【写真10分教室】写真の嘘とは?2次元の弱み解決「三層構造」
名画から学ぶ 〜写真の見方、撮り方〜 今回の第12回から新章『写真の嘘、解決法』です。写真、絵画が持つ2次元であるが故に逃れられない弱み、生まれる嘘である「奥行き情報の欠如」への対策方法として「3景」を学びます。本日の「先生」は巨匠ルーベンス、ブリューゲル、コッホです。
「王の画家にして画家の王」として讃えられ、北ヨーロッパ最大の画家として美術界に君臨したピーテル・パウル・ルーベンス。今回は彼の描いた風景画「ステーン城の風景」から学びます。農民たちの素朴な姿を多く描き「農民画家」として知られたブリューゲルからは、傑作と名高い「バベルの塔」から。そして、1800年代に主にローマで活躍した風景画家コッホからは「ノアと風景」から学びます。 風景写真、ポートレート、動物写真など、どうしても奥行き感がある作品が撮れないと悩まれている方などの参考になれば幸いです。 なお、わたしたちの理解や見方はあくまでの一例です。あくまでご参考までにとどめておいてください。ご自分が好きな写真こそが、ご自身にとって正解ではないでしょうか。「誰かの地雷は誰かの主食」(ねほりんぱほりん - NHK -)の精神をみなさんと共有できることを願っています。 第1回:なぜ、絵画から学ぶのか? • 【写真10分教室】なぜ、絵画から学ぶのか? 第2回:主題の明確化(その1) • 【写真10分教室】名画から学ぶ写真の視線誘導(リーディングライン)編 第3回:主題の明確化(その2) • 【写真10分教室】主題を明確にする構図など 第4回:主題の明確化(その3) • 【写真10分教室】ゴヤの名画に隠された写真のヒント 第5回:主題の明確化(その4) • 【写真10分教室】モナ・リザの秘密が伝える良い写真の正解とは 第6回:ビジュアルウエイト • 【写真10分教室】写真に重力?ヒトの認識特性を活かせ 第7回:ビジュアルウエイト(その2) • 【写真10分教室】不安定な写真?安定と調和の仕組み 第8回:奇数安定 • 【写真10分教室】奇数の魔法を使う。安定感のトリック 第9回:変化と調和 • 【写真10分教室】不安定なのに調和?変化の構図テクニック 第10回:変化と調和(その2) • 【写真10分教室】バランスを崩して撮る?動きを生み出す構図テクニック 第11回:画面中の重力を自由に操る秘策(まとめ) • 【写真10分教室】写真の重力を自由に操る秘策(まとめ)