先日の事である。仕事中に訪問看護の看護師さんより連絡。
「明日、10時半に伺いますとお母様にお伝えください。」
何故私にかと言うと、キヨちゃんは昼間電話に出ない事が多いからだ。耳が遠い事もあり、また痛い足を引っ張ってようやく出た電話がセールスだったりすると、腹も立つからだろう。で、私に伝言した方が早いのである。
とは言え、私が精一杯早く帰ってもすぐ夕飯の支度にかかるので、くりりんが夜のシフトで無い時は、くりりんに伝言を頼んだ方が早いし確実なので、伝えてね~とラインする。
さて、その日はちょっと忙しくイレギュラーもあり、ちょっとだけ仕事が押した。大急ぎで帰ると、
「なあ、くりちゃんはまだ戻らんのか?」
と言う。へ?いやいやとっくに帰っている。
「いや、もう帰ってるよ。」
と言うと、
「ほんならええけど。全く帰ってもさっぱり分からん。」
とぼやいた。
で、くりりんに、
「ねえ、明日のリハビリの事言ってくれた?」
と聞いた。するとくりりん、
「うん、伝えたよ。」
・・・・・はれ?
「母ちゃん、くりちゃん戻って無いんかって聞きよったよ。」
「えええ!嘘だ!だって、帰ってからリハビリの事伝えたし、『今日は寒かったろう。』『ええ、すごく寒かったです。向こうは雪でした。』『ほれは御苦労さんだったなあ。』って会話もしたよ。」
・・・・マジか?
これは飲んでいて良い感じに忘れたのか?それよりもし認知症の始まりだったらどうしたものか?とちと不安になる。
また、そのリハビリの話だが、理学療法士さん3人のうち、一人だけ名前を間違えて覚えている人がいる。仮に「野田さん」だとしよう。その「のだ」さんを「よだ」さんと覚えていた。で、メモ帳に、
「明日はよだ君~。」
と言いながら平仮名で「よだ」と書き始めたので、
「母ちゃん、依田じゃないよ、野田さんでよ。」
と教えた。すると、そうだったんか・・・と言いつつ、メモに平仮名で、
「めだ」
と書き始めた。
「母ちゃん、それは「め」。1本多い。野田、の~だ~。」
すると今度は、
「あだ」
と書く。
「母ちゃん2本多い!それは「あ」。」
こんなやり取りの末、ようやく「のだ君」と書けたキヨちゃん。って、君は漢字かい!
で、やはり酔っているからなのか、物忘れなのかちと心配になる。ど、どっちだろう???
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