衰退させかねないPB黒字化を財政目標とする国は米欧には皆無なのに、わが国は1997年度の橋本龍太郎政権が導入して以来、自公政権はもとより民主党政権も文字どおり墨守してきた。
それが招いてきたのは、いまなお続く経済のゼロ成長と需要の萎縮、即ちデフレ圧力である。
安倍氏は脱デフレを掲げて2012年12月に第2次政権を発足させ、アベノミクスを打ち出したが、PB黒字化目標の呪縛からは逃れられなかった。
だが、新型コロナ禍を受けて自らを解き放った。
安倍氏は2020年9月の首相退陣後、財政主導による脱デフレに邁進していく。
前述の議員連盟ばかりでなく、昨年11月発足の「自民党財政政策検討本部」、自民党若手議員が集まって今年2月発足の「責任ある積極財政を推進する議員連盟」の最高顧問として、党内世論を積極財政へと誘導してきた。 
安倍氏に立ちはだかるのは、財務省に洗脳されてきた自民党の長老など多数派である。
そのなかでも、伝統的に財務官僚出身議員の多い宏池会が大きな勢力を占める。
宏池会をバックとする岸田文雄首相は21年10月の就任以来、「25年度黒字化目標の変更の必要なし」と明言してきたが、安倍氏を代表とする積極財政派からの攻勢を受けて、5月末発表の「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」案で、「25年度PB黒字化目標達成」を外した。
「骨太」とは翌年度の予算の骨格を意味するので、財務省主計局の橋頭堡(きょうとうほ)である。
だが、「PB黒字化目標達成」の表現が削除されたとしても、消滅したわけではない。
財務省は転んだようにみせかけただけである。
岸田政権による政府案には「骨太2021」を来年度予算編成の基準にするとある。
「骨太21」は、全般的な財政支出抑制や消費増税による財源確保を謳った2018年の骨太を堅持する。
「18年骨太」は2025年のPB黒字化を目標としている。
「18年骨太」は安倍政権が打ち出したものだ。
財務官僚は、安倍政権時代の25年度PB黒字化目標という古証文を岸田政権の骨太に装着したわけである。
骨太政府案は、安倍氏が固執する防衛費に関しては財政規律の例外扱いを認めてはいる。
岸田首相は先に来日したバイデン米大統領に「防衛費の相当な増額」を約束したのだから、財務省も抗(あらが)えない。
だが、同省はPB黒字化目標を楯にして、防衛費を五年間で倍増したければ、防衛以外の政策経費を大幅に削るか、さもなくば消費税など増税によって財源を確保するよう均衡財政の妄想に取り憑(つ)かれた岸田首相を誘導する。
安倍氏亡きあとは、PB黒字化に向けて財政支出全体の削減と増税による従来の緊縮財政路線が強化される。
日本経済再生の可能性を永遠に塞ぐ道である。
政治家は奮起せよ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Top 10 real-time searches 2022/7/27, 17:26

2022年07月27日 17時22分00秒 | 全般


 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨夜出演した知恵泉にしても、ブラタモリにしても、どうしてNHKというのは「何も知らない女性」というポジションを作ろうとするのだろうか

2022年07月27日 15時49分14秒 | 全般
以下は今しがた発見した原武史氏のツイートからである。
@haratetchan
昨夜出演した知恵泉にしても、ブラタモリにしても、どうしてNHKというのは「何も知らない女性」というポジションを作ろうとするのだろうか。
結果として自分も「共犯者」になっているような気がして、なんとも後味が悪かった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

軍民両用技術を研究させ、帰国後の軍事転用を容認している大学名や留学生数等の事実を国民へ周知していく必要がある

2022年07月27日 15時41分30秒 | 全般
以下は今しがた発見したKoji Hirai 平井宏治氏のツイートからである。
@KojiHirai6
学術界が、防衛省への研究を応募させない同調圧力を続けるならば、中国人民解放軍系の武器開発七大学から人民解放軍技術者などを留学生として受け入れ、軍民両用技術を研究させ、帰国後の軍事転用を容認している大学名や留学生数等の事実を国民へ周知していく必要があるだろう
https://www.yomiuri.co.jp/science/20220726-OYT1T50377/

学術会議、軍民「両用」技術の研究を容認…踏み込んだ見解示す
国内の科学者の代表機関である日本学術会議(梶田隆章会長)は、軍事と民生双方で活用できる「デュアルユース(両用)」の先端科学技術研



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリカで社会主義が復活したのは、中国を通して資本家と労働者が分化するマルクスが描いたのに近い社会になったからで、

2022年07月27日 15時35分17秒 | 全般

以下は今しがた発見したTsukasa Shirakawa(白川司)氏のツイートからである。
@lingualandjp
アメリカで社会主義が復活したのは、中国を通して資本家と労働者が分化するマルクスが描いたのに近い社会になったからで、それを解決するためにトランプ大統領が登場した。
ところがアンフェアな報道と卑怯な手立てで引きずり下ろしたから、結局、社会主義が拡大している。
日本はそうなりませんように。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民主主義では多様な意見が出てくるが、決定は多数決。ノイジーマイノリティの同意までいちいち取ること(全員一致)は民主主義ではない。

2022年07月27日 15時25分03秒 | 全般

以下は今しがた発見したKoji Hirai 平井宏治氏のツイートからである。
@KojiHirai6
別に全会一致である必要はない。
安倍元総理への追悼演説は、有志で行えばいい。
民主主義では多様な意見が出てくるが、決定は多数決。
ノイジーマイノリティの同意までいちいち取ること(全員一致)は民主主義ではない。

引用ツイート
Mi2
@mi2_yes
【立憲応じず】自民党は、8月3日召集の臨時国会で、5日に安倍晋三元総理大臣の追悼演説を国会で行うことを提案したのに対し、立憲民主党は「政府が説明責任(国葬の是非)を果たしてからだ」と応じなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

軍事転用可能な中国での研究に協力してきた同会が今さら態度を変えても国民は納得しない。一銭たりともこの会に税金が投入されるのは反対する

2022年07月27日 15時19分02秒 | 全般

以下は今しがた発見した門田隆将氏のツイートからである。
@KadotaRyusho
日本学術会議が軍事と民生双方で活用できるデュアルユースの先端科学技術研究を“単純に二分する事はもはや困難”と事実上容認へ。
だが軍事転用可能な中国での研究に協力してきた同会が今さら態度を変えても国民は納得しない。
一銭たりともこの会に税金が投入されるのは反対する
yomiuri.co.jp
学術会議、軍民「両用」技術の研究を容認…踏み込んだ見解示す
国内の科学者の代表機関である日本学術会議(梶田隆章会長)は、軍事と民生双方で活用できる「デュアルユース(両用)」の先端科学技術研究について、軍事に無関係な研究と「単純に二分することはもはや困

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公式ハッシュタグランクイン記事一覧 2022/7/27

2022年07月27日 15時13分28秒 | 全般

公式ハッシュタグランクイン記事一覧

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音速を上回る極超音速型エンジンの研究・開発を目的とした初の飛行実験で、打ち上げに成功した。

2022年07月27日 14時59分12秒 | 全般

以下は今しがた発見したKoji Hirai 平井宏治氏のツイートからである。
@KojiHirai6
極超音速型エンジン開発へ、観測ロケット打ち上げ成功…JAXA
わが国はやればできる国です。
極超音速エンジンも開発できる。
yomiuri.co.jp
極超音速型エンジン開発へ、観測ロケット打ち上げ成功…「宇宙輸送での実用化につなげたい」
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日午前5時、極超音速型エンジンの研究のため、観測ロケット「S520」RD1号機を鹿児島県 肝付 ( きもつき ) 町の内之浦宇宙空間観測所で打ち上げた。 極超音速型エンジンの初めて
https://www.yomiuri.co.jp/science/20220724-OYT1T50046/
宇宙航空研究開発機構( JAXAジャクサ )の観測ロケット「S520」RD1号機が24日午前5時、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた。
音速を上回る極超音速型エンジンの研究・開発を目的とした初の飛行実験で、打ち上げに成功した。

内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられる観測ロケット「S520」RD1号機(24日午前5時、鹿児島県肝付町で)=秋月正樹撮影
https://www.yomiuri.co.jp/stream/1/19743/
ロケットは全長9・15メートル、重さ2・6トン。
最高高度168キロに到達した後、落下を始めた。
音速の5倍(マッハ5)以上に達したとみられる数秒間、燃焼試験を行い、飛行体内の圧力や温度などを観測した。
機体は海に着水した。

JAXAは1980年代、空気中の酸素を燃料に取り込む極超音速型エンジンの開発に着手。
2040年代の人工衛星の軌道投入時の活用に向け、地上で実験を繰り返してきた。
JAXA超音速燃焼飛行試験チームの谷香一郎・チーム長は「未来の宇宙輸送での実用化につなげたい」と話した。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Top 10 real-time searches 2022/7/27, 14:49

2022年07月27日 14時49分24秒 | 全般


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Candy Apple Red - Reina del Cid and Toni Lindgren with my shots on July 26 at Kyoto

2022年07月27日 14時45分04秒 | 全般

Candy Apple Red - Reina del Cid and Toni Lindgren

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Top 10 real-time searches 2022/7/27, 11:07

2022年07月27日 11時07分55秒 | 全般

1

安倍元首相銃撃、消えた弾丸 致命傷を与えた銃弾がいまだ見つからないとの情報 自民・青山議員が告発

2

Top 10 real-time searches 2022/7/27, 9:01

3

日本のメディアにフォトジェニックな視点がないのが理由でなく、自主検閲と対象への共感の無さが原因だ

4

Without reading this book, we cannot talk about Japan or the world.

5

以下は活字の読める日本国民全員が必読の書である。本書を読まずして日本を語り世界を語る事は出来ない。

6

今日7/27から安倍総理は超党派議員団と訪台する予定だった!!

7

そんな想いをストレートに報道できない日本メディアの心と頭の病気を、理屈なしに表わすものです。

8

Top 10 real-time searches 2022/7/27, 10:20

9

TBSが反日的報道をする理由を知っていますか? 元TBS社員の独り言 「うちの局がこんなになってしまった経緯をお話しましょう」

10

It is a popular page yesterday 2022/7/27

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

権力の象徴としてアメリカを憎む極左が、911を実行したアルカイダのようなイスラム過激派を称賛するのによく似ている。

2022年07月27日 11時00分45秒 | 全般

以下は今しがた発見した飯山陽 Dr. Akari IIYAMA 新刊『中東問題再考』増刷決定さんのツイートからである。
@IiyamaAkari
権力の象徴としてアメリカを憎む極左が、911を実行したアルカイダのようなイスラム過激派を称賛するのによく似ている。
嫌いな奴を殺した人はみな英雄。
憎む相手が同じならば仲間だという、こうした思想的潮流に暴力が加われば、既存秩序の転覆、革命も夢ではないと期待する輩の存在が透けて見える。

引用ツイート
Share News Japan
@sharenewsjapan1
【現代ビジネス】「あんたは英雄だよ」「徹也君 たった一人でよく頑張った」山上徹也容疑者に寄せられた「賛同の声」 
https://sn-jp.com/archives/89609

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岸田氏、脱炭素へ…表明/ネット「ダメだこりゃ」「欧州とか、もう気づき始めてるのにまだやる気?」

2022年07月27日 10時53分07秒 | 全般

以下は今しがた発見した月のうさぎさんのツイートからである。
@XU3F8wI1Csm5HQ2
脱炭素したいなら、日本にある原発を可能な限り再稼働するのが一番の近道だと思うけど。

引用ツイート
トータルニュースワールド
@TotalWorld1
 · 7月24日
岸田氏、脱炭素へ担当相新設を表明「脱炭素に向けた前例のない仕組みを用意したい」/ネット「ダメだこりゃ」「欧州とか、もう気づき始めてるのにまだやる気?」http://totalnewsjp.com/2022/07/24/kishida-273/

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文明のターンテーブルThe Turntable of Civilizationの人気記事 2022/7/27

2022年07月27日 10時46分08秒 | 全般

文明のターンテーブルThe Turntable of Civilizationの人気記事

  1. 高学歴は、単に試験で高得点が取れる証に過ぎず、社会常識がなくても、サイコパスでも関係なく得られるものだから。
  2. EUに福島県産の安全を訴え輸入制限緩和と風評被害払拭の為ウィリアム王子と訪問したことをマスコミは報道せずに多くの日本人が知らない
  3. 文明のターンテーブルThe Turntable of Civilizationの人気記事 2022/7/26
  4. お陰様で想定をはるかに上回るご注文に、皆さまの安倍晋三元総理への想いを強く感じております。
  5. 中国の偵察・攻撃型無人機TB001が25日、沖縄通過 単独飛行の確認は初めて
  6. Top 10 real-time searches 2022/7/26, 0:07
  7. 宮沢一族とは単なる受験優等生が東大を出ただけの愚者一族だったのか、慧眼の士は皆、慨嘆するだろう
  8. 安倍さんは撃たれてからすぐヘリで「りんくう総合医療センター」に移送したら助かった可能性がゼロではなかったそうだ
  9. これが全て偶然だと信じろと言う方が無理がある。山上個人の宗教怨念ストーリーだけではとても説明できない。
  10. 月刊誌hanada8月号からである。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする