昨日から寝苦しい熱帯夜から解放されて、朝方は涼しい風が境内にも流れています。
そんな今日、8月9日は67年前長崎市に原子力爆弾が投下された日です。
太平洋戦争でも多くの方々が犠牲となり、広島、長崎には原爆が投下され多くの市民が犠牲となりました。
当神社でも、座間市原水爆禁止協議会より「平和祈念の鐘つき」の依頼があり、毎年8月6日午前8時15分の広島に投下された時間、8月9日午前11時2分の長崎に投下された時間とともに8月15日正午に戦没者を追悼し平和を祈念する日として境内にある鐘を1分間ついています。
鐘楼は、神仏習合の名残として、又鐘は戦争で利用されるとのことで拠出してなくなってしまいましたが、戦後氏子崇敬者の御芳志で新たに鋳造され現在に至っています。
神社での祭事に利用されることはなく、神職が鐘を撞くといえばこの時くらいです。
座間市の忠魂碑
昭和30年3月10日に旧座間町(現座間市)が日華事変並びに太平洋戦争に出征し尊い命を落とされた250余柱を殉国の士として忠魂碑を建立し、毎年3月下旬に慰霊祭が行われいます。
戦後50年を過ぎて慰霊祭を行わない地域も増えてきていますが、未だに世界では内紛や戦争が絶えません。
そのような中で、今の日本の平和は、戦争で亡くなられた方々の想いが礎となっていることを今一度考える為にも、毎年慰霊祭を執り行うことこそに意義があるように思えます。