先に作った木枠だけがしばらく境内に立っていましたが、本日職人の方の手によって大祓の神事に使う“茅の輪”が完成いたしました。
茅の輪とは文字通りチカヤという草を編みこんで作った大きな輪で、来る6月30日の“夏越大祓式”では神主・参列の皆様が列をなして茅の輪をくぐり、無病息災の祈願をします。
材料のチカヤと芯棒
器用に束ねていきます
あらかじめ立てていた木枠に固定して完成です
この茅の輪くぐりは、かつて須佐之男命(すさのをのみこと)が諸国巡察の旅の途中、蘇民将来(そみんしょうらい)という人に貧しいながらも親切なもてなしを受けて、そのお返しにチカヤを使った疫病除けのまじないを教えた、という伝説に由来しています。
6月30日15:00の祭典にお立会いになる方は私達と一緒にくぐっていただくことになりますが、当日来る事ができない方はもうくぐっていただいても大丈夫です。 お時間のある時にお立ち寄りいただければ幸いです。