すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

小さすぎて見えない・・か?

2009-03-31 21:53:29 | ひとりごと
 山道を走っていて、ふと道の真ん中に山リスを見つけた。車に身じろぎもせずにじっと山を見上げるようにたたずんでいる。目がくりくりとまん丸でそれはそれはかわいかった。
 脅かさないように車からフロントガラス越しにアップで写真を撮ったが、もともとが小さいのだから上手く撮れなかった。残念。
 そっと車から降りて撮り直そうと思ったが、さすがに山に逃げてしまった。山に住んでいてもリスを見るのは今までで2度目だ。そうそう出会うものではない。
 忙しい日々だが、ちょっと癒された。

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バラのある花屋・・・ってあたりまえか。

2009-03-30 21:30:44 | ひとりごと
 先日花屋さんに父のお供えの菊を買いに行った。お墓の分と仏壇の分。それから友人の家にも買った。彼女にはお昼をごちそうになったので、御礼に彼女の家の仏壇にも買ったのだ。
 その花屋さんでかわいいバラの花を見つけた。満開なので盛りは過ぎている感じだが、とてもかわいかったので
 「このバラおいくらですか?」
と聞いた。お花やさんは
 「う~ん。どうしようかなあ。100円にしようかなあ。」
と相談していた。どうやら盛りを過ぎているので値引きしてくれるらしかった。私は2本持っていたので、2本で100円でいいかなあという相談である。
 ところが、お花やさんは私の菊をまとめた後、バラの花を束にし始めた。そして
 「はい。差し上げます。」
と私に束でくださったのだ。
 「そうそう、欲しい人にはあげたらいいわ。」
お店の奥さんも笑顔でそう言った。
 「ちょっとへたってるけど、水切りしたり先を焼けばもつけん。」
 いくら盛りを過ぎているからって、ただでくれるなんて考えられない。この花屋さんは前にも、アレンジの残りの枝を
 「挿し木したらいい。」
と持たせてくれたことがある。
 バラのある花屋さん。慎吾ちゃんはいないけど素敵な花屋である。

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フィギュア世界選手権・・・明暗

2009-03-29 22:03:33 | ひとりごと
 フィギュア世界選手権が終わった。力が入りすぎて、今は立ち直れないくらい脱力している。
 キム・ヨナ選手の素晴らしい演技には脱帽だった。小さなジャンプのミスが一つあったが、ショートと共に世界最高得点。女子初の200点越え!技術・精神力共に充実した素晴らしい演技だった。
 不運続きだった安藤美姫選手が復活したことも嬉しかったし、成績は8位だったけれどまずまずいい演技をした村主章枝選手にも満足だった。
 しかし、どんなに厳しい中でも表彰台を逃したことのなかった浅田真央
ちゃんが、4位という成績には納得がいかなかった。確かに2回目のトリプルアクセルで転倒はしたけれど、一度目のアクセルはコンビネーションで成功していたし、その後の建て直しも見事だった。完璧すぎるキム・ヨナに負けたのは仕方がないし、もし完璧な出来だったとしても今日の彼女にはショートの10点の差もあり、逃げ切られただろう。でも、それほど他の選手との差はなかったのだし、納得行かない。加点がほとんど無かったとかレベルが低く評価されたということなのだろうが、納得行かないなあ・・・。
 しかし、まあ勝ち続けるということも大変なことだろう。オリンピックに向けて、さらなる成長を期待したい。他の選手も含め、見応えのある大会を。
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オリンピック枠3枠取ったどぉ!

2009-03-27 21:10:52 | ひとりごと
フィギュアスケート世界選手権が開幕した。男子はエース高橋君が怪我で欠場している中、オリンピック枠3枠を取るために頑張った。
織田信成君は4回転のコンビネーションを決めるなど、素晴らしい出来だったが、勘違いからジャンプを飛び過ぎてカウントされないと言うミス!非常に残念だった。
しかし小塚君の活躍もあり6位7位と二人合わせて13の3枠獲得にはなった。
世界の選手のレベルは高い。しかし日本男子も十分メダルが狙える力がある。
楽しみになってきた。オリンピックには高橋君も復帰するだろうし、技を研いて更なる飛躍を期待したい。
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お涅槃てんやわんや

2009-03-25 22:16:39 | ひとりごと
 今日は「お涅槃」。うちは父の新過去帳付けがあるので、早めに行く予定だった。遠くの檀家さんが車で来るので、駐車スペースは望めないので近くの者は徒歩で行く。
 キヨちゃんの足で片道30分。出掛けに雨がぱらぱらし始めた。不思議なもので「お涅槃」の頃はいつも寒い。それまで暖かい日が続いていても、必ず雨や雪の冷え込む日になる。今日も例年通り寒い一日だった。
 着いてからキヨちゃんは席取りに。私は新過去帳を付けて貰うために、ご住職のところにお金を納めに行った。ところが、いざ手渡そうとバッグを開けるとお包みがない。傘だ、膝掛けだとたくさん持っていて、席取りのキヨちゃんの所に荷物を預けるときに取り落としたようだ。慌てて引き返す。幸い座布団の上に落ちていた。結構な金額が入っていたのでちょっと肝を冷やした。
 気を取り直してご住職の所へ。無事お包みを渡すと
 「えっと、お位牌は・・・。」
と聞かれた。・・・・・。あ、父を家に忘れてきた。
 「時間あるので連れてきてもらえますかね。」
あわてて自宅へ位牌を取りに戻った。戻りは大急ぎだったので、すっかり息が上がっていた。
 それからいよいよ供養が始まる。新帳さんから始まって、散檀家。それから遠い順に読まれる。この1年で亡くなった人は20人以上いた。ご近所の人も数人。知り合いの方や父の名前と戒名を呼ばれると、分かっていたのにこみ上げるものがあった。キヨちゃんを見ると、涙を止められないようだった。
 それから一度家に帰った。父の位牌を仏壇に戻して、寒さが応えたので礼服から私服に着替えて簡単に食事をしてから、慌ててまた徒歩で寺に戻った。午後はご先祖の供養がある。
 うちは最後の方なので、終わる頃には人もまばらだった。せっかくの出店も店じまいしかけていた。昔ご近所に住んでいた「もとやくざやさん」のお兄さんが、近所中の年寄りに「お土産」を買って配ってくれた。うちのキヨちゃんも父の好きだった「あわおこし」をゲットしていた。しかも
 「おばちゃん、たこ焼きいるかえ?」
の言葉に
 「おこしのほうがええ」
と注文するからすごい。しかしありがたいことである。
 帰りに私は「はなみずき」の苗木を買った。と言っても育てるのはキヨちゃんの仕事である。
 帰り着くと、さすがに3往復した私は疲労困憊していた。普段の運動不足が悔やまれる。毎日墓参りしているキヨちゃんは元気だが、それでも父の法要を済ませた安堵感で疲れていた。夕方は二人して横になった。間違いなく私は明日は筋肉痛だろう。
 次は灯籠。それから新盆。そして1周忌。忙しいと言うことは有り難いことなのかも知れない。こうして、悲しみが紛れていくのだろう。

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お涅槃・・・って、どこでもそう言いますか?

2009-03-24 20:57:57 | ひとりごと
 明日はこの辺りの檀家の「お涅槃」である。本来お釈迦様の入滅の日なのだから2月15日が本当なのだろうか?一年に一度の法会なのだが、だいたい寺によって日が決まっている。もうすでに終わった寺もあるが、うちは明日である。
 大きな法会になるので、各お寺からお坊様がやってきて次々に読経する。新仏様から始まってご先祖様になるが、ご先祖様はお寺から遠い地域の人から始まって、近くへ。うちは父が新仏で家が近くなので、父を拝んで頂いてから、夕方祖父や祖母を拝んでいただくようになる。
 子供の頃は、法会なんて関係なく、出店がお祭りのようで楽しみだった。まあ、今も買い物することには変わりないのだが。ついつい大判焼きや花なんかを買ってしまう。昔はお店も多くて、くじ引きなんかもあった。
 自分たちの頃になると中に入って、読経を聞く。身内の名前と戒名を呼ばれるとお米やお金を投げる。
 昔神社で巫女さんのバイトをしていた友人が
 「賽銭箱のお米はお金と混ざって汚いから、食べずに鳥にやる。」
というのを聞いたことがあったが、このお寺の奥さんは
 「お米を捨てることは出来ないから、分けて綺麗に洗ってお供えに炊いている」
と言われていた。結構ブランド物を持っている奥さんだが、この話を聞いて当たり前のことなのだろうが感心した。
 キヨちゃんは明日は5時から起きて父の好きな山菜おこわを作るらしい。私はお花を買ってきて供えた。明日のお涅槃は今までと違う心持ちで行くことになる。


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老人施設の火事に思う

2009-03-22 18:21:24 | ひとりごと
 介護施設で火事が起き、10人の尊い命が失われた。責任の所在も大切かも知れない。緊急避難訓練が出来ていなかったとか、スプリンクラーが設置されていなかったとか、そもそも届け出すらしていなかったとか、様々な問題点が浮かび上がっている。
 大きい小さいはあっても3棟もの施設で、夜勤が女性ひとり。なすすべなく立ちつくしたであろう彼女のことを思うと胸が痛む。勿論亡くなった方や、そのご遺族のことは言うに及ばない。
 避難訓練も、設備も揃っていても、夜勤の時いつでも「もしも」を考えると怖かった。スタッフが3人、宿直が1人いても「もしも」の時、どこから誰から誘導したらいいのか分からない。歩ける人はパニックになるだろうし、そのままどこに行くか分からない。重篤な人の場合、私たちが頑張っても一度に引ける車椅子は2台だ。
 火事ならまず通報や火元を消すことも優先されるだろうが、台風や地震の場合どうしたらいいのだろう。マニュアルなんてあってないようなものだ。
 数年前日中に施設の近所の家が全焼した。気づいた近所の人が通報し、施設の人間も消火活動に走った。生憎消防車が出払っていて、着いた頃にはほぼ全焼。中には足の不自由なおばあさんがいて、火に飛び込もうとして出来なかった近所の人たちは、その断末魔の叫びを聞いている。とてもとても悲しく痛ましい事故だった。
 火事を起こして入所者を死なせてしまった施設の責任は重い。しかし、対岸の火事ではない。施設に「ありえない!」と言うことは簡単だが、自分の身に置き換えると背筋が冷たくなる。
 亡くなられた10人の方のご冥福を心からお祈りします。過酷な労働条件の中で夜勤をして、目の前でたくさんの方を助けられなかったスタッフの方の立ち直りをお祈りします。


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誰でもピカソ・・・・13年

2009-03-20 22:18:26 | ひとりごと
 私の好きな番組の一つに「たけしの誰でもピカソ」がある。好きだというわりには、見られないことも多いのだが、今日はあまり残業をせずに戻ってテレビを見ると、13年突入直前特集をしていた。
 そうなのか、この番組ももう13年にもなるのだなあ・・・としみじみ感じた。この番組ではさまざまな「芸術家」が紹介される。世界的な有名人もいれば、可能性の塊の子供達もいる。マニアックな人や芸人さんもいる。
 当初「すごいなあ」と見ていた人たちが、今第一線で活躍していることを考えると、最先端を行っていたのだなあと思う。
 正直よく分からない芸術もあるけれど、なかなか芸術に触れる機会もないのでとても見ていて楽しい。懐かしい映像の中に、本田美奈子さんの唄う姿が流れて泣きそうになった。また、全然知らないアーティストだったのに、この番組で知ってアルバムを買ってしまった歌手も何組かいる。ついに手に入らなかったアルバムもある。
 若手のお笑いの方も、可能性の塊である子供達も、そして今大活躍しているアーティストももっともっと見てみたい。これからもたくさん紹介してくれると良いな。ファンの一人として、ここでひそかに「おめでとうございます」とつぶやいてみる。
 ・・・・・・って、最終回じゃないかい????やられた!

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携帯から

2009-03-18 23:02:50 | ひとりごと
今日は休みだったのだが、パソコンの説明があるので半日の予定で出勤した。
しかし一度入力していたものが上書きされて消えていたりで1からやり直すという悲しい事態(ToT)。
結局お昼休みもそこそこで8時過ぎまでパソコンと格闘した。
こんな日が続いたら身体も辛いが本来の業務にも支障が出る。何故この時期なのだ!と言いたい。
てなわけで、パソコンを立ち上げる気力がなく、携帯から報告だけになりました。皆様おやすみなさいφ(_ _)。o○グゥ
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細かい仕事

2009-03-16 21:30:38 | ひとりごと
 先日近所のおばさまが、キヨちゃんに手作りのプレゼントをくださった。それは小さな木にまたがったたくさんのお猿さんだ。
 猿の大きさは小指の先くらいだ。細かい仕事である。黒飴を隣に並べてみたので大きさが分かるだろうか。
 すごいな・・と思う。年を取って指先を使うと言うことはすばらしいことである。キヨちゃんも手芸などは嫌いな方ではなかったが、最近では細かい仕事は目も薄くなり疲れるのでしなくなった。
 さらに、キヨちゃんにホワイトデーのお返しにサボテンをくださった家族がいる。
 「これ、何?」
 「サボテンじゃなあ。」
そう言うとキヨちゃんは
 「ああ、サボテンの形のお菓子?」
と聞いた。写真で見てもそう見えるかも知れないが、サボテンの後ろの飾りがパイナップルの砂糖漬けに似ていたのだ。
 もちろん食べられないようにきっちり説明した。
 プレゼントいっぱい。ありがたい。

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