遺跡都市で17人殺害=対イラク検問所全て制圧―「イスラム国」
【カイロ時事】在英のシリア人権監視団などによると、過激派組織「イスラム国」は21日、アサド政権の軍部隊を撃破して制圧した中部の遺跡都市パルミラで17人を殺害した。中には、首を切断されるなど残虐な手法で命を奪われた人もいる。
パルミラには古代ローマ時代の遺跡群がある。これまでイラクで遺跡を破壊してきた同組織が、世界遺産のパルミラ遺跡も破壊するのではないかとの懸念が広がっている。
一方、「イスラム国」は政府軍が撤退したシリア南東部の対イラク国境にあるタンフ検問所も掌握。これにより、シリアとイラクを結ぶ検問所は全て同組織の支配下に入ったという。
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画像は毎日新聞より
ISILの勢力が拡大しています。
一時制圧されたかのような報道もありましたが楽観できないようです。
テロ組織に立ち向かうには一国では限界があります。
というか無理です。
日本人が犠牲になった事件でも多くの国の協力を得ましたが
残念な結果に終わってしまいました。
この事について政府を批判した人も多かったですが、
もう少し冷静に考える必要があるのではないでしょうか。
まず、犠牲になった日本人について考えてみたいと思います。
政府の努力が足らなかったのかもしれませんが、
そもそも制止を振り切って渡航した人こそ問題です。
トルコに協力を求めるべきだった。
トルコに対策本部を置くべきだった。
イスラエルで安倍首相は演説すべきではなかった。
等々今でも批判する人がいます。
ヨルダンよりトルコを選びそしてイスラエルでの演説をしなかったら
後藤さん達は助かったでしょうか。
助かったとしてもそれは巨額の身代金がテロリストに渡る事を意味します。
ISILの勢力拡大の一因は巨額の資金援助があります。
それは同調者による援助もあり、身代金もあるでしょう。
身代金での解決はテロ組織拡大に手を貸し、
それが次の日本人が犠牲になる事を意味します。
武力攻撃も出来ず、話し合いだけで解決しようとする経済大国。
テロリストにとって最高のカモじゃないですか。
こんな時、味方が必要です。
大きな力を持った多くの味方。
窮地に陥っている国を助けようとする協力国が必要です。
その為の首相や閣僚の外遊です。
また他国からの協力を得るにしても、「カネを出すが手は出さない」では
信用を得られません。
同盟国の兵士が犠牲になろうが我関せずでは卑怯です。
憲法で制限されているから、ゴメンねでは済まないのです。
独裁国やテロリスト相手に話し合いで解決しようと思うのは自殺行為です。
その事を理解できない憲法9条信者や脳内お花畑たち。
情けなく、怒りさえ覚えます。
政府批判だけでは平和が訪れません。
憲法9条は有事では何の役にも立ちません。
話し合いで解決できると思うのは夢想でしかありません。
この事を多くの国民が理解するのはいつになるのでしょう。
その日は永遠にもないかも ・・・・そう思うと虚しいです。