にをいがけからはじめよう

おみちに引き寄せられて25年。
落ちこぼれようぼくだけど精いっぱいのにちにち。

味わい深いおつとめ

2015年02月13日 16時50分56秒 | おつとめ

月次祭のおつとめ。
上半三味線がおわって拝殿におりてきて
放心状態で座った。すぐに下半のおつとめが
はじまった。私は放心だった。

6下りの最後、
≪これぇ~ふしぎぃ~♪≫と聞いて
私が月次祭のおつとめで三味線半下りをつとめさせて
もらっていることそのものが不思議なことなんだなぁ
しみじみ思って三味線を置いたんだよ。

耳にすごく残りました。そのことをずっと考えてました。
三味線を抱えている時間、それは山あり谷ありです。
半下りの時間の中でいろんな景色があるのです。

よろづよからスタートして、立ち上がりの悪い私は
うまく弦にバチがあたらないし、違ったところをたまにはじいてる。
だんだんとリズムに乗ってきて、身体が三味線になじんでくる。
三味を弾いている自分になれてくる。
ようやくここまでついて来たって心境で
音に耳を澄ませる。弦をはじく。
調子のいいとき、空振りの多いとき、はじけないとき。
何でかなー同じように弾いているのにな。。。

そんなときは三味の本体の位置がづれてきたとき。

そして、もっと三味線に感謝をしなくちゃだめだ、と。
鳴り物係りの方がほめ上手なので、
謙虚な気持ちをどっかに置いてきたのかなって
思って心を込めて向かい合うんです。

そしてやっとこさ半下りが終わる。

 

すぐに次の上半が始まる。
「やっぱ、私は自分の三味好きだなーって思った。
まだまだ安定して弾けないし、間違えることもあるし
空振りもする。そんなへたくそな私の三味だけど
味があるなって。自画自賛とまではいかないけど
へたくそだけど、自分の弾いた音色が好きになった。


そしたら、そのあとの会長様のお話でーーーー

『おつとめ。自分に与えられたおつとめを精一杯努められた。
今は暖かい部屋でつとめているけど、おやさまのころは
明日どうなるかもしれない状況のなかで、、、、、』
という下りになって
『おつとめに感謝と御礼をもって努めさせてもらわなかったら
その先へ進めないんじゃないかなと今日のおつとめを
見ながら、唱和をさせてもらいました。』

ほんのちょっとの部分的な箇所だけど
今日の自分の思いと重なったようで嬉しかった。
周りをごまかしながら、ちょっぴりと泣きました。

そのことを会長さんに伝えたかったけど
タイミングを逃してしまいました。


なんだかんだ。。。いい祭典日だったのかな。

ありがとうございました。

 

前会長様に帰りのご挨拶をするとき
間違って勝手に口が
「前会長様、おはようございます」
と言いかけてしまった。
おはよ・・・まで言って自分で気づいてストップした。
危ない危ない、、、、
前会長様は、きょとんとした顔をされていました。