すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

ステーキもどき

2009-05-30 18:51:12 | ひとりごと
 先日お昼休みにテレビで、北斗晶さんがサイコロステーキもどきを作っていた。
 それはもどした高野豆腐に、焼き肉のたれを薄めた物で味付けし、塩胡椒した薄切り肉で巻いて焼き、残った付け汁を絡めながら煮るという物。言われなければ分からないとみんな絶賛していた。
 それならば・・・と今日試してみた。高野豆腐は栄養価が高い上にヘルシーであるが、実は私もキヨちゃんも苦手である。ほとんど好き嫌いのない私たちだが、食感と味の染み込み具合がだめなのだ。もし、肉と思って食べられるのなら素晴らしいではないか。
 焼き肉のたれは家にあったが、敢えてデミグラスソースにしてみた。初めて作るのにいきなりアレンジは危険と思ったが、要領は同じだろう。
 肉をケチったので巻くのに少し手間取る。しかし調理自体はすごく簡単だった。手先の不器用さが全面に出るので、写真はアップできないが、見た目はまさにサイコロステーキだった。
 せーので一口目を食べた。ん!これ意外と美味しい。しかも確かに騙されるかも・・・というのが第一印象だった。
 しかし食べ進めるうちに、結構胸に堪えてきた。私の戻し方が悪かったのか、はたまた高野豆腐とはそういうものなのか、肉と違って飲み込みにくい。どうしてもそれ独特の食感とのどごしの悪さがある。ただ、味は申し分ないし少しでもお腹一杯になる優れ物ではある。
 料理上手のマギーさん、まいどさん、是非試して感想を。
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とある病院にて

2009-05-28 22:38:38 | ひとりごと
 先日担当さんが入院している病院へ面会に行った。病棟に上がり本人の様子を見てから、ナースステーションに寄った。
 かなりの人数のナース達がいたが(介護士もいたのかもしれない)、まずまずいいお年の面々。おずおずと挨拶したが、ろくにあいさつも返してくれない。
 「すいません。○○さんの担当ケアマネのすずしろですが、どんな様子ですか?落ち着いてますか?」
そう聞いたら、ものすごく面倒臭そうに
 「今日、二人も来たよ。」
と言う。どうやら家族様の他に、うちのスタッフも立ち寄ったらしい。同じ説明をするのが嫌なのか、一日に二人も来たのが鬱陶しいのか、とにかくぞんざいな態度だった。
 「詳しいことならドクターに聞いて貰えますか?」
と言うので
 「スタッフに説明してくださってるなら、帰って聞きます。お手数掛けました。」
と帰ってきた。
 しかし、詳しいも何も熱があるとか、精神的に落ち着いているとかいないとか、その程度のことは把握して置いて欲しいし、
 「お熱ありますが、落ち着いてます。詳しいことは午前中にいらした人に説明してます。」
くらいの対応はしてもらえないのだろうか。
 車の中で
 「おばはんナースめ・・・。」
と悪態を付いた私である。

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今夜のリュウ

2009-05-26 22:02:26 | ひとりごと
リュウが来て二週間が過ぎた。すっかり我が家に慣れて、表情も柔らかくなった。
何てナイーブで大人しい子だろうと思っていたが、どうしてどうしてやんちゃである。
朝や仕事から戻った時の歓迎ぶりは、クリに勝るとも劣らない。気をつけていないと、顔は傷だらけになりそうだ。
しかしやはり個性は様々なのだと感じる。今までの犬でボールに興味を示さない犬は初めてだ。
逆にこんなに聞き分けのいい子も初めてだ。
身体が兄弟で一番小さかったが、手足を見る限り一番大きくなりそうである。
さて、次はどんな顔を見せてくれるかな。
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連休だったのだけど

2009-05-25 20:17:48 | ひとりごと
 今月月初の連休に仕事した分、ちらちらと休みがある。昨日今日とは連休だった。昨日午前中掃除して、墓参りをして、リュウをお風呂に入れた。午後からささやかながらしだれ梅に実が付いたので、収穫した。漬けるのはキヨちゃん。
 夜になって、先の記事のような状態になり早めに就寝した。
 朝起きると目の調子は戻っていたが、昼頃にまた同じような症状。何となくハレーションを起こしているような感じだ。パソコンのデフラグをするがかなり時間がかかるので、そのままにして午後から買い物に。パソコン自体が調子悪いのか、フリーズしたりでなかなか進まずイライラした。
 パソコン自体を買い換え時期なのかもしれないが、なかなか大きい買い物なので思い切れない。テレビだって地デジ対応にしていかなくちゃならないのだし。
 休みを何にもせずに過ごしてしまうと、ものすごく損をした気分になるが、休みには身体を休めたくもある。結果中途半端に休んで、消化不良で疲れもとれない結果となる。
 今月ももう少し・・・。仕事も月末だし気が重い。のんびり過ごしてみても疲れが抜けないのは年のせいだろうか。甘い物が・・・食べたい。


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目とパソコンと

2009-05-24 22:22:10 | ひとりごと
パソコンを開いてみたが、容量不足で動きが悪い。何せWindows98である。何も大した物入れてないのだが、ウイルスバスターだけでも重いのだ。
ようやくまいどさんのブログにお邪魔した頃、目に違和感を感じついには画面以外でも見えにくくなり、諦めて電源を落とした。
電気を消して暫く目を閉じていたら、少しマシになったが少し頭も重い。アップ予定の記事は明日にする。
携帯から打てる範囲で。。。。(〃_ _)σ∥
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高齢世帯・独居老人・そして・・・遺言

2009-05-22 21:17:02 | ひとりごと
 先日の記事で書いた訃報から、ケアマネの間でも色々話があった。介護現場は高齢世帯や独居老人の山である。行く末を考え、準備の出来ている家庭が一体いくつあるのだろう。
 うちの父は10年以上前、死を覚悟した時期があり、その頃には土地の境がどうの名義がどうのとあれこれ教えようとしたが、実際死ぬ前には何もしてはいなかった。私もキヨちゃんも本人も、当然まだ父が死ぬとは思っていなかったのだ。
 先日亡くなった担当さんのご主人は、おそらく彼の死を理解できないほどの奥さんを残して逝くことを、さぞかし無念に感じただろう。無念を感じる暇もないほど急激に来た終末。奥さんの将来や、いずれ自分が介護できなくなる日のことは心配し、考えてもいた。しかし、自分が先に死ぬことは想定していなかっただろう。
 この方の場合、離れて暮らす子供がいるので、いずれにしても今後のことは子供達が考えてくれるだろう。しかし、身寄りのない老夫婦の場合片方の死は残された者の人生を左右する。
 実際、認知症の奥さんを入退院を繰り返しながら介護している人がいる。子供はない。ご主人の容態は決していいものではない。もしも。もしもご主人が奥さんを残して亡くなった場合のことを考えると、担当ケアマネでなくとも胸が痛い。かといって、闘病中のご主人に「死んだ後のこと」を相談するのは難しい。決めて置いてあげなければならないが、実際どう切り出したらいいのか分からない。担当ケアマネも今苦しんでいる。
 そうかと思えば、独居生活の中で常に死ぬことや死後の心配が絶えなく、それが故に心因性の病気ではないかと思われる人もいる。実際机に入った「遺言」の封を見せられたこともある。本当は「安否確認」などのご近所がしていたことが一番欲しいのだ。ちょっと覗いて話をする人が必要だ。しかし、安否確認は「介護」にならない。だから家事援助という形を取って、実は話し相手を求めている場合もある。ご主人のリハビリをしながら、奥さんの心のリハビリも必要になる。
 在宅介護の入り口で、まだまだ私は足踏みしている。サービスを計画するだけが仕事ではないのに。そして足踏みをするうちに、こういう悲しい結末に遭遇する。

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ショック続き

2009-05-21 01:20:28 | ひとりごと
先日、担当さんが入院した。高齢者にはありがちな大腿部頸部骨折だが、骨折の経緯が問題だ。
元々認知症状はあり、最近周辺症状が進んだので、専門医と相談し入院したのだが、入院初日に病院で転倒したのだ。
環境が変われば事故が起きやすい事は専門家でなくとも、容易く想像出来る。同じ介護に携わる者として、有り得る事故だと思う反面何故細心の注意をしてくれなかったのかと苛立ちも感じた。
そして昨日は、老々介護の介護している側の方が急逝した。
担当さんは認知症状がかなりあり、一人では暮らせない。ヘルパーは利用していたが、デイやショートは本人の希望で利用しなかった。
ご主人は畑もしたり、ご近所の人を車で送迎したりと比較的お元気そうだったので、まさかという事態である。
介護の仕事に携わっていれば、こういう事態には遭遇するものだが、やはりショックである。
それぞれの担当さんの今後をどう支援すべきか、課題も山積みである。
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歯車

2009-05-18 20:58:51 | じいとんばあ
 ばあやん ひとりでは何も分からんけん
 一緒に立ち会うという息子
 なのに ばあやんのこと
 何一つ 知らない・・・

 このままでは ここでは暮らせない
 認知症の母親を けれど専門医には任せたくない
 娘は 悩んで悩んで悩んで
 やっと決心したのに
 入院初日に事故に遭う・・・

 歯車が 何故かかみ合わなくなってくる
 どこかで 少しずつ歯車がずれてくる

 よりよい道を 探したはずなのに
 どうすることが その人のためなのか
 さんざん 話し合ったはずなのに

 家族間で 思いがすれちがう
 親子で 目指す方向が違う
 施設で 病院で
 思いが裏目裏目に・・・

 もしあの時
 あるいは あの場合・・・
 どんなに 後悔をしてみても
 本当に 何が良かったか何て
 分かりはしない

 歯車が かみ合うことは
 どうしてこんなに 難しいのだろう


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嵐の夜

2009-05-16 22:09:03 | ひとりごと
 明日は全国的に荒れた天気になるらしい。すでに風は強くなっていて、先ほどから何かが音を立てて転がっている。
 心細いわけではないが、こんな夜は眠りにくい。それはリュウも同じかも知れない。クリも風の強い夜は、心細そうに鳴いた。
 もっともくろべえは別だ。台風の時、親戚に泊まったときはさすがに落ち着かなかったが、我が家にいる限り槍が降っても眠りそうだ。
 そしてキヨちゃんも、物音などに気づくはずもなく熟睡している。明日、荒れてゴミだらけになった庭を見て嘆きながら
 「ありゃ~。夕べ風吹いたんじゃなあ。」
と言うことだろう。
 どうか、何も壊れていませんように。
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ひそかにメロメロ

2009-05-14 21:15:56 | うちのキヨちゃん
 リュウが来る前、
 「絶対に母ちゃんはしらんぞ。」
そう言っていたキヨちゃんであるが、昼畑にいてもリュウの鳴き声に呼ばれてしまう。
 くろべえにこっそり
 「リュウと仲良うせなあかんぞ。」
など話しかけている。そして近所にリュウの存在を話している。
 先日は近所のおじさんが通院前にわざわざ立ち寄ってくれた。おじさんも犬好きである。犬を飼うとこういうおまけも付いてくる。近所づきあいは普通にあるが、犬がいなければわざわざ立ち寄ることはないはずだ。
 リュウの方もすっかりうちの子になった。朝はぶんぶんとしっぽを振ってくる。甘え方も激しいので、くろべえとの兼ね合いが難しい。交互にだっこしないと双方が焼き餅を焼く。
 今日は見かねたキヨちゃんが、ついにリュウをだっこした。リュウは少し戸惑っていたがすぐに慣れた。
 くろべえもクリもリュウも、キヨちゃんはいつの間にか好きになっていた。なかなか名前が覚えられないキヨちゃんが、名前を書いた紙を見ながら練習する姿を私も愛しく感じる。

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