座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

暦注の勉強

2017年09月14日 | 

カレンダーとは違う昔ながらの暦には、“暦注(れきちゅう)”と言ってその日の吉凶を占うための様々な事柄が記載されています。

この鈴鹿明神社でも『鈴鹿暦』として小さな暦を頒布しています。 大体の事柄にはお答えできるつもりでしたが、今日少し踏み入ったご質問を受け、勉強不足を感じました。

例えば『天赦日(てんしゃび)』。 この日は天の恩恵により何の障害も起きない日とされ、結婚や開所、事業拡大等に最良の日と言われているそうです。

または『大将軍(だいしょうぐん)』。 基本的には一つの方位に三年間留まりそれを凶方とする鬼神ですが、規則的に移動する時期があり、それに伴って土を動かしてはいけない方位が変わるとも言われます。 こうした方位の吉凶に関する事も暦には記載されています。

 

もっとも現代の暦には中国や日本、様々な時代で使われた暦注が色々載せられていますから、昔の人は今ほど複雑な暦は使っていなかったのだと思われます。 今では大安など大きな吉日であれば、ある程度他の凶兆を相殺して行事を行う事が多いのではないでしょうか。

しかし内容を知っていなければご質問を受けたときそういうお話をする事もできません。 神職として、こうした知識も積んでいかなければいけませんね。


境内樹木の消毒

2017年09月13日 | 境内の様子

本日、いつも木々の手入れをしていただいている職人さんにお願いをして、境内樹木の消毒を行いました。

特に桜の木は虫が付きやすいと言われるそうで、紅葉と七五三の季節の前、ちょうど今頃に薬を撒いてもらうのが毎年恒例の行事となっています。

人通りのない時間に終える事ができ、これで一安心というところでしょうか。

今日は夏が戻ったかのような暑い一日になりましたが、季節は着実に歩を進めています。


雨模様

2017年09月12日 | 境内の様子

今日は午前中からかなり強い雨が降り時折雷鳴もありました。

難とか境内清掃は終える事ができて一安心でした。

座間では9月に入り久しぶりの雨

この後雷が鳴り響いていました

午後になると雨も小康状態になりました。

天気が周期的に変わってくると季節もどんどん進んできます。

来週の三連休にはもしかすると台風の影響を受けるかもしれません。

三連休の御予定のある方は今後の天気予報にご注意下さい。


七五三絵馬掛け所

2017年09月11日 | 七五三詣

昨日七五三の衣装・着付・写真の予約展示会を終え、神社ももうすぐ七五三詣の季節となります。

ご参拝された方はご覧になったかもしれませんが、境内には七五三祝専用の絵馬掛け所が設置されています。 お子様ご本人が一生懸命書いたもの、親御さんが綺麗に書き直してあげたものなど奉納されていて微笑ましいものです。

この絵馬は本殿にてお祓いを受けた七五三詣のお子様へお渡ししているものです。 二年分の絵馬が掛けられるようにしていますが、次の七五三詣のために古い年の絵馬は先日お祓いをして下げさせていただきました。

展示会は終わりましたが、衣装や着付けに写真、また七五三の御祈祷も随時受け付けております。 ご不明な点はお気軽にお尋ねください。


金山神社・長嶋神社・東林間神社例祭

2017年09月09日 | 兼務神社

秋晴れとなった本日兼務神社の金山神社・長嶋神社・東林間神社の例大祭が斎行されました。

金山神社

午前10時より斎行された金山神社は、金山彦命、金山姫命の二柱を御祭神としてお祀りしており上鶴間本町5丁目に鎮座しています。

 

長嶋神社

 午前11時30分より斎行された長嶋神社が、伊佐那岐命、伊佐那美命の二柱を御祭神としてお祀りしており、上鶴間本町9丁目に鎮座しています。

東林間神社

午前10時より斎行された東林間神社は、応神天皇、神功皇后はの二柱を御祭神としてお祀りしており東林間4丁目に鎮座しています。

それぞれの神社の総代さんをはじめ関係者の方々には早朝よりご準備いただき有難うございました。

 

 

 


平成29年度 座間市氏子総代会総会 開催

2017年09月08日 | 社外活動

本日、座間市新田宿の諏訪明神にて座間市氏子総代会の総会が開催されました。

この座間市氏子総代会は市内にある7神社(新田宿鎮座諏訪明神、四ツ谷鎮座日枝大神、座間鎮座座間神社、栗原鎮座栗原神社、栗原鎮座北向庚申神社、入谷鎮座鈴鹿明神社、入谷鎮座諏訪明神)の総代により組織されています。 会場は当番制で変わるとの事で、今回は諏訪明神となりました。

こうした近くの人との親交や絆がお祭りの時、また災害に見舞われた時などに大きな力となります。

皆様本日はご苦労様でございました! 今後ともよろしくお願いいたします。


白露

2017年09月07日 | 

今日は暦の上で『白露(はくろ)』、ようやく秋の気が強まり“露が濁って白くなる”時期と言われています。

時折小雨の気配もあり、大分日中も涼しく感じるようになってきました。 境内ではまだ蝉の声が聞こえるものの、落ち葉も増えてきて桜などにはもう紅葉の兆しが見えています。

アメリカではハリケーンの被害が広がっているとの報道がありますが、日本においてもこれから台風が多く襲来する季節です。

近年は天気の急変も多くありますので、備えをして日々過ごせるよう心掛けたいですね。


9月10日は七五三展示会

2017年09月06日 | 七五三詣

以前この社務日記でも書かせていただきましたが、次の日曜日である9月10日は神社参集殿にて『七五三展示会』が開催される日です。

当日は予約不要・立入自由で、御祝着の展示と美容・着付・写真室の予約受付が行われます。 普段の日でも電話等で美容や写真の予約はお受けしていますが、衣装を選んで全て一時に…というのはこの日限りになります。

以前の展示会会場

今日はその準備です

七五三は伝統的に11月15日頃に行われるものとされていますが、これは稲の収穫が終わった時期である事、また徳川五代将軍綱吉が子の徳松の御祝を行った日である事に由来すると言われています。

そのため現在はその日にこだわらず、ご家族の集まれる日で七五三の御祝をするご家庭が増えているようです。

 

展示会は10日の午前10時から午後4時まで開催予定です。 ご質問等ありましたらお気軽にお尋ねください。


例大祭とは

2017年09月05日 | 神社知識・作法・歴史

社務日誌のでもお伝えをしておりますが、今の時期は秋祭りです。8月の末より土曜日日曜日と兼務神社での例祭(れいさい)が御座います。

この例祭は年に一度、御祭神または神社に由緒のある日に斎行されるお祭の事です。この例祭と呼ばれるようになったのは近世になってからではと言われており、それ以前は大祭(おおまつり)・御祭(おんまつり)といわれていたようです。

例祭の例には 慣わしに従って といった意味があり、今では例祭と統一されて言われております。

また、お祭を3つに区分すると 大祭(たいさい) ・中祭(ちゅうさい) ・小祭(しょうさい) となります。例祭はその中でも 大祭 に区分されます。大祭は他にも祈年祭(きねんさい)・新嘗祭(にいなめさい)・式年祭(しきねんさい)・鎮座祭(ちんざさい)・遷座祭(せんざさい)・合祀祭(ごうしさい)・分祀祭(ぶんしさい)と御座います。その中でも毎年斎行されるお祭は、例祭をはじめ祈年祭・新嘗祭の年3回です。これからも、この例祭がいかに重要な祭事かが判ります。

 

 


平成29年鹿島神社例祭斎行

2017年09月04日 | 兼務神社

昨日3日の朝より相模原市南区上鶴間本町鎮座の兼務神社、『鹿島神社』にて例祭が斎行されました。

この鈴鹿明神社の例祭と同じく朝本殿にて神事を行い、その後境内を出発した御神輿が氏子地域を巡り、陽が落ちてから本殿へと戻る盛大なお祭りです。

祭典奉仕の合間を縫って写真を撮る事ができましたので、ここに掲載いたします。

朝の鳥居前。快晴に恵まれました

祭典を直前に控えた本殿

本殿での例祭が終わり、浦安の舞奉納

いよいよ御神輿が出御します

御囃子に併せて一歩ずつ御神輿が階段を下りる宮出しの見所の一つ

宮出しの後は谷口の各町内を巡ります

相模大野病院前では囃子保存会の方々の演芸披露

また各町内の神酒所に着くたびに奉告のお祭りが行われます

日暮れと共に宮入りの時間も近づいてきます

友好団体の方々も加わり盛り上がりが増します

鳥居前に戻る頃には大勢の人だかりが

階段を登りきった本殿前が終着点となります

最後に本殿前にて還御祭が執り行われて例祭の神事は全てお納めとなりました。

季節柄、渡御の間は大変暑くなったり雨が降ったりというのが毎年の事なのですが、今年は終始穏やかな空と涼しい風に恵まれて気持ちの良い一日でした。

鹿島神社の総代、世話人、神輿会並びに御関係の皆様、この度は誠におめでとうございます! 大神様のご加護をいただいての皆様のご多幸とご健勝を心よりお祈り申し上げております。


新戸 諏訪神社例祭斎行

2017年09月02日 | 神社祭事並びに行事予定

朝降っていた雨も午前8時頃には上がり、直ぐに青空になって秋風が吹く今日はそんな天気です。

先日もお話しましたが、当神社が兼務させていただいている神社は計9社あり、相模原市南区に8社、座間市入谷に1社あります。

4月に例祭をするところが2社、8月の終わりから9月の初旬にかけて行うところが7社あり、そのうちの2社において本日例祭が執り行われました。

その内の一社、相模原市南区新戸鎮座の『諏訪神社』

 こうして神社のお祭りを奉仕していると季節の移ろいを肌で感じます。 明日からはまた少し暑さが戻るようですが、秋もすぐ近くですね。

新戸諏訪神社では本日夕刻から奉納演芸も行われます。お近くの方はぜひ足をお運びください


9月神社行事予定

2017年09月01日 | 神社祭事並びに行事予定

今年も9月に入りました。

暦の上では先月に秋を迎えてはいましたが、朝からこんなにも涼しいのは随分久しぶりのようです。 本殿では毎月の通り月次祭が斎行されました。

以下が今月の予定です。 以前お話した通り秋はお祭りの季節ですので、兼務神社の祭典が多く予定されています。

《今月の行事予定》

1日(金) 7:00~ 月次祭

2日(土) 9:00~ 兼務神社 二宮神社秋季例祭

同日    10:00~ 兼務神社 諏訪神社例祭

3日(日) 8:30~ 兼務神社 鹿島神社例祭

8日(金) 安産戌の日

9日(土) 9:00~ 兼務神社 東林間神社例祭

同日    10:00~ 兼務神社 金山神社例祭

同日    11:30~ 兼務神社 長嶋神社例祭

10日(日)10:00~16:00 七五三展示会(衣装・着付け・写真の展示予約会)

15日(金)7:00~ 月次祭

20日(水)安産戌の日

毎月神社庁から出されている“まことの道”、今月は上の一首です。

『~なれかし』とは“なって欲しい”、『宮居(みやゐ)』とは皇居、または神域の事。 『あさぼらけ』は和歌でよく登場する言葉ですが、曙・朝焼けの事。

これは昭和天皇が詠まれたものですが、当時と比べて今世の中は静かになっているでしょうか。