全国に稲荷神社は数多くありますが、この鈴鹿明神社の境内にも2社の稲荷社が鎮座しています。毎月1日と15日の月次祭の日にはお供えをしていますが、今日は今年の三ノ午(さんのうま)日にあたるため、それぞれ祭典を執り行いました。
すべての神社には年に一度、例祭日(れいさいび)という日が決まっています。その神社の由緒に深くかかわる日、いわば誕生日にあたる日が多く選ばれていますが、稲荷神社では「稲荷大明神が午の日に現れた」という言い伝えがあるため、節分を過ぎてからの午の日にお祭りがおこなわれています。
すべての神社に祭日があるというのはとても大切なことです。普段見過ごしてしまうような小さな御社にも深い歴史があることを忘れてはいけませんね。