待てない！曲げない！

　うちのキヨちゃんはとにかく待てない。そして、自分が納得するまで意地を通す。
　どこの家でもそうだろうが、ふる～い布団などがある。勿論、物のない時代から爺ちゃんや父母が買いためたものだから、どれほど「ボロ」になっても「財産」というイメージがある。
　それでも、使っていたり時々出して干していればいいが、そんなこと出来もしないし、軽い羽毛布団や、安物でも軽くて良い布団がある時代、重くて今更打ち直しもしない綿布団は使う事もない。
　とは言え、これはキヨちゃんの財産だから、邪魔だろうが無駄だろうがそのままにしていた。ところが、今回ようやくキヨちゃんが思いたって、
　「あの布団を捨てる。」
と言い出した。
　それは是非もない。調べると月１回の資源ごみの日でも出せると言う事なので、１０月の収拾日までに整理しようと言う事になった。
　ところが、思いたったら待てないキヨちゃん。私の休みにでもすればいいものを、一人で押し入れ中の布団を引っ張り出した。しかも、収拾日まで２週間以上ある。前もって言ってあったが聞いていない。
　「重かった。出すだけは出したけん、小さくまとめておいてくれ。」
と言うので、くりりんが、
　「収拾日までにちゃんとします。」
と伝えた。当然休みだとか、仕事を早く終われた日でないと無理だ。
　しかし、キヨちゃんは待てない。翌日仕事から戻ると半分片付いている。聞くと近所のおじさんを雇って１時間がかりで片づけたのだという。
　「鬱陶しい。母ちゃんこんな片づかんの好かん。あのままや置けるか！」
・・・って、誰が広げたのだ、こんな中途半端な時期に、しかも一人で。こういう事をしておいて、痛いの、しんどいの、母ちゃんがせなする人おらんの、と「クゼツ」を言うのでたまらない。
　昨夜もイラッとして喧嘩になった。勿論、一人で片づけた事もあるが、布団を整理したら私たちの部屋の押し入れに入っている「私たちのものでない」荷物をそっちへ移せるという有難い話のついでに、「キヨちゃんにとって必要ない」私たちの荷物について、
　「何や分からんもん、納屋にでも運べ。」
と言い出したのだ。
　昔からそうだ。本に興味のないキヨちゃんは、物の高さ調整に私の教科書を挟んだくらいだ。他人の物にそれほどクールなくせに、それこそ私から見たら「どうでもいい」物に執着を見せる。そのあたりでイラッとしたのだ。
　勿論、いつものように朝にはリセットされたキヨちゃんだが、日中またムクムクと感情が盛り上がったのか、今朝は捨てるものリストに追加して貰った最も大きな綿布団が、仕事を終えて帰ると「キープ」組に回っていた。しかも、また一人で片づけし、
　「お前らの押し入れもしようと思ったが出来なかった。」
と言う。おいおい、勘弁してほしい。触られなくて良かった。
　「執着と言い、物言いと言い、やっぱりちょっとボケてきたんじゃない？」
冷静にくりりんは言う。
　それならそれで問題だし、ただの悪年ならそれも問題だ。やれやれ・・・。

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秋の夜長は・・・？

　秋の夜長、読書をするとか、映画を見るとか、はたまた甘いものを食べるとか・・・。何だか、気分的にはそうなのだが、眠い。
　昨日はキヨちゃんのデイで、朝からバッタバタで送り出し、ものすごく買い物もして、
　「ランチは500円ランチしよう～。」
と思っていたのに、それどころではない。時間が無くて車で走りながら手巻きずしを頬張った。
　戻って、買った食材を小分けして冷蔵や冷凍をして、洗濯物を取り込んで畳んだらもう時間。慌てて会社へ。実は１４時から会議だった。
　会議終わりにキヨちゃんを乗せて帰って、夕飯の支度をしたらくりりんの戻る時間。夜は早めに各々部屋に移動。キヨちゃんも寝室でものまねを見ると言うし、私たちは私たちで部屋で撮り溜めた番組を見ていた・・・のだが、寝ていた。
　夜中に目が覚めて、それからシャワーを浴びて。目が覚めてしまったので、何となく古い写真なんかを見てしまい、出会った頃の二人の写真に行きついた。
　「そう言えば、携帯にこの写真ない。」
くりりんがそう言うので、その写真を送る。そして、何となく出会った頃の話なんぞ始めてしまい、ついつい夜更かししてしまった。
　付き合っていた頃、長電話の私にキヨちゃんが、
　「何の話をそんなにしよるんぞ。」
と聞いた事があった。取るに足らない取りとめもない話をしていたのだが、今でもそういうくだらない話を飽きもせずに繰り返している。
　何となく幸せ。こんな風に、ずっとくだらない話をしていたいね。秋でなくても。

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流石に工夫しようもなかったか・・・

　忙しかったり、疲れがあったりで買い物に行っていなかった。今畑の野菜もないし、冷蔵庫が寂しいなあとは思ったが、目をつむっていた。
　昨日はキヨちゃんがうどんにすると言ったので、私はあるもので天ぷらを作り、一応天ぷらうどんに。
　今朝お弁当をしようと思ってみたら、卵は４個しかない。いつもは４個使って卵焼きを作って、４分の３をくりりんに、１を私のお弁当に入れるのだが、もしキヨちゃんがお昼に卵かけご飯をしたいと思ったら・・・と、１個だけ残した。
　ニラやもやしやニンジンはある。牛、豚、鶏は少しずつだが冷凍してあるし、魚もある。とは言え、スッカスカの冷蔵庫を見たら、キヨちゃんも困るだろうから、今日は早く帰ろうと考えていた。
　ところがどっこいそうは問屋が卸さない。結局残業して戻るとキヨちゃん怒り心頭。
　「冷蔵庫何もないじゃないか！トンカツしようと思うても、卵は１個しかないし、パン粉もない！」
いや、実はパン粉はあるのだが、まさか二日続けて揚げものをすると思わなかったので、開封したパン粉は冷蔵庫の高い位置に保存してあった。なので、キヨちゃんには見えなかったのだ。
　それでももやしやニラを厚揚げと煮てくれていたが、どうしてもトンカツをしたかったのか、肉は解凍して下味がついていた。キヨちゃんは野菜だけ食べてトンカツは諦めたらしい。
　なので、キヨちゃんの肉は再冷凍し、二人の分はカツではなくステーキにした。今日の所は怒るのも無理ないかな。ない事が分かっている私なら、魚でも何でも出来たのだが・・・。いや、キヨちゃんの方が毎日冷蔵庫を見ているはずだが、まあそこは置いといて。
　明日はキヨちゃんのデイだし、ゆっくり沢山買い物してこよう。まずは卵必須だな。

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一気に秋の風情

　ついこの前に夏用の敷物に替えたばかりと言うイメージがあるのに、急に秋めいてきたら、もう少ししたら炬燵を出さなくてはならないかもしれない。
　どんなに気候が変でも、ちゃんと彼岸には彼岸花が咲く不思議。
　「この人（…人ではないが）ら～は偉いなあ。ちゃ～んと季節を知っとる。」
とキヨちゃん。まことに・・・。

　　　　　

　今日は朝の７時半から「道つくり」だった。うちの草刈りは雨になる事が多いが、今日はばっちりのうす曇り。暑くなく寒くなく鬱陶しくなくいい感じであった。２度の休憩をはさんで終わったのが１１時４０分頃か。結構がっつりやった感があるが、前日までにある程度作業をしていてくれた人もいて大助かりだった。
　お昼はキヨちゃんがゴーヤとナスを味噌炒めにしてくれていたので、私は先にシャワーを浴びてお昼にした。
　本当は美容院や買い物にも出たいが、疲れもあるのでパスだ。とりあえず、ちょっと休憩しようかな。

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軽いぎっくり腰

　一昨日の夜、特に何があったと言うわけでもないのに、ぎっくり腰をやってしまった。ちょうど、２０日はシルバーさん３人にキヨちゃんが「肥刈り」を頼んでいた日だ。その前夜、キヨちゃんが、
　「明日の朝はどっちが小屋まで荷物運ぶん？」
と言う。一瞬きょとんとした。
　実はシルバーさんに限らず、誰かにお仕事を頼んだら、プロアマ問わずお茶菓子などを用意するのは常識だ。ましてや田舎では、終わってからのお茶菓子だけでなく、中休憩の為のパンやジュース類も準備し、更に持ち帰り用のお弁当なんかもキヨちゃんは準備する事もある。その「おやつ」を山の小屋まで運ぶ・・・という話だ。
　いや、確かにいままでそうやって来たのだが、忙しい時は行く前に立ち寄ってもらって持って行って貰った事もあったはずだ。当然二人とも仕事なので、そうして貰うつもりでいたのだが、
　「そんなことしたことない！」
そんな失礼なことはできません！というニュアンスで、キヨちゃんに強く言われた。
　「え～。仕事の前に山に入るのは嫌だな～。来てもらえば？」
とくりりん。そうなのだが、絶対キヨちゃんがどくれるの分かっているし、どくれるキヨちゃんとごねるくりりんならくりりんが楽だ。
　「一緒に行ってよ。車で途中まで行って、リュウも連れて行くから散歩と荷物運びと一緒にすればええでえ。」
と説得。
　どっちが荷物でも良かったのだが・・・、その夜私はぎっくり腰に・・・。正直言うと、這う状態だったので、これは山に行くどころか仕事に行けるだろうか・・・と心配した。幸い大したことは無いようで、腰痛ベルトでフォールドしたら、何とかなった。当然私がリュウ。
　昨日仕事は仕事で、遠出する予定だったのだが、幸か不幸かキャンセルとなり、近場の仕事とデスクワーク中心で過ごした。
　まだ完治では無い。月末を湿布とベルトで乗り切るしかない。まあ、状態から多分酷くはならないだろうが・・・。
　たまにはキヨちゃんのご機嫌取りに、今日は残業せずに戻った。するとキヨちゃんはコンロに焼き網を置いて魚を焼く段取り。
　グリルを使うと後が面倒だから使わないのだが、その為に専用の電気の魚焼き機を買ってある。これなら綺麗に焼けるし、分解して洗えるのだが、その方が面倒だとキヨちゃんは感じたらしい（ったって、洗うの私なのだが）。で、お望み通りやったところが、当然ガスレンジは凄い事に・・・。五徳だけでなくガスレンジそのものを綺麗にするのに半時間かかった・・・。
　腰痛・・・ぶり返さないかな・・・。

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娘である事と、別の世帯である事。

　うちのキヨちゃんは色んな事のボーダーラインが緩い。普段は離れは私たち夫婦の生活空間なので、廊下辺りで、
　「すず～、ちょっとええか～？」
と声をかけてくれる。この辺りは非常に常識的なのだが、これが留守中となると話は別なのだ。
　昨日、台風一過の家周辺は枯葉や虫などで一杯だった。思ったよりも酷くはなかったが、とりあえず納屋に避難させていたものを出したり、玄関先の葉っぱなどを片づけた。
　窓は普段あまり掃除出来ていないのだが、お休みに溝掃除をしたところだった。しかし、台風の後網戸からガラスまでびっしり虫やゴミが貼りついていたので、とりあえず水で洗い流してから出掛けた。そうでないと、キヨちゃんが大騒ぎになると踏んでの事だった。
　洗濯物は前夜に部屋干しだった。竿などは台風なので片づけていたし、朝濡れた竿などを掃除してから干すのは、仕事前には厳しかったのだ。
　さて、キヨちゃんである。外に出ると台風一過の晴れ。なのに、娘たちの洗濯物が無い。（ここでほっとけばいいのに）そこで、私たちの部屋を見ると部屋干ししてある。さすがに、それを勝手に出すことまではしないが、窓でも開けて換気してやろうと思ったらしい。
　すると、窓の内側（これは手抜かりだった）のさんにゴミと虫が・・・。
　「虫とゴミがいっぱいで窓が開かんほどだった。」
とは大袈裟だが、怒りながら掃除したようだ。
　そして、戻ってから、部屋干しの事、掃除が出来ていない事、母ちゃんが全部してやった事、をあれこれ言われたのでカチンと来た。
　私はまだいいのだ。娘だし。まあ、娘であっても、子供じゃあるまいしプライベート空間は許可なしに入らないで欲しい。しかも、くりりんの空間でもあるので、いてもいなくても遠慮してほしいし、逆に言えば、いない時ほど遠慮するべきだ。
　とは言え、娘で良かった。こういう事が、嫁姑でもあることを友人から聞いている。姑だったら言い返す事も出来ない。やれやれ・・・。

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台風はこれからだろうか？

　昨日、心配した雨はさほど酷くなく、時間によっては傘なしでも歩けるほどだった。勿論、台風や雨の影響で客足は押さえられたと思うが、それでも思ったよりも沢山来ていただけた。
　敬老会も、来られないご家族もいたと思うが、ちゃんとお祝いも出来て良かった。福祉祭りにはキヨちゃんも親戚の姉ちゃんに「守り」を頼んだ。お陰でキヨちゃんも色々と楽しめて帰ったようだ。
　
　　　　　

　さて、心配した台風だが、昨日は影響はほぼなく、と言うか、現時点でもまだ影響は無い。どうやら足が遅くなったようで、この辺りは夕方からが最接近らしい。
　くりりんは一旦出勤し、それから中止が決まって戻ってきた。私は影響の出ないうちに買い物に行ってきた。
　リュウはここ数日玄関だ。まだそれほど影響は無いが、彼らには何か聞こえるのか、はたまた「ポーズ」なのか、怖いよ～アピールをする。
　「夜中に来るのは嫌じゃなあ。」
とキヨちゃん。
　確かに、夜中は何かあっても分かりづらいし、避難にも困る。日中なら判断もしやすい。しかし、たまたま日曜だったが、これが平日ならキヨちゃんが心配でも仕事に出なくてはならないし、それこそ、昼間なら、
　「畑が！」
とか言いながら、風雨の中でも外に出そうなので、家に私たちがいる、そして日中では無い・・・方が、キヨちゃん的には心配が少ないかな？

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出来るかなあ、福祉祭り

明日は老人ホームの敬老会と福祉祭り。
台風も心配だが、台風の前の雨も心配。
出来るかなあ。

食欲の秋

　今日はキヨちゃんの通院日。ちょうど、かかりつけに近所の人がリハビリ転院したと聞いたので、受診までの待ち時間にお見舞いに行こうと言う事になった。
　私はとりあえず、小説を３冊ほど全然タイプの違うものをチョイスして持参した。とりあえず、受付をしてキヨちゃんの血圧だけ測ったら、病棟に上がった。
　実は外来で、
　「面会は１４時～１９時なんです、基本。」
と言われたので、
　「一応声をかけて、もしダメならお見舞いだけ看護師さんに渡して戻ります。」
と言う事にした。
　さて、上に上がってインターホンを押す。何とまあ、凄いタイミングでドアの向こうをその人が松葉杖で歩いているじゃないか。思わず、大きく手を振る。それを見て「家族」か近しい人物と判断されたのか、特に何も言われずドアは開けられ、ばっちり面会する事が出来た。
　彼女は近所の娘さんで、思いがけず怪我をしてしまったのだが、足だけに非常に不便そうだった。リハビリも頑張っている様子。ただ、時間だけは「腐るほどある」と言うほどで、本当に退屈しているようだった。
　いい具合に面会も出来て、キヨちゃんもご機嫌だった。それから外来に戻り、予約時間より３０分ほどの待ち時間で受診。受診自体は特に変わりは無く、この前の入院について報告した程度だ。ただ、今回結局言いそびれた事がある。と言うか、まあ報告するほどでもない事なのだが、こんなことがあった。
　実は血圧が時々高い事がある。それを気にしたキヨちゃんが数ヶ月前に相談。それから毎日決まった時間に計ってノートに付けている。それを私が清書して通院日に医師に見せるのだが、大体は正常値だ。それがごく稀に高い日があって、
　「今日は母ちゃん150も160もあって、なかなか下がらんけん、畑休んだ。」
と言う日が２～３日あったと思う。ところが、昨夜清書していても高くても１４０くらいで、それ以上の日は無い。しかも時々空欄もある。
　そこでキヨちゃんに問いただすと、
　「高い日は下がるまで待って書いた。」
と言う。おいおい、意味無いし。そして「なんぼしても下がらん日」は空欄なわけだ。
　よほど報告しようかとも思ったが、そんな日は稀だし、ネタくらいにしかならないので報告せず。（言えば笑ってくれたかな～？）
　その後、お昼ご飯。キヨちゃんは醤油ラーメンとおにぎり。いや、キヨちゃんは本当に「親子丼」と「ラーメン」が好きだ。私はアジフライのランチ。おにぎりが２個あったので、さすがに食べきれず、
　「これはリュウにお土産に持って帰る。」
とラップに包んでカバンに入れていた。
　私も満腹で少しご飯を残すと、
　「すずが残すや珍しい。」
と笑われた。
　さて、病院を出て、キヨちゃんと野菜の苗と花の苗を観に行った。そこで幾つかの苗を買った後、リュウとくろべえの餌を買う予定だったが、
　「母ちゃん疲れたけん、車でおるけん、買うてきてくれ。」
と言う。それで、窓を全開にして、大急ぎで買い物して戻った。
　すると、
　「暑いわ～。傷んだらいかんと思うて。」
とリュウの為のおにぎりを食べているキヨちゃん。良い食欲です事・・・。
　家に帰りついて、洗濯物を片づけたら私は夕方まで寝てしまっていた。キヨちゃんも少し休んでいたが、私が目覚める頃には苗物を植えていた。
　う～ん、やはり真似出来ない。

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鍛え方が違うわ～

　昨日は本当に疲れた。朝ゆっくりめとは言え８時過ぎから作業を開始。親戚のお姉ちゃんにも助けてもらって３人がかりで取りかかった。
　草が凄すぎて、茶の木が覆われてしまっている場所もあった。１０時に一旦水分補給休憩。お昼は１時間ほど休憩したが、結局１６時過ぎまでかかった。
　同じ姿勢で腰は痛いし、踏ん張るからか足の指も痛い。小鍬を使うので右手指の節々が痛く、掌はマメが出来そうだった。草を引く方の左手の指も痛い。角度のせいか首も痛い。つまりあちこちがフリーズした状態なった。
　なので、昨夜は早くから転がったままうたた寝してしまっていた。

　さて、今日はキヨちゃんはデイサービス。ようよう起きあがってくりりんのお弁当（簡単にサンドイッチ）を作るのが精一杯だった私だが、キヨちゃんはデイサービスに行く日なのに、早朝から畑に出ていた。流石だ・・・。疲れも痛みもないのか？
　とにかく、くりりんを送り出して、キヨちゃんをデイバスの待ち会い場所まで送り届けて、私はキヨちゃんの頼まれの買い物と、くりりんの用事で町内だけでかけた。
　今日は凄い風だった。洗濯物は一気に乾く。リュウはさすがに風が怖いようだった。枯葉や木の枝がどんどん落ちてくるので、一旦は掃除したが諦めた。
　昼から身体を休めていると昨日草取りを手伝ってもらった姉ちゃんが、栗を分けてくれると言う。ちょっと早かかったら栗ご飯に出来たが、残念ながらシャケとキノコの炊き込みご飯の下準備をしてしまっていた。残念。（くりりん、おかわりしたくせに、魚の入った炊き込みご飯は苦手らしい）

　　　　　

　キヨちゃんを迎えに行って、炊き込みご飯とみそ汁を作る。栗は頑張って皮をむいていたが、多くは出来ず、剥いた分だけキヨちゃんに煮込んでもらった。

　　

　そうそう、キヨちゃんは戻ってから私が諦めた掃除を結局して、溝掃除までしていた。
　所詮、鍛え方が違うんだな・・・。脱帽。

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