妊婦が医療機関を受診すると追加料金が必要になる仕組みが、4月から始まった。この「妊婦加算」に批判があることを受け、厚生労働省は「丁寧な診療」を行うためにかかる費用だとして理解を求めている。都道府県などに通知を出し、妊婦や家族らへの情報提供を進めるよう要請した。
妊婦健診を除く全ての診療について、妊婦は追加料金を払うこととされている。追加料金は受診時間帯によって異なり、自己負担が3割なら初診で230〜650円、再診で110〜510円。(略)
こうした批判が妊婦や家族から出ていることについて、根本匠厚労相は13日の閣議後記者会見で、「胎児への影響に配慮した薬剤の選択、あるいはレントゲン撮影が困難な場合があり、通常よりも丁寧な診察が必要」と述べ、加算の必要性を強調した。
厚労省は「すこやかな妊娠・出産のためには、妊娠中の健康管理が重要」との判断から妊婦加算が新設されたという趣旨を、妊婦や家族に広く知らせるよう、都道府県などにあてた2日付の通知で要請している。************************************************************
妊娠加算と言う制度が始まっているのは知らなかったです。
丁寧な診療をする必要はわかりますが、それは当たり前の事ではないですか。
医療従事者の大変さはテレビの番組などでわかります。
命を預かる仕事ですから、その責任や重労働なのは多くの人は知っています。
そんな方々には十分な職場環境を整える必要性もわかります。
寝不足でミスが起こらないのかとテレビを見ていてそう思う事もしばしばです。
もっと報酬を上げて欲しいとも思います。
でも、それを患者に負担させるっておかしいです。
これじゃ少子化に歯止めがかからなくなります。
いま議論している外国人労働者問題。
これも少子化が招いた事です。
少子化により労働力不足があり、外国人に頼らざるを得ないのはよくわかります。
でも、外国人に闇雲に頼るのは短絡的過ぎます。
さまざまなリスクがあります。
その議論もされないまま、早急な法案成立には疑問があります。
来年夏には参院選があり、自民党は危ないとも言われている中、
妊婦加算に、外国人労働者受け入れ、そして消費税率の引き上げ。
世論調査では自民党支持者と同率の無党派層がいます。
自民党の中にも場合によっては支持しない人も多いでしょう。
そう、政策如何では投票先を変える人も多いと思います。
妊婦加算制度は少子化解消に逆行します。
本当にこの問題に真剣に取り組んでいるのか疑問ですし、こんな事をしていたら
参院選や地方選では自民党は大丈夫なのかと思ってしまいます。