「落選大臣」強行突入 議員任期切れ…月給162万円(産経新聞) - goo ニュース
千葉景子法相は26日、鳩山、菅と2代の民主党政権で初の民間閣僚となる。参院選で落選し、参院議員任期が25日で切れたためだ。菅直人首相は「9月の民主党代表選まで混乱は避けたい」と続投を決めたが菅政権の民意への鈍感さを示す象徴とされている。
法務行政のトップに民間人が立つのは、第1次橋本龍太郎内閣(平成8年1月~同年11月)の長尾立子法相以来。法的問題はないが、落選議員が死刑執行に署名し、検察指揮権を発動する立場に居続ける違和感が残る。
これまでは、国会議員歳費のほかに、国会議員と法相の給与差額を別に受け取ってきた千葉氏。今後は、議員歳費はなくなるが、月額約162万円のほぼ全額を、法務省から法相給与として受け取る見通しだ。
23日の記者会見では、選択的夫婦別姓制度の導入や、取り調べ可視化など、自身が推進してきた施策の実現に意欲を見せた。
だが、千葉氏の続投には「あまりに便宜的」(民主党中堅)と風当たりは強く、30日召集の臨時国会でも野党の批判にさらされるのは必至だ。
15日には、自民党の安倍晋三元首相が、保守系議員グループ「創生日本」の会合で、法相に対する問責決議の提出を主張。川崎二郎国対委員長も、民主党の樽床伸二国対委員長に「直近の民意の審判を受けた人をそのまま大臣にしていいのか」と法相更迭を迫った。
高瀬淳一名古屋外大大学院教授(情報政治学)は「民間人の閣僚起用は、政治家以外の『知恵』を生かすためだ。落選議員を大臣で“救済”するのは論外」と指摘する。
千葉氏の落選は「法務相を含め国会議員には相応しくない」という直近の民意です。
大臣は民間人でもなれますが、千葉氏の場合は意味合いが違うようです。
民間人が大臣に就任する場合は、国会議員にその大臣に相応しい人材がいない為、
仕方なく民間人から起用するようです。
しかし千葉氏の場合は違います。
国会議員に相応しくない、または法務大臣に相応しくないと有権者は判断した結果が
参議員落選という直近の民意なのです。
特に法務大臣は重要なポストです。
死刑反対という持論で、死刑執行を全くしない。
夫婦別姓制度やこれまでの言動。
法務大臣として公平な判断をするとは思えません。
落選と聞いて喜んだ国民も多いでしょう。
その千葉氏を法務大臣に起用するのはやはり民意を無視しているということです。
考え方によっては「落選議員を大臣として救済」する事にもなる千葉氏の大臣続投。
やはり批判されるべき事です。
野党には腰砕けにならず厳しく追求をしてもらいたいですね。