すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

ウイルス対策

2007-06-30 18:39:52 | ひとりごと
 皆さんはパソコンのウイルス対策をどうしているのだろう?
 私は以前ウイルスに痛い目に合わされてから、ウイルスソフトを入れている。けれど、実はこれが結構厄介なのだ。
 操作中、頻繁にデータを更新するため、その度に動きが鈍くなる。勿論更新してくれないと、新しいウイルスに対応出来ないので困るのだが。
 そして何より、このソフトのエラーや不調が一番多いのだ。何度もインストールしなおしという羽目になった。パソコンの機種が古いので、あまり新しいソフトは使えない。と言って、パソコンを買い換える余裕もなければ、面倒くさくもある。
 こういう時、パソコンに詳しい知人がいたら、助かるのだが、何かのCMじゃないけれど、電話なんかで教えてもらっても、こっちが暗いものだから、何を喋ってるのか皆目見当がつかない。
 ある日は、立ち上げた画面が真っ赤だった。それはブルーのエラー画面よりかなり衝撃的だった。ある日は不調を訴えて、パソコンを全部スキャンすべきだと促され、やってみたら25時間かかった。再インストール後は1時間足らずだったのだから、やはりおかしい。
 ここ数日も大変調子悪い。何故かウイルスソフトが消えていた。仕方なくインストールしなおす。で、全スキャンしたら8時間・・・。せ、正常なのだろうか???
 更新出来ないまま、明日からは7月である。人間も動物もパソコンまで不調だと、私もどうしていいのか分からなくなる。ま、負けるもんか!

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どういう最期を迎えたいですか?

2007-06-26 13:14:29 | じいとんばあ
 ぴんぴん ころり ぴんぴん ころり
 呪文のように 繰り返す
 ぴんぴん 元気で長らえて
 ある日 ころりと死んでしまう
 これが 究極の最期だという

 長く苦しい闘病生活
 親に 早く死んで欲しいなんて願う子供はいない
 でも 苦しい苦しい闘いは
 親も子供も 生き地獄

 どこも 悪くなかったのに
 夕飯だって 食べたのに
 すやすや 寝息をたててたのに
 朝 ついに目覚めることはなかった

 家族だって スタッフだって
 うろたえて 戸惑って 嘆き悲しんで・・・
 でも もしかしたら 本人には一番望ましい死かもしれない

 あなたは どういう最期を迎えたいですか?
 どう生きて どう死にたいですか・・・?

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ほんとにほんとに次々と・・・

2007-06-23 00:39:38 | ひとりごと
 21日、父のエコー検査日。私は夜勤明けだった。とりあえず、仕事を終えて急いで戻る。シャワーを浴び、急いで2時間ほど仮眠して、父を送った。結果は良好だった。心臓の動きも悪くない。梗塞も見つからない。もっとも、狭心症に関してはやはり造影剤を入れての検査でなければ分からないらしい。しかし、とりあえずは入院は見合わせ、様子を見ることになった。
 実はこのことが気になっていたのか、夜勤の間中ひどい腹痛と胃痛で、ほとんど飲み食いできずにいた。一安心したら空腹が襲ってきた。
 その上、我が家の愛猫が右手(右前足)をグローブのように腫らして戻ってきた。喧嘩して噛まれたらしく、夕方さすがに運転に不安の残る私は友人に運転してもらって動物病院へ。案の定膿んでいた。しばらく通院・・・。
 22日朝、私はゆっくり眠る予定だった。疲れが溜まっていたし、午後からの勤務だったからだ。ところが父の廃液が異常に白濁している。二日続けてだ。これは一大事と病院に連絡。
 「腹膜炎を起こしている可能性がありますね。入院の準備を一応して来てください。」
と言われる。
 慌てて入院グッズを揃え、通院。私は父を母に預けて、愛猫を通院させる。連絡して入院となれば、私が運ぶ手はず。
 幸い廃液検査もクリアした。ところが原因が分からないのに炎症値(CRP)が高いらしい。入院は免れたが、原因が分からないというのがくせ者で気持ち悪い。
 しかも戻って抗生剤をみると、2月中旬に新聞で「死亡例がでた」と書かれていた代物。急いでドクターに連絡。
 「僕はその記事は知らないなあ・・・。うちではみんな出してるし、大丈夫ですよ。」
と言われる。
 「えっと、でもさすがに新聞で書かれると心配なので・・・。」
 「心配なら飲まなくていいですよ。熱出るかもしれないけど。」
 「他のお薬で代用はききませんか?」
 「どれも同じでしょう。効果もリスクも。だから心配なら飲まなくていいですよ。」
・・・。だめだ、物言いは穏やかだが完璧に怒っている。副院長だものねえ、プライドがあったでしょうね。でも、新聞くらいお読みなさいよ。
 しかしまあ、次から次からあるものだ。負けるもんか!!

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花瓶(バックナンバー)

2007-06-20 11:15:44 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんは、大変な花好きである。花壇はいつもきれいに手入れされ、色とりどりの花が咲いている。だから生け花も大好きで、初めは我流であったが、ついには教室に通うまでになった。
 花は家の中にも、そこここに飾られている。予算がないので、豪華な花器というわけにはいかないが、水盤や花瓶も揃えている。またかわいい瓶があれば、すぐ花瓶になる。 そんなキヨちゃんの為に、親友もお土産の酒などは厳選して瓶の美しい物にしてくれる。案の定、父が飲んでいるうちから
 「父ちゃん、瓶は頂戴よ。」
と狙っているのである。
 しかし、いかに花が好きとはいえ、生けるセンスはあっても、飾るセンスがあるとは思えないのである。
 季節柄花が無い時のために、造花は欠かせない。勿論、今は造花と言っても生花に負けないくらい美しい物が揃っている。しかし、季節はずれであっても関係なく飾るのはどうだろう。いや、今の時代、野菜も花もいつでも何でも揃っているのだ、うちのキヨちゃんのせいではないのだ、そう考えてもみた。
 ある日、何気なく壁をみると、誰かからいただいたお土産の金色の鯉が飾られていた。そしてそのあんぐりと開いた口の中には、多量のバラの花が刺さっていたのである。・・・・こんな下品な花器をよく思いつくものだ・・・とつくづく感心するのである。 
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マジですか?今度は心臓って・・・。

2007-06-18 21:12:24 | ひとりごと
 本日は父の受診日だった。前にも書いたように、最近父は調子が良かった。歩行も安定している。食欲にはむらがあるが、それでも以前に比べると、ずいぶん食べられるようになった。ただ、ここ10日ほど時々背中の痛みを訴え、今朝方は胸痛があった。
 ドクターも心配して、念のためにと検査をした。BNP515・・・正常値が18だから恐ろしい数字である。これは心臓のマーカーらしい。狭心症であるとか、心不全の危険性を表す数値だそうだ。
 すぐに、循環器のドクターに診てもらう。本来ならすぐ入院して、造影剤での検査をするべきなのだろうが、満身創痍の父には慎重に事を運ぶ必要があった。
 幸いに今回の循環器のドクターは熱心で、説明も分かりやすく対応も優しかった。とりあえず、狭心症の貼り薬を処方してもらい、様子をみることになった。胸痛があればすぐ受診という約束だ。木曜に心エコー検査をする。・・・実はこの検査は今日しなければならなかったのだが、ぼんやりしすぎて私は父を連れ帰ってしまったのだ。反省・・・。
 救いは当の本人が「気楽にいこうや。」と言ってくれていることだ。
 それにしても、今度は心臓ですか。マジですか?!と叫びたいが、一体誰に叫べばいいのだろう。う~ん、辛抱の日々はまだまだ続く・・・。


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思いがけない訪問者

2007-06-17 23:24:01 | ひとりごと
 最近、担当していたおばあちゃんが亡くなった。皮肉なことに6月から担当の変更があり、その人は私の担当ではなくなっていた。
 毎月、担当者は「一筆箋」を家族に書いている。担当する入所者の様子などをしたためて送るのだ。
 担当が代わるため、その引き継ぎと挨拶、担当させていただいて楽しかった旨を書いて出すはずだった。その矢先の他界だった。
 かつては、お見送りして、お葬式には上司と主任、担当者が出席していた。そこまでやって、最後までの仕事と思っていた。ところが、最近は人手不足や勤務が回らないといった事情で、上の考えも変わり、担当者は葬儀に出席不可となったのだ。
 今回の場合、私の不在中の他界。担当が移行した直後の他界。だから、心残りもいいところだった。お別れも、家族への挨拶も出来ていない。
 ところが今日、帰宅すると母からの報告があった。
 「今日、お前の担当してたおばあちゃんの息子さんって人がきてな・・・。」
それは思いがけない、訪問者だった。おばあちゃんの息子さんは「とてもお世話になったから」と私の自宅を探し当て、「困る」と断る母にお金を置いていったのだそうだ。
 正直、ものすごく困惑した。いただくわけにはいかない。しかし、電話してお断りするのも勇気がいる。生憎最後の手続きにお越しになると言う明日は、一日父の通院に付き添う日だ。本当は私がきちんとお話すべきだろうが、後手にまわっては元も子もない。指導員に連絡して、上手くお返ししていただくだんどりをした。生憎日曜で上司もいなかった。明日一番に上司にも報告しなければ・・・・。
 けれど、お気持ちは本当に嬉しかった。本当の意味で私はお見送りもお別れもしていない。そんな私には、もったいないお心遣いである。恥ずかしくないような介護をしなければ・・・と肝に銘じた。

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棘(とげ)

2007-06-16 00:57:13 | じいとんばあ
 私 もっとお年寄りの 「ひととなり」が知りたい
 私 もっとその人を 深く知りたい
 そうすれば もっと その人に添った介護が出来る
 みんな 変だよ おかしいよ
 みんな 何も見てないよ
 分かってるでしょ 何で意見しないの

 若い芽は とてもまっすぐに 伸びていて
 そのまっすぐさが とてもまぶしい
 そのまっすぐな意見が 棘となって突き刺さる
 いつから 私は「ずるく」なってしまったのだろう

 正面切って戦うだけが 戦い方じゃない
 大人になることも 確かに必要だった
 けれど ここぞという場面で言わないのは
 ただ 私が弱虫だから
 そして ずるくなってしまったから・・・

 この仕事が好きだった
 ただ お年寄りが愛おしかった
 でも そんな自己満足ではいけないほど
 私は 「ベテラン」になっていた

 まっすぐ天を仰ぐ 若芽を
 私は 気づかずに踏んでしまうところだった

 待ってね 少し私に時間をちょうだい
 あまりにも弱くずるくなってしまった私には
 軌道修正に 時間が必要なの・・・
 あなたの棘は 抜かずにおくから
 痛むほどに 考えてみるから・・・

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ゲゲゲのげ

2007-06-13 00:06:37 | ひとりごと
 劇団3○○(さんじゅまる)の舞台が、DVD化された。その作品を私は友人から教えられた。
 彼女は、高校卒業後「女優」を目指して上京した。目指した劇団には入れなかったが、東京で芝居三昧の青春を送っていたらしい。私が彼女と出会ったのは、田舎に戻ってからだから、その青春時代は見たわけではない。しかし、芝居の勉強をしながら、アルバイトで貧乏生活を送り、その僅かなお金でチケットを買って、舞台をはしごする・・・。芝居を好きな人間なら、羨ましいような青春を想像できる。
 知り合って、一緒に芝居をしているころ、この舞台のビデオを借りた。たぶんテレビで放送されたものを録画したものだろう。私たちは夢中になって見て、他の人にも見せ、ついつい私はそれを借りっぱなしにしていた。
 そのうち、彼女は遠くに嫁ぎ、ますます会えなくなった。私も田舎に戻る。ところが、戻って数ヶ月で私は愕然とする事態にみまわれた。10年以上何事もなかったビデオが、田舎の湿気で9割黴びてしまったのだ。その中に彼女の1本があった。
 謝る私に彼女は「形ある物はいつかそうなるよ。気にしないで。」と言ってくれた。
 それからかなりの年月が流れ、偶然私はこの作品のDVDを見つけた。早速彼女に買って送った。深い考えがあったわけではない。なくした物を弁償するつもりと、単純に彼女に喜んで貰いたかっただけ。
 しかし、彼女からのメールはとても深い物だった。あの作品は青春時代の思い出の作品だったらしい。鳥肌がたつほど感激した、ありがとうと書いてあった。
 このときになって、私は初めて彼女の心の広さに気づいた。そんな大事な思い出を黴びさせてしまったのに、文句一つ言わず、気遣いさえしてくれたのだ。私なら嫌みのひとつも言っただろう。泣いて抗議したかもしれない。
 私の財産は、友人だ・・・と改めて感じた。

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手を握ろう

2007-06-11 23:06:24 | じいとんばあ
 コール コール コール
 起こして 寝かせて 起こして 寝かせて
 苦しい息づかい 身の置き場のないあなた

 私に出来ることは ほとんどない
 ただ 出来るだけ笑顔でいよう
 出来るだけ 手を握ろう
 聞けるだけのわがままを きいてあげよう

 少しでも 部屋を出ると 頭をあげる
 ここにいますよ 大丈夫ですよ
 私たちを見つけると 安心して横になる

 あっちへ・・・あっちへ・・・
 もう ええ あっちへ行く・・・

 起きてみんなの所に行きたいの?
 もしかして それは 違う意味かも知れなくて
 苦しい声を 聞きながら
 それでも 私は励ましてしまう

 ほんとは ほんとはね
 頑張らなくていいよって 言ってあげたい
 でも もしかしたら あきらめず頑張ってるのは
 他ならない あなたかも知れなくて

 だから 手を握ろう
 声を掛けよう 一生分のわがままをきこう
 私に出来ることは 
 ほとんどないのだから・・・


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同窓会2

2007-06-09 20:55:21 | ひとりごと
 同窓会に向けて、あちこち電話をする。しかし、いいおっさんおばはんになっている今、声まで変わっていて、お互い探り探りである。
 当人同士がそんななのだから、家族が不審がってもおかしくはない。
 何が悲しいって、私のことを思いだして貰えない場合だ。美人でもなく、成績優秀でもなく、所謂地味なわけで、男子になど覚えてもらってなくて当然ではある。
 先日は幼稚園からの同級生に電話。幼なじみだというのに
 「ごめん、ぴんとこない・・・」
と言われてしまった。さすがにへこんだ。
 あるお母さんは、とにかく初め警戒していた。しかし、そのうちに思い出し
 「ああ、幼稚園から高校まで一緒やったねえ。」
と言ってくださった。
 「で、地元でお嫁に?」
 「・・・いえ、嫁に行かずにおります。」
遠慮がちに伝えると、
 「まあ、何しよん!早うせな!」
と叱られてしまった。ちょっとへこんだ。
 でも、少しずつ前には進んでいる。頑張らなきゃ!!
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