さきたま古墳公園にある古墳の中から「稲荷山古墳」と「将軍山古墳」を紹介します。
『稲荷山古墳』は全長120mある前方後円墳で5世紀後半に造られたと思われこの公園の古墳群の中で一番古いのではと言われています。
古墳の頂上に稲荷社が有った事から「稲荷山古墳」と呼ばれる様になった様です。
(1)稲荷山古墳の前方墳部分
(2)公園内にある『さきたま史跡の博物館』
「稲荷山古墳」から出土した国宝『金錯銘鉄剣』
1968年の発掘調査で帯金具や勾玉・鏡などと共に出土したもので、鉄剣に刻まれた漢字115文字の中に「ワカタケル大王」(雄略天皇)の名が有った事などから古代史の貴重な資料となり後に国宝に指定されました。
『さきたま史跡の博物館』には古墳発掘調査に寄り出土した土器なども展示されています。
(3)前回の「丸墓山古墳」の頂上から望む「稲荷山古墳」
(4)「稲荷山古墳」の全景
(5)~(6)「稲荷山古墳」後円墳部分
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(7)「稲荷山古墳」脇の遊歩道 左手に見えるのは前方墓部分
『将軍山古墳』は6世紀後半に造られたとみられる全長90mの前方後円墳です。
明治の半ばに発掘されましたが墳丘一部が削られていて石室の一部が露出するなどしていたため、墳丘と周堀の復原や墳丘に埴輪(複製)を並べるなどして整備されました。
現在崩落した部分を覆い古墳の内部に入って複製の石室や遺物の出土状況を見学できる「将軍山古墳展示館」となっていて古墳内部が見学できます。
(8)将軍山古墳」全景
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(13)「将軍山古墳展示館」入口と内部
展示は複製で実物の一部は前述の「さきたま史跡の博物館」に展示されていました
(14)~(15)さきたま古墳公園ないの風景
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