今日も朝から強い陽射しが境内いっぱいに降り注いでいます。
しかし、木陰に入るとヒンヤリとして秋の空気を感じさせてくれます。
今日は秋分の日、昼と夜の時間が同じ頃と思われがちですが実際は昼の方が長いそうです。
お彼岸のお中日ともいわれ、皇室では秋季皇霊祭が又各神社では秋季皇霊祭遥拝式が執り行われています。
その秋分の日の本当の意味は、「祖先を敬い、なくなった人を偲ぶ日」なのです。
ご実家に帰省されてお墓参りをされた方、また近しい人が亡くなってお墓参りをされた方、先祖が支えた家、助けてくれた親族などがあなたを生かしてくれている事をもう一度考える良い機会かもしれません。
水害があったところではこの連休に多くのボランティアが各地からやってきて災害に合われた方々のお手伝いをされているのをテレビで拝見します。
常日頃普通に生活していると何でも自分で出来ると勘違いしてついつい自分勝手に生きてしまいがちですが、こうやって災害などに合うと大勢の人に支えられて生きている、生かされている事に気がつくと思います。
先祖が繋いだ命を大切にする、親などが育ててくれたことに感謝をする、地域の人々と睦び共に生きていくことを考える日とも言えるのかもしれません。
秋の色が少しずつ色付いて、夏の暑さから遠ざかってゆくとそこは稔りの季節。
境内でもむかごを見付けました。
山芋のつる
むかごは山芋のつるに付いていて秋の味覚と言われ、塩ゆでしたり煎ったりりして食するととても美味しいです。
むかごご飯にする事もあります。
一歩一歩秋本番に近づいています。来週には十五夜、お月見の季節。
これからますます楽しみが増えてゆきます。