「神」の「木」と書いて『榊(さかき)』と言います。その字の通り神社の神事で使う木であるというのはご存知の方も多いかと思います。
当神社にも境内には50本を超える榊の木があり、日頃の神事には欠かせないものになっています。
多くの場合、以下の二つの道具として榊を用いています。
①『大麻(おおぬさ)』。 大振りの榊の枝に長い紙垂を下げたもので、お祓いをする神具として使用します。それ故、どんなお祭りの時も使わないということはないほどです。屋内では木の芯棒に沢山の紙垂を下げた大麻も使いますが、どちらも同じ意味があります。
大麻二種
②『玉串(たまぐし)』。 榊の小枝に紙垂を一枚付けたもので、神様に自分の真心をお供えするために用いるものです。元は布・衣をお供えしていたのが形を変えてこうなったとも言われています。本殿で厄除祈願などなさった方は手に取ったこともあるかと思います。
玉串は一本ずつ葉を拭いて、紙垂を結びつけていきます
今週は初午や大安の日が続くようで、こうした榊も事前に取っておかなければなりません。今日のような穏やかな天気であってくれれば良いのですが…