Let It Be Me [日本語訳付き] ジョージ・ハリスン
2021年02月15日
2021年02月15日
ハワイ、マウイ島のカパルアベイ・ホテルのアーケード街入り口に在った寿司レストランが、週末の夜はバンドをバックで歌に自信のある客はステージで歌えた。
勿論、客の99%は米国人(富裕層)。
当時、北新地で殆ど毎晩、ピアノをバックに歌を歌っていた私は、歌心に火がついて、ステージに立って、立て続けに、3曲を歌った。
最初が、この歌のボブ・ディラン版、続いてジョン・レノンの♪Don’t Let Me Down♪、最後がプリンスの♪パープル・レイン♪
日本国民を代表するつもりで熱唱した。
翌朝、顔を合わせたキーボード奏者(多分、店のオーナー)から、"You have a big voice"、と言われたのは心底嬉しかった。
まさか、ジョージ・ハリスンも、この曲を歌っていたとは驚きの発見だ。
デモテープで正式にはリリースされていない、それでも得難い。
2011年、生きる確率25%を宣告されれ7か月入院していた北野病院で、完治に向かいだした頃、運動不足を解消しようと、円形の広い廊下を、点滴をしながら、ipodを聴いて何週も回った。
その時に頻繁に聴いていたのが、晩年の彼の曲だった。
つまり彼が脳腫瘍の治療をしていた頃に作られた最後のアルバムである。
今思い出しても涙があふれるくらいに、本当に、彼の晩年の曲は心に沁みた。
中でもMarwa Bluesは至高の曲だった。
ポール・マッカートニーが「自分が一番好きな曲、一番美しい曲」と語っていたが、私は即座に同感した。
Let It Be Me [日本語訳付き] ジョージ・ハリスン