すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

長い1日だった

2019-05-28 22:15:39 | ひとりごと
今日は長い1日だった。
異動があってから、週二日はデイサービス勤務なのたが、その日は朝7時位に出勤している。
勿論、デイサービスの勤務時間はそんな早くないのだが、8時には送迎に出るし、それまでにお風呂準備したり、おしぼりを準備したり、お迎えの用意があるのだ。
また、ケアマネの仕事が忙しい時は、準備を他の人に任せて、デスクワークをすることもある。
さて、今朝は5時起きでお弁当や神仏の事をして、夕べの風が酷かったので、ちょっとだけ裏を掃いた。
出勤したら、
「今日は送迎ないから、私が準備する。デスクワークして。

と同僚が言ってくれたので、少し甘えさせてもらう。
さて、8時にお迎えに出たものの、初めてのお宅。
住宅地図では分かりにくいだろうと、手書きの地図まで用意してもらったのに、見事に山間部で迷う。
また、悪いことに携帯電話の電波がない。
通りがかりの近所の車に道を聞いたり、たまたま通りかかったトラックの運転手さんが携帯電話を貸してくれたりで、何とかクリアできた。
1日デイサービス勤務の後、月末ケアマネ業務を20時過ぎまでしたら、流石に集中力が切れて帰宅した。
長かったなあ。
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かまって欲しい小鹿ちゃん

2019-05-26 09:54:55 | うちのキヨちゃん
 先日キヨちゃんの甥から電話があった様子。どうやらキヨちゃんの姉が検査をするらしい。もしかしたら乳癌かもしれない・・・と言うような内容だろうと、キヨちゃんの話しぶりから窺えた。
 「もう、姉さんも90も過ぎとるし、もし手術って言うても・・・。まあ、ほりゃあ、本人や家族が決めることじゃけんど・・・。」
 おそらく、もし癌であったとして高齢だし、手術は勧めたくないキヨちゃんだが、本人や家族の思いもあるし…と言うような内容だと感じた。
 しかし、その後の流れで、
 「うちもなあ、『もう絶対に手術はしません。』ってこの前先生にはっきり言うたんよ。」
と言っているではないか。
 キヨちゃんは進行性の病気だが、現時点で再手術の話は出ていない。と言うより、確かに進行はしているが、執刀医の見解としては予想していたよりは緩やかに進んでおり大丈夫・・・と聞いている。
 電話の後、キヨちゃんは乳がんと決めつけていたので、
 「まだ検査しないと分からんのだから、今から心配しても始まらない。母ちゃんが心配してもどうにもならない。」
と伝えたが、それからずっとブルーである。
 昨日、キヨちゃんでは話が見えないので従兄に電話。週明けに組織検査をしてみないと分からないが、癌の可能性は高そうだった。治療についてもよく相談すると言っていた。
 その電話で、
 「ほれと、うちの母さんが手術云々って言ってたようだけど、そんな話はないから。」
と伝えると従兄はびっくりしていた。
 「え?もう歩けなくなった。動けない、どこにも行けないって言うから、家から出ない生活をしているのかと思ったけど、大丈夫なの?」
・・・・・。
 「うん、今日も人を雇ってはいるけど、畑に行って玉ねぎも収穫しているから大丈夫。」
 「・・・・え?畑に行ってるの?」
 「うん。確かに歩きっぷりは悪くなってるけど、大丈夫。」

 なんだろうな・・・。お年寄りあるある。良い事も悪い事も競ってしまう。伯母の事を心配しているのは本心だが、何で自分まで負けない「病人」になろうとするかな?
 するとくりりんが、
 「お母さんは、かまって欲しい小鹿ちゃんだからね。」
と笑った。
 めんどい小鹿ちゃんである。

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ちょい疲労感

2019-05-23 21:39:49 | ひとりごと
昨日、遠縁の告別式だった。
若い、急な不幸は、普段あまり付き合いが無くても、やはり堪える。
色々心残りもあるだろう。
綺麗な顔がせめてもの救いだった。
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お茶畑の憂鬱

2019-05-19 11:37:21 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんも90歳近い。毎年お茶畑は私も少し草取りを手伝ったり、人を雇ったりしながら存続してきたが、昨年あまり世話らしい世話が出来ず、収穫は諦めていた。
 ところが案外葉が出ていると言うので、茶工場の人に収穫して貰ったら、量は例年よりかなり少ないが、十分な量はあった。
 けれど、自宅で飲むには十分だが、親戚や友人に送るには少し足りない。それこそ、贈りたい人が沢山いて、あげる人あげない人が出てしまうのも何だろうと言う話になり、今年は誰にも送らないという決断をした。
 勿論、訪問してくれた人などに手土産として持たせると言う事はあるので、そういう事も含めて、例年通り送ると言う事は無理だろうと考えたのだ。
 毎年やめるやめると言いつつ止めずに来た茶畑だが、ついにキヨちゃんも止めると決めた。人を雇って何度も草刈りや世話をして貰い、加工賃払っていたら買う方がはるかに安い。
 ただ、自分の家のお茶に私は未練がある。畑を「山」にしてしまう辛さもある。とは言え、素人で仕事もしている私が、キヨちゃんの跡を継げるとも思えない。
 悩ましい。
 「シルバーさんと一緒に世話したら、何とかなるよ。」
と茶工場の人も提案してくれた。来年までに熟考しよう・・・。


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痛みはあるけど、まだ頑張れるキヨちゃん

2019-05-15 20:25:07 | うちのキヨちゃん
 今日は脳外科と総合診療科の受診日だ。首の痛みがまだあるキヨちゃんだが、畑が気になるこの夏日続き。「朝飯前」に畑に水をやりに行くキヨちゃん。
 くりりんとほぼ同時に自宅を出発。この前、執刀医に痛み止めは勧められないと言われたし、私的にも絶対に内服、特に痛み止めなんぞ増やしたくないと考えているが、キヨちゃんはお薬大好きで、あわよくば貰おうとする。今日も頼みそうになったので制止した。
 午前中に診療は終わり、地元に戻ってからお昼ご飯にした。

    

 ここは沢山あるが、お野菜などが豊富で美味しい。私はこのチキン南蛮で、キヨちゃんはサンマの塩焼き。副菜は同じ。
 キヨちゃんのご飯を端から半分にしておけば良かったのだが、かなり量があるので、サラダは食べられず、ご飯半分、サンマ1匹、味噌汁、漬物、白和え半分を食べた。まあキヨちゃんは十分だと思う。
 私は全部食べたが、流石に苦しかった。キヨちゃんの残したサラダを勧められたがそれは無理で、フルーツだけ頑張って食べた。880円。お得~~。
 少し買い物してから家に戻り、洗濯物を片づけたりしていたら昨日からの疲れが出てちょっとうたた寝した。目が覚めてから芝生に水を撒いたり、キヨちゃんが畑の野菜に杭を打つと言うので、荷物を運んだり、タケノコを見つけたので掘ったりしていた。
 夕飯の支度にかかった頃にくりりんが戻ったので、キヨちゃんの応援に行って貰った。さすがに杭を打つのはキヨちゃんには無理だったようで、くりりんの応援をとても喜び、
 「やっぱり男の人で無いとあかんなあ。良かった。」
と笑っていた。
 さて、お昼ご飯がとんでもなく多かったキヨちゃん。夕飯はそれが堪えたのか、ご飯は食べず、おかずも半分くらいだったが、
 「母ちゃんおにぎり食べたの3時くらいだったけんなあ。」
と言うではないか。
 そう、朝作ったおにぎり2個のうち、1個は残していたのだが、畑に行く前に腹ごしらえに食べたらしい。
 痛みのあるキヨちゃんだが、ま、大丈夫そうだな。
 ちなみに体重を計ったキヨちゃん。
 「86キロになっとる。」
と言う。
 はい、38.6キロです・・・。

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母の日

2019-05-12 08:41:41 | うちのキヨちゃん
 今年母の日は、ヨリちゃん母さんにはアジサイを贈った。色の綺麗な物や形の可愛いものは色々あったが、お店のお勧めは小ぶりで大手鞠みたいな物。色は地味だけれど珍しいと言うし、今ヨリちゃん母さんは大きなお花は植えられないのでこれにした。
 キヨちゃんは普段穿きのパンツを。背中が曲がっているので、小さいキヨちゃんでも最近はLサイズで無いと苦しい。でも長さが合わない。Lのショート丈を更に6.5センチ切ってもらったのだが、帰って着てもらうと更に10センチ裾上げが必要だった。2回目のお直しもタダでしてくれて良かった。
 さて、キヨちゃん。受診翌日は私も仕事。それほど残業はしなかったのだが、帰ると、
 「何も食べたくない。小さいおにぎりだけしてくれ。」
と言う。
 「先生にも言われたろ。少し食べて元気付けな。」
そう言って、おにぎり、擦り流しの豆腐汁、目玉焼きをするとこれが全部食べられる。
 「すごい、食べられたね~。」
と褒める。
 昨日は朝から畑に出ていた。やる気になったのか、
 「スイカと、きゅうりと、レタスと、トマトの苗を買ってきて。」
とリクエストがあった。
 朝は普通におにぎりと昨日の汁を飲む。R1(ヨーグルト)も飲む。
 昼にはラーメンが食べたいと言うので、キャベツ入りのインスタントラーメンを1人前、丼を小さい物にして丸々入れたら、結局ラーメン1人前、おにぎり、薄い豚肉の焼いた物をぺろりと食べた。
 夜は前倒しの母の日のお祝いで、握り寿司、しじみ汁、かぼちゃのサラダを出した。握りは5貫くらいしか食べなかったが、お汁は飲んだ。サラダは、
 「明日食べる。」
と残した。しかし、夜大きなネズミは冷蔵庫から1貫マグロを出して食べていた(笑)。
 Dr.効果もさながらだが、おそらく「私がいる」と言う事も大事なのだろう。私がいれば食べられる事が多い。私が休みで何かしら一緒にしたり、一緒に食事したりすると良いのだが、仕事をしていればそうもいかない。ましてや、定時で帰ってもキヨちゃんの時間ギリギリだ。
 そうそう、ネズミと言えば。この前から天井裏で何かが走っている。くろべえの餌置き場などに荒した後は無いが、糞が落ちている。そして、離れの私たちの部屋の上は夜うるさいし、時々酷く糞尿の臭いがする。何か対策をしなくては・・・。ネズミかな?モモンガかな?

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やっぱり、いいDr.は、何よりも効く薬

2019-05-09 21:14:51 | うちのキヨちゃん
 ここ最近、キヨちゃんは元気が無かった。まあケンカする元気はあるのだが、ちょっと無理をしてはあちこち痛くして、動けなかったり痛かったりすると、途端に自信が無くなる。そして、はがゆくなる。
 食欲が無い・・・とまではいかないが、やはり年を取った事もあるが食事量も少ない。水分は本人は十分取っていると言うが、おそらく全然足りない。
 なので、最近は私が定時で帰っても、すでに何かしら(漬物とか生卵とかで)ちゃちゃっと食べて、
 「横になった方が楽じゃけん。」
と寝てしまっていた。
 お風呂も体調悪いと入らない日が続き、大好きな理学療法士の来る前日でも、松潤ばりの好きな人で無いと、スルーしてしまう。
 なので、今日は松山の執刀医を訪ねる事にした。
 「遠いし、母ちゃん、よう行くだろうか?」
と不安がっていたが、さすがに先生の存在は大きい。
 前日ちゃんとお風呂に入ってシャンプーして、今朝は6時には起きて畑の様子を観てから身支度をしていた。朝ご飯は小さいおにぎり位しか食べなかったが、元気はあった。
 車をリクライニングして、助手席を倒して足も延ばすようにして後部シートに寝てもらって出掛けた。
 今回はくりりんの休みではなかったので、私の運転。ちょっとキヨちゃんは不安だったようだが、何より私が不安だった。確かにナビがあるので、道は大丈夫だろうが、進路変更などのタイミングが上手く出来ない事がある。つまり運転が下手っぴなのだ。
 それでも何とかある程度の時間内に到着。相変わらず混んでいたが、さすがキヨちゃん、いきなり一人の患者さんに声をかけて、先生の事や病院の事を聞き始めた。当然自分のエピソードも。いつでも、どこでもすぐ人と話せる強心臓。
 この話をくりりんにしたら、
 「お母さん、はじめてのおついかい(この場合、出川哲朗さんのえいごのやつね)出来るんじゃない?」
と笑っていた。
 そして、ようやくキヨちゃんの診察。丁寧に話を聞いてくれ、触診。丁寧な説明。これで十分である。
 「ちゃんと運動してますか?」
 「リハビリしてます。」
 「リハビリ以外に自分で運動してますか?」
 「はい、毎晩ベッドでしてます。」
ストイックなキヨちゃんは、かなりしっかり自主トレをする方だったが、ここ最近は前述のとおりだったが、まあ、せっかくその気になっているので、そこは目をつむる。これから頑張ればいいさ。
 帰りにはうな丼もぺろりと食べたのだから、本当に先生の存在は大きい。まず、顔の勢いが違う。
 ちょっと遠いけど、2~3カ月に1回は連れて行こう。

*最近のサービスエリアのトイレってすごい。

     
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隣の芝生は、ものすご~く青いらしい

2019-05-06 20:24:07 | うちのキヨちゃん
 やっと連休が終わる。色々と心配な事もあったが、どうにかなるか?
 連休中、キヨちゃんもお客さんを断わっておいて良かったものだ。痛めた首などがまだ万全でなく、そのくせ気になるので、ちょっと動いてはまた痛くする。
 毎日植えたばかりの芝生と花壇の花は、私も気にしていたので水をあげていたが、野菜には気が回らず、どうやらこのお天気続きで、せっかく植えた苗の一部が枯れてしまったようだ。
 やはり自分でしていない事には気の回らない私、可哀想な事をしたな・・・と反省はしているのだが、キヨちゃん的には私たちが全く気にしていないとご立腹である。どう言えば良かったのだろう・・・。
 キヨちゃんも90近い年寄りであり、どうしても下の方の失敗がある。その上鼻が利かないので、こちらが十分気を付けておかないと、部屋や衣類が臭ってしまう。
 昨日もキヨちゃんの首が痛いだろうからと、代わりに洗濯したが、洗ったばかりの洗濯物がまだ臭う・・・。だから二度洗いした。
 明らかに汚染している白いものは漂白してから洗うのだが、色柄物はそうもいかないのでこうやって二度洗いになる。多分キヨちゃんもちゃんと洗っているが、気付かず時間が経ってしまったものなどは一度の洗濯では落ち切らないのかもしれない。
 お天気も良かったので、ポータブルトイレも洗って干したが、残念な事にカーペットも臭ったので、大物もデッキブラシで洗って干した。
 そんなこんなの連休。たまの休みがこれであるが、親戚のある家は子供や孫が大勢集まり、楽しそうな写真をラインしてきた。またある家は連休の半分を関東の親戚まで出向いて懐かしい話に盛り上がったと電話があった。そしてある家は子供や孫が観光に連れて行ってくれたとお土産を持ってきてくれた。
 もうどれもこれも羨ましくて仕方が無いキヨちゃんである。
 「あの家は子供たちが優しくて良いなあ。大事にされてる。」
 「母ちゃんも岡山まで連れて行ってくれたら、一緒に新幹線で行きたかった。」
などなど、どこかに出掛けるどころの話では無い状態なのだが、そんなことは頭に無い。
 「お母さんも大事にされてるのにね。」
とくりりんは優しく私に言ってくれたが、キヨちゃん的には隣の芝生どころか、隣町の芝生まで真っ青である。
 そう言えば、小さい頃は隣の芝生ではないが、他の家のお母さんが素敵に見えた時期もあったが、流石にこの年になると、そんな簡単な事ではないと見えてくるものもあるので、うちのキヨちゃんで十分であるとはっきり言える。
 キヨちゃんも私とくりりんで十分だと気付いてくれると良いのだけど。

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連休なんて、こんなにいらない。

2019-05-04 19:58:19 | うちのキヨちゃん
 世間は10連休。しかし私たちはそうもいかない。
 くりりんは観光客相手なので、いつもより早く出勤しているし、1日2000人以上のお客さんが来るので、帰ってきてもへとへとだ。お弁当を持って行ってものんびり広げる暇は無いので、もっぱらおにぎりやパンである。
 私は私で、異動もあったので、デイサービス勤務の日は1時間早く起きている。出勤も1時間早く行ってまだ覚えきらないので、準備を皆より先に始める。そして、送迎から入浴介助と続く。
 デイの勤務の日でもケアマネの連絡は入るので、携帯は離せない。そして慣れるまで仕事の割り振りもまだ十分出来ず、どうしてもデイが終わってからケアマネ業務をしたり、追いつかない時はデイの時間より更に1時間早く出勤して、前日の記録なり急ぐデスクワークを済ませてから、デイに行き準備して・・・と、何だか忙しい。
 が、病院だとか役所関係は休みなので、それはもう在宅の担当様については心配だらけだ。もう本当に連休なんていらない。
 キヨちゃんは大喧嘩の翌日はすっかりリセットされていた。私は2日は休みだったのだが、この連休のおかげで、どうしても心配な担当様を訪ねるために、午前中2時間だけ出勤した。昼からはキヨちゃんを補聴器のメンテナンスに連れて行く約束だったのだが、喧嘩の事だけでなく出掛けるのは午後からねと約束した事も忘れているキヨちゃんは、
 「どこにおるん?連れて行ってくれるん?」
と電話してきた。
 戻ってからキヨちゃんを連れて出掛け、夜にはくりりんとVS嵐で盛り上がる。ま、いつもの事ではある。
 さてケンカの元になったパイプであるが、こんな状態なので(しかもかなりしっかりしたもので、電気のこぎりとかで無いと切れない)作業出来るはずも無く、とりあえず目につかない場所に片づけようとくりりんに運んでもらった。しかし、結局キヨちゃんは待てず近所のおじさんに頼んで処分して貰ったようだ。
 裏山の草にしても、ちょこちょこ抜いたり刈ったりしていたのだが、いつもキヨちゃんが頼むおじさんが、
 「もう少し伸びてから刈った方が良い。良い時期に刈ってあげる。」
とキヨちゃんに言ったらしいが、その時期が来て刈ってくれただけなのに、
 「もうこんなに草が生えつかった事は無い。」
と私たちの働きが悪いと話を変えてしまう。やれやれ。
 そして昨日はそのおじさんと茶畑の様子を観に行っただけなのだが、普段歩かないのに山道を歩いたので、昨夜は足は痛いわ、変な寝方をして首を寝違えるわで、朝から歩くのもやっとだったと言う。
 そのくせ、玄関の掃除をしたらしく、その言い草が、
 「母ちゃんがコロッと死んだら、皆が玄関から入ってくる。綺麗にしとかな嫌じゃと思うて。」
と本当に嫌な感じである。これ、嫁なら我慢出来ないだろうな。そもそも、家族が急死なんかしたら、玄関どころでは無い。それなら下着などをいつも身綺麗にしておいてくれた方がよっぽどいい。
 明日は日曜日。岡山の親戚が来たいと言っていたが、キヨちゃんは車が多い事を心配して断った。まあ、結果オーライだ。この状態ではお客さんどころで無い。
 早く連休終わらないかな。

*家のそばで掘ったタケノコ。

     

*時々へっぴり腰になるくろべえ。

     
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令和最初の大喧嘩

2019-05-01 20:01:36 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんは「クゼツ」が多い。それはいつもの事だし、疲れている時に心身共に堪えても、まあ聞き流す時もある。
 キヨちゃんにしてみれば、頑張っている自分を褒めて欲しいというのは痛いほど分かるのだ。しかし、
 「今日こんなに頑張った。」
だけで終わらず、必ず私たちへの不満や批判が倍以上出るので、どうしたって褒める方向に話が行かない。そして、何でも自分のタイミングでないと我慢出来ず、待てずに人を雇っては、
 「金がかかった。」
 「母ちゃんがせな、お前らは何もしない。」
 「母ちゃんが死んだら、この家も終わりだ。」
的な話が続くので辟易とする。
 残業なしでは無理な仕事、なるべく早く帰っても食事時間が待てない。適当に食べている時もあれば、ハンスト状態の日もある。
 作って置いても食べない時もあるし、そのくせ夜中に間食をしたりもする。
 今夜は結構早めに帰ってきた。何も作っていないので、キヨちゃんの好物の親子丼にした。しかし、お腹が空かないので食べたくないと言う。
 まあ、置いておけば、夜中にお腹がすいたら食べるだろうから無理には勧めなかった。
 今日は庭を直してもらった支払いをしたと言い、
 「半分出せよ。」
とキヨちゃんが言う。いつも自分で勝手に決めて後から請求が来る事があるが、今回は私も希望した工事だったので、特に何も無くすんなりと話は終わったのだが、その後がいけなかった。
 作業をして貰った時に、それまで花壇の枠にしていた古いパイプが何本も廃棄物として出たのだが、それを早く何とか処分しろとうるさいのだ。そもそも、作業して貰った時に一緒に処分して貰えば済んだものを、残しておいて素人の私たちに言うのもなんだし、仕事もある。私もだが、今くりりんは観光シーズンで忙しい。
 キヨちゃんにしてみれば、何時間もかからないのだから、処分してから仕事に行けと言う言い分なのだが、こっちもこっちで都合がある。
 で、
 「私たちも仕事しよるんじゃけん、するまで待てん?」
と聞いたら、
 「待てん!もう、人を雇う。」
と言う。で、ついにくりりんがキレて、
 「雇ったらええわ。」
と言ってしまう。
 何だかんだのやり取りの間、
 「あんたの言う言葉は分からん。滋賀の方言っちゃそんなんかえ。何を言いよるんか分からん。」
と言い出した。
 最初は二人を止めるつもりで参戦した私だったが、どんどんキヨちゃんの言い方が感じ悪くなって行ったので、私の方が声高になってしまった。くりりんに矛先が向くのが私は嫌で、くりりんを庇うのをキヨちゃんが嫌う。
 すると、
 「お前の(実の)じいさんはキチガイになって死んだんじゃ。」
と言い放った。
 実は時々キヨちゃんは戦況が不利になると、実の母や親族を引き合いに出して、どれほど私の悪い所がそれと似ているかという攻撃をする。これが一番私を怒らせると分かってしているのだから始末が悪い。
 何故怒るのか。それは、実の母の悪口を言われたから・・・という感情では決してない。実の母には悪いが、私が母と認識して育ったのはキヨちゃん以外の誰でもなく、実の母を認識しても「大好きなおばちゃん」以上の感情は無い。
 だから、その事を引き合いに出すキヨちゃんの気持ちが悲しいのだ。だから悔しいのだ。辛いのだ。腹が立って仕方が無いのだ。
 だから、私もブレーキが利かなくなりアクセル全開でキヨちゃんとぶつかる。言えば言うほど胸の中の鉛が重くなると分かっていても止められない。
 「首括って死んでやる!」
 キヨちゃんの言葉に、
 「だったらやってみたらええわ!出来もせんこと言われん!誰が親に死んでほしいと思うで?母ちゃんが大事でなかったら一緒に住んでない。なんで分かってくれんの?」
キヨちゃんの肩を揺さぶって詰め寄った。
 つまらない事だ。片づけ程度の話で生きるの死ぬのの喧嘩になった。
 令和最初の大喧嘩。こんな喧嘩は最初で最後にしたいものだ。

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