今日はキヨちゃんの追加の通院日だった。一つはずっと診てくれていたDr.がお辞めになるので、近医に紹介状を書いてもらう事。そしてもう一つは数か月前から気にしていたばね指を診てもらう事だった。
前夜の春一番だか二番だかの嵐のせいで、家周辺は枯葉だらけだ。なので、出発前に掃き掃除をしていた。すると、誰かが来た気配があり出てみると、親戚のおじさんが私を呼んでいた。最近血圧や不整脈で心配しているおじさんである。
「昨日か一昨日くらいから足が腫れてな。」
と見せてくれると、確かに浮腫が出ている。そして血圧も高いのだとか。それで昨日通院したかったのだが、昨日は雨も風も強く車の運転に不安があって出られなかったという。
本当なら私が連れて行ってあげたいところだったが、生憎キヨちゃんの通院がある。心配しつつおじさんを送り出したが、おじさんは残してきたおばさんを心配していた。おばさんは軽度認知症があって、今日は看護師さんが来る日だが、看護師さんに引き継ぐ前に出てきたこと、薬をちゃんと飲めるかなど心配していたのだ。なので離れて暮らす娘さんと担当ケアマネジャーに連絡をした。
さて、時間が迫っていたので化粧もそこそこにさあ出るぞというタイミングで、
「母ちゃん財布が無い。」
とキヨちゃんが言い出した。
「まあ、帰ったらどっかから出てくるわ~。」
とキヨちゃん自身は呑気である。結局思いつく場所を探したが見つからず、とりあえずそのまま出掛けた。
ばね指については注射で治療することと、手術することの2択で、キヨちゃんはリスクの説明を受けたうえで手術を選択した。
「耳が遠いだけでしっかりされてますね。」
と整形外科のDr.。まあ、自分の誕生日も最近は覚えてないけどね・・・とは言わず。
日帰りの30分程度の手術とは言え、手術の為にまたレントゲン検査や血液検査、心電図など一通りの検査をして、説明を受けて・・・なので結構時間がかかった。途中、紹介状を貰いに行き、会計に書類を出すころにはお昼を過ぎていたので、会計の待ち時間に病院内で食事することにした。しかし、
「母ちゃん、病院のご飯は美味しくないから嫌。」
と言う。しかし、まだ時間もあった事だし、うどんならいいだろうと結局食堂でキヨちゃんはうどん、私はハヤシライスにした。
「熱ぅて食べれん。」
と言うので、小さいお椀を借りて移して出した。
しかしそれでも半分以上残したので、
「おにぎりだったら食べる?」
と聞き、おにぎりを追加。けれど、それも、
「まずい。」
とお持ち帰りになった。やれやれ・・・。
帰りにたまちゃんのトイレ砂などをちゃちゃっと買い、その足で確定申告をして戻った。
「今頃たまちゃん車の音に気が付いてそわそわしよるわ。」
と言う。
「いつもすずが出掛けとる時、たまちゃんが立ち上がったなと思ったらすずがもんてくる。よう分かっとるわ。」
とは嬉しい話。
「ほんでもくりちゃんの車は毎日もんてくるのにピクリともせんわ。」
・・・あ、不憫なくりりん(笑)。
帰り着いてから財布を探してもらうと、何と言うことは無い寝室から出てきた。あんなに探したのに不思議な事だ。そして心配したおじさんに電話。
「利尿剤が増えた。」
と良いんだか悪いんだかな話だった。まあ大事ではなかったようで良かったのかな?
*日曜日にはクリーム大福、月曜日にはスコーンを作った。
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