今日も朝から近所の人が草刈りに来てくれていた。私もちょっとだけこの前刈ったが、刈るのが精一杯で、足場の悪い斜面の草はその場に放置だった。しかし、そこは流石に仕事のできる人は違う。どこにも草一本ないほどの仕上がりだった。
私は車の点検などがあり10時くらいから出かけたのだが、キヨちゃんから、
「くろべえがいなくなってモグラが荒らし放題じゃ。なんか買うてきて。ほれから何か美味しいもの。」
と頼まれていたので、買い物もあった。
さてキヨちゃんはいつも朝ごはんが遅い。10時くらいに食べるのだが、今日は人が来ていることもあって、出かける時にまだ食べていなかった。
「母ちゃんいい加減に食べて薬飲んで。」
と声掛けして出かけた。ちょうど10時のお茶の時間でもあって、おじさんにおやつを出すタイミングだった。
ところがすべての用事が終わって帰った15時過ぎ。2度目の休憩時間だったおじさんと座るキヨちゃんだったが、まだ何も食べていなかった。薬だけ飲んでいたが、食事は一切していない。そして、
「何か母ちゃん今日は血圧が高いしふらふらする。」
と言うのだ。
「母ちゃん、絶対に水分が足らんのじゃけん、水分とって。」
と言うと、
「母ちゃん水はよう飲みよる。」
と言う。
しかし本人がそう言っても、実際いつも食事の時に茶を入れても飲まないことが多い。水分補給と薬のために用意したボトルの水は飲むが、最近はそれも多く残っている。
「水道で飲むんじゃ。」
と言い訳するが、昼間は山水に切り替えているので、水道から飲むことはない。用意しているペットボトルの水も減っていない。明らかに脱水だろうと思う。
それでも少しは何か食べないとと思いついたのが16時半らしく、知らないうちに卵かけご飯を食べていた。私に注意されてからやっとボトルの水も飲みほしていた。
丁度キヨちゃんが「美味しいもの」とのリクエストだったので、今夜はウナギにした。するとこれは2時間前に卵かけご飯を食べた割にはちゃんと一膳食べられた(わかめと豆腐の吸い物と)。
「ふらふらするけん、座っておれん。横になる。」
と食前まで寝ていたキヨちゃんが、食事の時に、
「一杯(日本酒)くれ。」
と言うので、
「今日はあかん。絶対に脱水じゃけん、余計にいかん。茶か水か飲みな。」
と止めた。
普段血圧は非常にいい方のキヨちゃんだ。年を取ると喉の渇きにも鈍感になる。そして何かに夢中になっていると余計だ。一緒にいる時は声掛けもできるが、一人の時間はどうしようもない。薬と言い、困ったものだ。
*裏山から大きな石が庭にまくれて(落ちて)来ていた。
*このあたりからかな・・・。リュウもいたり私やキヨちゃんも草取りする庭だし、後の石も落ちそうで怖い。
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