【自民党総裁選】アベノミクスに代わる「石破ビジョン」を 石破茂氏が公約発表会見 安倍首相との対決姿勢鮮明に
自民党の石破茂元幹事長は27日、国会内で記者会見し、9月の総裁選に向けた公約「日本創生戦略 石破ビジョン」を発表した。安倍晋三首相の「アベノミクス」に代わる経済政策として、地方経済活性化と社会保障制度改革などで消費を喚起する司令塔「日本創生会議」を創設することが柱だ。会見では、首相の看板政策を「失敗」とする資料を配布し、政策面でも首相との対決姿勢を鮮明にした。(奥原慎平)
「異次元の金融緩和は効果を上げたが、カンフル剤がいつまでも続くわけではない」
石破氏は会見で、アベノミクスをこう断じ、経済政策の修正を目指す考えを示した。会見では「アベノミクスの不都合な政策目標?」と題した資料も配り、数値を示して首相の看板政策の「成長戦略」「地方創生」「女性活躍」が目標未達の「失敗」と断じた。
石破氏は、自身も地方創生担当相を務めた立場から「責任の一端を負わなければならない」と謝罪した。一方で「都合のいい数字ばかり強調するのは、政策の展開に当たり良いことではない」と語り、野党同様に政権批判を展開した。
北朝鮮問題では、東京と平壌に公的な連絡事務所を設けると主張し、「拉致問題の全面解決がなければ、何も進展しないというものからは脱却しなければならない」と述べた。必ずしも拉致問題を最優先としない姿勢を明確にした。
平壌の連絡事務所設置については、拉致被害者「救う会」や党内からも「北朝鮮の説明や死亡情報を一方的に聞くだけの場となる」などと反対論が出ている。
首相が意欲を示す憲法改正に関しても「スケジュールありきとは思っていない。国民の深い理解が必要だ」と慎重姿勢を示した。
(略)
石破氏は27日の記者会見で政策論争の必要性を訴えた。一方で、首相へのあてこすり、個人攻撃だとも批判される「正直、公正」のキャッチコピーは変えない考えも示した。
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石破さんは総裁選を前に公約を発表していたんですね。
いつにも増して、えらい強気です。
そして後ろから弾を撃つ姿勢はいつも以上に、あからさまです。
アベノミクスよりも「石破ビジョン」らしいです。
そりゃあ、アベノミクスも停滞気味かもしれませんがここまで経済回復をしたのですから
この事を無視できない筈です。
また指摘される前に謝罪していますが、地方創生相でどんな政策を打ち立てたのでしょう。
東京一極集中により、地方の疲弊を改善するのは待ったなしでしたが、
石破氏は何か目立った政策を打ち立て、それにより地方が活性化したのでしょうか。
愛媛県への獣医学部新設を邪魔をした事しか記憶にありません。
地方創生を考えれば日本獣医師会から献金を受けていても、
獣医師会の依頼で新設を阻む「石破4条件」を作らなかった筈です。
どこが地方創生相ですか。
地方創生どころか地方疲弊に加担したのではないですか。
それを総裁選だからとあれこれ理想を言っても絵に描いた餅です。
ところで驚いた事に、東京と北朝鮮の平壌にそれぞれ連絡事務所を置くと主張しています。
何の為の事務所なのか全く理解できません。
更には拉致問題は最優先事項ではないとまで言っています。
つまり拉致された日本人が解放されなくても北朝鮮との国交正常化はあり得ると。
北朝鮮に関しては色々噂を聞きますし、石破氏の部屋には北朝鮮関連の書籍が多数ある事から
北朝鮮と一日も早く国交正常化させたい気持ちは想像できましたが、事務所設置には驚愕しました。
私達が一日も早く拉致被害者全員の帰国を望んでいるのに、この感覚の差は何でしょう。
石破氏は、慰安婦問題でも相手が納得するまで謝り続けるべきだとも言っていましたが
この感覚が理解できません。
万が一石破総理が誕生したら、以前の悪しき自民党政権の復活が予想されます。
つまり自虐史観に基づき、相手が「もうよい」と許してくれるまで謝罪し、
賠償を求められたら、何度でも賠償金を払うべきだと。
「正直、公正」のキャッチコピーは変更しないそうですが、もう「破れかぶれ」なのでしょうか。
徹底的に安倍批判をし、左翼野党とマスコミを味方につける戦略なのでしょうか。
といっても総裁選の投票権は野党やマスコミにはありませんから無駄なのですが。
ところで総裁選後の石破氏の処遇はどうなるのでしょう。
一応予防線は貼っていますが、ここまで安倍批判をするなら予想通り冷遇して欲しいです。
それぐらい、石破氏の安倍叩きが酷過ぎて「石破さん、感じ悪いよね」と言いたいです。