今日は、お盆の「送り火」の日です。
13日の迎え火で家にお呼びしたご先祖様を、今度は元の世界へお送りします。作法は迎え火と同じで、家の玄関外にて火を焚き、ご先祖様を見送るとともに感謝の気持ちを捧げます。同様にキュウリとナスで馬と牛を作ることもあります。家にお呼びする時は馬(キュウリ)に乗って早く来るように、お送りする時は牛(ナス)に乗ってゆっくり帰っていけるように、との願いが込められているといいます。
またこの送り火の前夜、15日の夜にご先祖様と一緒に輪を組んで踊る、これが盆踊りのはじまりといわれています。今は曜日をずらして地域の行事となっているところもあるようですが、昨日近くで盆踊りがあったという方も多いのではないでしょうか。
この鈴鹿明神社のある辺りは古い町並みが残っているところでもありますので、この時期よく見ると各所に迎え火・送り火を焚いた跡をみつけることが出来ます。風物詩、というのは人の心を落ち着けるなにかがあるようです。皆様はどのようなお盆をお過ごしになりましたか?
家での迎え火・送り火
有名な京都「五山の送り火」 これもお盆の送り火です