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福島旅行記-会津藩校日新館(1)

2009年08月18日 | 旅行など
  福島県会津若松市にある会津藩の藩校『日新館』(現在のものは復元されたものです)
  江戸時代も中期を過ぎ泰平のなか武士道にもゆるぎが見られる様になった事から
  文武両道を学べる学校として1803年に作られたそうです。
  会津藩士の子は10歳になると入学する決まりとなっていました。

  幕末明治維新の戊辰戦争時には閉校となり
  建物は臨時病院として使われ戦争負傷者の治療にあたったそうです。
  飯盛山で集団自害した白虎隊の少年剣士達は日新館の生徒達でした。
  

  ①日新館正面入り口に向かう階段 

  ②丁度昼頃で弓道の練習をしていた会津の男女の高校生が袴姿で出てきていました。  


  ③南門(日新館正面入り口)  


  ④日新館の『什の掟』(じゅうのおきて)最後の二つを除けば現代の少年にも声を大にして言いたい事です。
    「ならぬことは ならぬものです」この強いメッセージが凄いと感じました。

   「什とは町内の区域を「辺」という単位に分け、辺を細分して「什」という藩士の子弟のグループに分けた。
   什では「什長」というリーダーが選ばれ、什長は毎日、什の構成員の家の座敷を輪番で借りて、
   什の構成員を集めて「什の掟」を訓示した、什の掟は7ヶ条からなる。(Wikipediaより抜粋)


  ⑤戟門 南門を入るとあり、この東側に東塾が西側に西塾と呼ばれる校舎が中庭を囲む様にあります。


  ⑥寺院ではないのででしょうか?


  ⑦屋根の鬼瓦の位置にありました。


  ⑧大成殿 講堂で孔子を祀ってあります。


  ⑨大成殿の中の孔子像 日新館の教えの元は儒教であった事がうかがえます。

 
   日新館では武道だけでなく医学や天文学なども教授していたようで
   授業の様子など人形を置いて当時の様子が説明されていました。
   次回にそんな写真を紹介します。