すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

仕事を増やす人たち・・・。

2024-11-02 20:44:46 | うちのキヨちゃん
 小太郎君が落ち着かない。認知症になっているのか、はたまた体がしんどくて身の置き場が無いからなのか、鳴いて呼んで鳴いて布団やマットを破壊する。そばにいて撫でている間や、一緒に歩いている間は落ち着いているが、ずっとそばでついてあげられるものでもない。
 今日は破壊の限りを尽くしたので疲れて寝るかと思ったら、キヨちゃんからコール。
 「小太郎が吼えよる。猿でも来てないか?」
 「いや、猿は夜は来んけん。」
キヨちゃんの部屋が一番小屋に近い事もあるのだが、キヨちゃんに聞こえる位だから大きな声だ。
 行ってみると同じように敷物を丸めたりした後で、小屋の外で横になっているにも関わらず鳴いている。どこであっても座ったり寝たりとポジショニングが決まったら落ち着くのに、そうではないらしい。
 とりあえず少し散歩をしてそれから小屋に戻り、しばらく撫でたりして様子を見ていた。するとキヨちゃんが大声で呼んでいる。私が小太郎の事をしていることは分かっているはずなので、待ってくれればいいのに切羽詰まった声で呼び続けるので、一旦小太郎君の事を置いて中に入ると、キヨちゃんがいない!
 見ると玄関の戸が全開になっているではないか。外に出ると暗がりに明かりも持たず、手すりに摑まって私を探していた。
 「もう!危ないのに何しよん!」
 「どっかでまくれたり(転落・転倒)してないか思うて。」
と心配してくれたのだろうが、余計心配が増えるではないか。これでキヨちゃんが転倒でもしたら目も当てられない。
 「ええ加減にしてよ!小太郎は認知症みたいな状態じゃけん、時間もかかるんよ。母ちゃんが動いたら余計私の手が足りんなる!転びでもしたらどうするんでよ!」
 思わず大声で𠮟りつけて家の中に手を引いた。離れに行くとのほほんとテレビを観ているくりりんにイラっとして、蹴りを入れた。
 「え!何?」
 「母ちゃんが外に出とった!時間がかかってる時は様子見に来てよ!」
分かっている。誰も悪くない。けど、無性に腹が立った。
 小太郎、後一週間でおじさんに会えるんだよ。頼む、元気でいてよ。本当はそばで抱いていてやりたいくらいなのだけれど・・・。


 介護ブログ 介護職へ ここをクリックしてお立ち寄りください
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またまたタイミングが合わなくなってきた小太郎君。

2024-11-02 08:56:55 | ひとりごと
 小太郎君の状態はあまり変わらないが、日によってトボトボと歩く日がある。食欲はある方で排泄もよく出ているが、また最近タイミングが合わなくなってきている。
 一つには朝夕2回以外に、
 「ウンチ君したいよ~!」
と言っているかのような訴え鳴きがある。どうか分からないが行ってみると少し出たりする。
 犬は案外次の散歩までキープ出来るものだが、やはり腫物が邪魔していることもあってか、おしっこもウンチ君も我慢できない事が多い。
 おしっこはとりあえず小屋から離れた場所まで行って勝手にしているが、時々我慢できず間に合わず小屋のすぐ前だったり、外の敷物に粗相したりもある。それでもウンチ君は何とかタイミングが合ってきていて、朝5時起きで対応している今は、朝ごはんを食べて散歩に行ってウンチ君をして・・・という流れだった。
 ところがここ二日は5時起きで行った時に既にウンチ君が転がっていた。夜中にしたものか早朝したものか分からないが、夏場夜明けとともに行動していた時期並みである。けれど・・・、これ以上の早起きは勘弁してほしい。
 という事は、どうしたものかな。夕飯の時間を少し遅めにしてみようか?お腹空いた時も鳴くのだけれど・・・。

*一昨日焼いたカボチャのクッキー。かぼちゃが若かったので色が出ず。

     

*ご近所に貰ったデッカイお揚げ。

     

 介護ブログ 介護職へ ここをクリックしてお立ち寄りください
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日から11月とは思えないけれど・・・。

2024-10-31 12:30:46 | ひとりごと
 「去年はね、もう数日前にはお茶を冷たいのから温かいのに替えていたよ。」
くりりんが日記を見ながらそう言った。くりりんの仕事に持っていくお茶の話である。
 くりりんは結構長い間冷たいお茶で過ごすのだが、外の仕事のため冬場は熱いお茶を持っていく。その入れ替えの時期を過ぎているのに、今年はなかなか冷え込むほどにはならないのでまだ冷たいお茶を持って行っているのだ。
 カレンダー上は明日から11月。そう考えると本当に不思議な気がする。勿論、夜明けが遅かったり、朝夕冷えてきたので、朝5時起きで行動を開始する身としては辛い季節になりつつある。キヨちゃんは誰より寒がりなので、すでにホットカーペットや炬燵はしているが、掛けている炬燵布団は薄い物にしているので、今夜くらいには通常の物に替えた方が良いかな。
 ほったらかしで収穫したかぼちゃは少し若かったようだが、ハロウィーンということもあるので、仏壇から下げて煮物とおやつにする予定だ。
 こんな状態なのでなかなか弓道の練習にも行けないが、寝不足で行くのを躊躇することもある。また、明日からしばらくは色々と予定が詰まっていて、それをクリアしないと気持ちが落ち着かない事もある。
 そして、小太郎君が昨日くらいからやたらと甘えてくる。昨日はキヨちゃんがデイでくりりんがお休みの日だったので、一緒に買い物に出たのだが、後ろ髪引かれる目線だった。それこそキヨちゃんに聞こえるほどの声で呼ぶ時もあるのだ。
 おじさんが来る日まで後10日ほど。やっぱり、それまでは落ち着かないかな?私・・・。

*茎を挿して育った菊。

     

*ほっといてもいくらでも育つ草。ぬ、抜かなきゃ・・・。アネモネが埋もれている。

     

 
 介護ブログ 介護職へ ここをクリックしてお立ち寄りください

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

がんばったかぼちゃ

2024-10-29 15:42:47 | ひとりごと
 買ったかぼちゃの種と綿を、畑に埋めて育てたほったらかし農業(笑)。
 ついに収穫出来た!
 有り難や!父の仏壇に一時お供えする。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

待ったの効かない人たち・・・。

2024-10-29 05:52:27 | うちのキヨちゃん
 連日の早起きでどうしても寝落ちしてしまうこの頃。ブログもそんなわけで更新出来ずにいた。
 小太郎君は小康状態を維持してくれており、食事も良く食べ、短いながら散歩も出来ている。しかし、やはり目が覚めている間は落ち着かないことが多く、夜寝るまで鳴いたり布団を引っ掻き回したりする。昼間でも思うようにお布団の形が動かせない時や、トイレに行きたい時やお腹が空いたときなども鳴いて訴える。
 これが小太郎君だけなら、まあ朝忙しいと言ってもだいぶ慣れてきたのだが(小太郎君の失敗が無くなってきたのは大きい)、何故かこの頃たまちゃんもキヨちゃんも早起きで待ったが効かない。
 いや、起こしてはいけないと小太郎君の所と台所しか明かりも付けないのだが、たまちゃんの場合すでに起きていて、夜の内か朝一かにしたであろうウンチ君を、
 「出たよ~出たよ~。」
とアピールする。なので、まずはたまちゃんに朝ごはんをあげておトイレを掃除する。それから小太郎君の事をするのだが、その時にキヨちゃんが起きてくることが増えた。トイレに目が覚めるのらしいのだが、普通ならそのまま起きる時間までベッドに入る。
 ところが、最近は早いしまだ寝ていようと思っているくせに、
 「もう起きた方が良い?寝てようか?」
と聞いてくる。キヨちゃんの場合、朝晩必ず清拭をする。ホットタオルを用意すれば自分でしてくれるし着替えてくれるのだが、そのホットタオルを作るのも起きる直前にしたい。当然冷えてしまうし。
 なので時間まで寝ておいてと頼んだら寝室に行ってくれるのだが、今度覗くと裸になって待っている事もある。それで大急ぎでホットタオルを作るという流れになる。
 「ちょっと待ってください。」
これは介護の世界で言ってはいけない言葉だ。行動制限するのも「虐待」である。しかし、言ってしまうよなあ・・・。
 「母ちゃん!頼む、ちょっと待っといて!」

*昨日作った花餅。

     

*頑張れ小太郎君。

     


 介護ブログ 介護職へ ここをクリックしてお立ち寄りください

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする