昔、何度も足を運び、つないで、、そして泣かせて怒らせて
傷つけて、助けそこなってしまった方の家の近くを通りかかった。
戸別訪問で出会ってから、15年以上経つかな。
7年ほどつないで、、行けなくなってしまった。
もしかしたら、昔のことだからと切り変えてくれているのではないか・・
お互いいくつも壁を取っ払ってきたのだから、
そんなに気にしないで話してくれるのではないかな・・とか
期待もあったが、ドアの前まで行って、しばし立ち尽くして。。。
インターホンを押していいのだろうか・・
そういう思いに至ってしまい、なにもしないで帰ってしまう。
せめて顔が見たい。一度たりともドアを開けてくれない人。
出会ったときは妊婦さん。生まれたお子さんが生まれつきの心臓の身上で
ミルクを飲むことも大変だった。それしか知らない。性別も教えてくれない。
かたくなに隠してて、、自分の顔さえも見せてくれない人。
高慢な自分、、無神経な自分と分からせていただいたお助け。
『心が高くなっていると思ったら、この人のところへ行って低くしてもらうんですよ』
昔、拝殿の先生に言っていただいたっけ。ありがたい人なんだよね。
お子さん、、もう中学生くらいになっているはず、元気なら。
私はその人のところへ行ってもいいのかな。インターホンを押してもいいのかな。
アパートのドア脇の名前のプレート。
相変わらず、色が褪せてて、名前の文字が消えかかってる。
そこまで余裕がないのだろうか。
気になるのです。