すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

救急病院

2009-07-31 22:06:33 | ひとりごと
 前にも書いたが、救急病院とは何だろう。救急車で運ばれた、しかも頭を打った老人を
 「ここは救急病院だから、ベッドを開けておく必要があります。」
と経過観察もせずに帰してしまう。これを救急患者と言わずして何というのだろう。
 先日担当さんが救急車で運ばれた。その時は問題なかったのか帰宅していた。二日後は通常の受診日だったが、体調が悪く点滴するなどして丸一日かかったのだ。しかも一日置に点滴に通えと言ったらしい。
 それは本人も付き添う奥さんも体力的に厳しから、入院させてほしいと奥さんは懇願した。しかし担当医がいないの一言で返されたのだ。休日でもない、平日なのに・・・。
 今朝奥さんから泣きながら電話があった。今朝また救急車で走ったと。腎臓と肺がかなり危険な状態らしい。
 明日様子を見に行くつもりだが、心配である。これが救急病院の対応なのだから許せない。一体私たちの命はどこに預ければいいのだ。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

口内炎が治らない

2009-07-30 20:36:14 | ひとりごと
 毎度のことなのだが、また口内炎が出来て悩ませている。もう1週間以上になる。ビタミン剤も通常の数倍は飲んでいる。薬を多量に飲むのは叱られそうだが、ビタミンは余分はおしっこに出るからガサっと飲んでいいと薬局の人から聞いたことがあるのだ。
 按摩もしてみた。睡眠は・・・取るようにしているけれど、うちの子供たちが交代に起こすので眠りは浅い。しかも、月末で仕事も忙しい。初盆までは休みはあっても準備のための休みだから、ゆっくりもできない。
 まあ、毎日準備しているキヨちゃんのほうが大変ではある。雨続きで苔むした外の壁まで(家の壁ではない)棒摺りで掃除しているくらいだ。だからしんどいとは言ってられない。
 リュウにしても休みにも十分に遊んであげられないし、疲れが混んでいるから早朝に起きてもテンションについていけない。お風呂もしばらく無理。ストレス溜まってるだろうなあ・・・。だから夜ハウスするのを遅めにして甘えさせている。結果眠るのが・・・・。
 歯ブラシも痛いし、お醤油なんてとんでもないし、うがいの水でさえしみる。だれかいい方法知りませんか???

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
 
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おねだり

2009-07-28 20:58:49 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんはあまり何かを欲しがる方ではない。私の記憶にある限りでは、いつも父と私が優先でキヨちゃんはいつも後回しだった。同じ数ないものは
 「母ちゃんはええけん、お前食べな。」
と私にくれていた。
 パジャマも私が買うまでボロボロになるまで着る。結果下着もパジャマも父や私がプレゼントすることになるのだが、自分からおねだりすることは滅多にない。
 一度父がちゃんとした寿司屋に連れて行ってくれたことがある。もちろん私でも緊張するし、お値段が心配ではあった。だからキヨちゃんに至ってはガッチガチである。あのおしゃべりなキヨちゃんが一言もしゃべらず座っていたのである。
 一度は私が「回転ずし」に連れていった。今度は安いから安心していいと念押ししたのに、結局値段が心配で喉を通らなかったらしい。
 そんなキヨちゃんだから、稀に何かが欲しいと言っても、本当にささやかなものである。そのキヨちゃんが先日新聞の広告を見ながらおねだりをした。
 「母ちゃん、これ観たいなあ。」
それは舞台「おしん 少女編」であった。舞台は私の下手なお芝居を1回観ただけである。映画も独身時代「活動写真」で見て以来観ていない。そんなキヨちゃんが珍しく観たいというのだから、ぜひとも見せてやりたい。
 さっそくS席のチケットを2枚取った。11月5日、父の一周忌も終わっている時期だ。ゆっくり楽しめるといいな。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
 
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シングル介護

2009-07-26 22:52:38 | ひとりごと
 「サキヨミ」でシングル介護を特集していた。他人ごとではない。いずれは私もその一人だ。
 担当さんの家を回っても、独身の男性や女性、中には嫁いでも実家の親を看ている人もいる。施設や介護サービスはお金がかかる。年金が多い親ばかりではない。働かなければその費用をねん出できない。しかし、自分で十分な介護をしようと思えば働くことにも制限がある。
 以前、こんな私にも結婚を申し込んでくれた人がいた。彼とは縁がなく別かれたが、別れたことに後悔も未練もないが、ふと思うことがある。その後の父の介護生活、もし私に連れ合いがいたら心強かったろうかと。
 ひとりで悩んだり、心も体もしんどい時に半分請け負ってくれる人がいたら、楽だったかもしれないと思う反面、一人だったからこそ誰にも遠慮せず精一杯介護で来たとも思う。たぶん、どっちになっても「となりの芝生」なのだろう。
 父は介護と言ってもキヨちゃんがいたし、重篤だったわけでも認知症状があったわけでもない。もし、一人で周辺症状のひどくなった親を看るとしたらやはり壮絶だろうことは想像に難くない。
 介護疲れで親を殺してしまったり、無理心中を図ったり。そんなニュースを聞くたびに福祉ってなんだろうと、福祉に従事しながら考える。私たちに手伝えることはたかが知れている。でも、寄り添って心の支えになれないだろうか。踏み込んでは嫌われることもある。寄り添うつもりでも私の力では支えきれないこともある。だったら、ノックした分迷惑である。
 もっと力が欲しい。心も体も強くありたい。勉強不足は私自身の責任だけど。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピンボケだけど

2009-07-25 16:59:26 | ひとりごと
 時々来るタヌキだけれど、いつもころころに太った親だぬきが来ていた。この前の分かりにくい写真がそうだ。
 今日はどうやら子だぬきらしい。警戒心があまりなくこちらを見上げていた。遠いのでピンボケだけど。
 懲りずに明日も来てね。



にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

かわいい訪問者

2009-07-24 21:49:16 | うちのキヨちゃん
 リュウが来てからリュウ目当てで近所の人や親戚の子供が来るという話は前にも書いた。キヨちゃんは密かにこの来客を楽しみにしている。
 今日も親戚の中学生の女の子が寄ってくれたらしい。うちで過ごすときは、家に電話して昼食やおやつもうちで食べる。私が仕事で留守だったので、キヨちゃんが何かしら用意するつもりだったらしい。女の子は自分でもおにぎりを持っていたが、クラブをしている育ち盛りは食欲がある。いつでも食事もおやつもぺろりとたいらげる。
 今日はせっかく来てくれたが、何もごちそうするものがなかったらしい。そこで、私がキヨちゃんに
 「畑に持っていきな」
と渡してあったパンを出すことにしたらしい。
 「奈々ちゃんな、お年頃じゃなあ。今日はパン食べなんだ。食べんの?って聞いても、おにぎりあるけんって。」
 キヨちゃんは彼女の成長ぶりに目を細めた。ほお、あの食欲のある奈々が遠慮したか。私も少し驚いた。
 「母ちゃんパン畑に持って行かなんだんじゃ。」
 「いや、持って行ったよ長いパン。ほなけん奈々ちゃんには四角いパンあげた。」
 キヨちゃんはそう説明したが、私には覚えがなかった。キヨちゃんにパンを買ったのは間違いないが、1個である。四角いパンはどこにあったのだろう。
 そう不思議に思っているとキヨちゃんが
 「そこの籠に入ってるだろ?」
という。その四角いパンを見て私は固まった。それはキヨちゃんに頼まれて買った「亀の子だわし」であった。そのことを指摘するとキヨちゃんもびっくりして大笑いした。しばらく二人で腸がよじれるほど笑った。
 そう分かって考えてみると、奈々ちゃんの行動は実にいじらしい。お食べ・・・と出された物がたわしだったら。しかも勧められたのに
 「これ、たわしじゃ」
とは言えなかったのである。びっくりしただろうし、もしかしたら
 「おばちゃん、ボケちゃったかも」
と小さい胸を痛めたかもしれない。
 それから奈々ちゃんに電話をした。
 「今日寄ってくれたんじゃってな。ありがとう。ところでおばちゃん、たわし食べえ言うたろう。ごめんよ、見間違えたんじゃって。ボケたわけじゃないけんな。」
そう話すと電話口で安心したのか大笑いしながら
 「奈々もはじめはパンかと思うて見たらたわしやったん。」
と言った。
 「ごめんよ。これに懲りずにまた来てよ。」
そういうと彼女は気持ちよく
 「うん、ありがとう。」
と言ってくれた。
 しかし・・・たわしとパン・・・間違う???恐るべしキヨちゃん。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
 
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やられた・・・

2009-07-23 21:45:17 | ひとりごと
 昨日は忙しい一日だった。前にたった一晩で再入院になった担当さんが、退院後またも再々入院になったので様子を見に行った。幸い状態は安定していた。
 病院の階下に降りると特養のスタッフと入所者のご家族の姿。前日までお元気で息子さんと過ごされていた姿を私も拝見していたのに、急変したとのこと。既に処置がすんでいたので、お別れしてから仕事に戻った。大往生・・・そのままのきれいなお顔だった。
 バタバタとしたわりに仕事ははかどらなかったが、夜出かける予定があったのでわずかな残業だけで帰宅した。リュウをおしっこさせてご飯とお薬を飲ませた。それから外出。
 リュウは夜さみしいと私の靴などを抱いて眠ることがある。こっそりシャワー中にベッドに上がることもあるから、注意していた。つまり自分が留守や眠るときはリュウも「ハウス」するのだ。
 ところが帰宅してみると、ひどい有様になっていた。キヨちゃんがさみしいとクンクン泣きをするのでは・・・と居間に入れたまま自分は寝室に行ってたのだ。
 夜私がいないことはほとんどない。だからさみしくて、私のベッドからパジャマを引きずり下ろしてなめまくり、私の部屋の前におもちゃを並べまくり、ついには私のサンダルを・・・破壊した。
 戻って惨劇を見た私は、とにかく叱らなければ・・・と声を上げたが
 「どこ行ってたの?おかえりおかえり!」
と激しくお出迎えし、そのおかげで喧嘩爪がひっかかた私の二の腕はさっくりと傷跡が・・・。シャワーが・・・しみた。
 大きな子供・・・。いつ落ち着くかな?

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リュウくん 通院

2009-07-21 22:18:11 | ひとりごと
 翌日には治っていたリュウ下痢だが、昨日また再発した。何が悪いのか分からないが、とりあえず病院に連れて行った。
 「元気ありますね。」
 「食欲もあるんですね。」
 「まあ、大丈夫でしょう」
と3日分の処方食と薬で済んだ。ちなみに・・・9キロになってた。成長早い。
 帰って食事と薬をすませたら、何だか疲れたのか20時くらいから「ハウス」していた。今夜はぐっすりかな・・・と思ったが甘かった。夜間は22時、1時、3時、4時と起こされ庭に。暗くて下痢なのかおしっこなのか分からなかったが、今朝見に行くと出ている様子はなかった。しかも、最終4時にはくろべえに起こされたのだ。こいつら連携プレイか?くろべえの声に結局リュウも起きたのだから。
 今日はもう大丈夫なのかはしゃぎまわって
 「このご飯じゃ足りないよ~」
と催促する。しかし、今日は辛抱してもらう。そう思って油断していたら、こっそり台所に忍び込んでくろべえのご飯を食べてしまった。くろべえのは腎臓食・・。下痢しても知らないから・・・。
 今日は雷の激しい日だった。以外にもリュウは雷は平気らしい。犬ごとにほんと、いろいろ違うものだ。明日は皆既日食。奄美まで行ってる人もいるのだし、たくさん見られるといいね。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キヨちゃんズ  デイ

2009-07-20 08:42:33 | うちのキヨちゃん
 昨日はキヨちゃんと買い物に出かけた。盆灯篭、初盆、一周忌・・・とこれから準備の必要なことがたくさんある。昨日は差しあたって盆灯篭までに車でないと買えない重たいものの買い出し。
 カートを押しながらメモを見て
 「醤油・みりん・油」
とキヨちゃんの指示が飛ぶ。自分でカートを押しているのだから探せよ・・・と思いつつ、あちこち探す。しかも実は欲しいものが上記のように同じような物の順には来ないのだ。しかも、言っておきながらキヨちゃん自身も縦横無尽に動くので、ゲットしたものをカートに入れるのは大変だった。
 それから自宅では網戸の掃除。普段からキヨちゃんが掃除はまめにしているのだが、手の届かない所があるのだ。たいしてはかどらなかったが、少しずつするしかない。
 夜キヨちゃんは今仏間の隣で寝ている。父が死んでからずっと仏間でいて、少し落ち着いてから隣に移ったのだが、夫婦の部屋にはやはり戻れない。網戸にしていればいいのだが、夜間戸をあけるわけにもいかず、エアコンのない部屋はうだるようになる。父の部屋にいけば快適なのは分かっているが、どうしてもだめらしい。
 そこで昨夜は私の狭い部屋に布団を並べた。6畳一間にベッド・タンス・ワードローブ・本棚・パソコン・テレビ・鏡台・・・。キヨちゃんが布団を敷いたら、足の踏み場もない。
 くろべえが散歩から戻って、キヨちゃんに戸惑う。私の布団は平気で踏むくせに、キヨちゃんには遠慮があるのか間を縫って歩いた。それでも私とキヨちゃんの間に陣取って眠った。
 夜間は相変わらずリュウのくんくん・ワンワンにやられる。調子良くなっていたのだが、あまり鳴き方がせっぱつまっているので散歩に行くと、少し便がゆるかった。朝方は居間に入れてやると、私とキヨちゃんとくろべえが寝ているのにリュウも不思議に思ったのか、そっとおもちゃなどを私の部屋の入口に運んで、静観していた。
 キヨちゃんは時々寝苦しそうにしたものの、しっかり熟睡。そのくせ
 「リュウはゆうべうるさかったなあ。母ちゃんひとっつも寝れなんだ。」
と言っていた。昨夜はリュウは大人しいほうだったのだけどなあ・・・。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真夏の怪獣ショー

2009-07-18 21:35:59 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんは毎日朝新聞に目を通す。新聞折り込みにも一応目を通すのだが、田舎で隣町のチラシだったりするので、結構な確率でそのままゴミになってしまう。
 それはいいのだが、朝新聞を見損ねた私が仕事から戻ったら、見終えたキヨちゃんはその新聞でてんぷらの油を取っていたりする。
 それでも町内の売り出しや祭りなんかの情報は入っているから、サクサクっとではあるが、一度は目を通しているらしかった。
 先日リュウのお下騒ぎの後、シャワーを浴びてから親戚に届け物に行った。遅い時間だったので用事のあったばあちゃんは眠っていた。その上若者や子供たちは留守だった。聞くと花火見物にでかけたらしい。
 翌朝キヨちゃんにこの話をした。
 「花火か・・・。ええなあ。」
と二人で話していたが、朝食後キヨちゃんは得意そうにこう言った。
 「ゆうべ、花火じゃないぞ。怪獣ショーがあったんじゃ。それに子供連れていっとったんじゃわ。」
怪獣ショー?よくデパートの屋上とかでやるあれのことか?へえ、こんな田舎にしかも夜にやるんじゃあ・・・と不思議に思っていた。
 「誰が言いよったん?」
そう聞くと
 「今日のチラシにのっとった」
という。
 昨日の怪獣ショーを今日の折り込みではだめだろう・・・と思いつつ、キヨちゃんの反応を待った。するとキヨちゃんは捨てていたチラシを持ってきて私の前に広げて見せた。
 私の目の前には「パチンコ 海物語」のチラシがあった。真中に「まりんちゃん」がでかでかとビキニ姿で微笑んでいた。
 この絵のどこが怪獣なのだろう・・?真夏の怪獣ショー。私にはキヨちゃんのほうが怪獣である。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする