岸田文雄首相が衆院和歌山1区補欠選挙応援のため訪れた演説会場で15日、筒状のものが投げ込まれ爆発した事件で、和歌山県警は威力業務妨害容疑で逮捕した木村隆二容疑者(24)=兵庫県川西市=の動機の解明を進めている。犯罪心理学に詳しい関西国際大の中山誠教授(65)は、昨年7月の安倍晋三元首相銃撃事件の影響を受けて犯行に及んだ「模倣犯」の可能性を指摘する。

中山氏は「『一国の首相』を狙っているというのは大きな共通点だ。現場に持ち込んだ銀色の筒状の爆発物も、山上徹也被告(42)=殺人罪などで起訴=が凶器として使った手製の銃と酷似している」と分析する。

交流サイト(SNS)を中心に、山上被告を英雄視する投稿も見受けられ、減刑を求める署名活動なども起きている。こうした風潮に影響され、「山上被告と同様に〝捨て身〟の犯行に及び、自己顕示欲を満たそうとしたのかもしれない」(中山氏)。

木村容疑者は山上被告と同じく、単独でテロ行為に及ぶ「ローンオフェンダー」の可能性がある。中山氏は「こうしたローンオフェンダーによる犯罪の芽を早期に発見できるかどうかが今後の課題になるだろう」と話している。

自民党候補者の応援演説に訪れていた岸田さんに爆発物状の物が投げつけられました。

動画を見た限り、殺傷能力はなかったように思いますが、

爆発物が思ったように作動しなかったのか、

今のところ、よく分かりません。

 

安倍元総理暗殺事件から9か月。

あの時の経験を活かされず、更にはマスコミの報道姿勢に問題があったのではと思います。

特にテレビでは統一教会との関係を連日報道し、法律改正の効果も検証もせず、

安倍元総理が暗殺される正当な理由があるかのような報道でした。

更には国葬儀当日に山上容疑者を擁護するような映画を発表し、

記者会見では安倍元総理が暗殺されてもいいような発言をする人たちも。

最近では弁護士が山上被告の心証を良くするコメントを発表したのも記憶に新しいです。

 

この様な報道が今回の演説会場での爆発物投下が全く影響がないとは言い切れません。

寧ろ、影響があったからこそ、犯行に及んだとも言えます。

 

今回の事件ではテロリストに怯まないと、街頭演説は続けるそうですが、

カラ元気なのか、心底そう思っているのか疑問です。

というのも同じ様な事件が今後起こらないとの証明はありません。

寧ろ安倍元総理暗殺事件から何も学んでいないのではとさえ思います。

警護体制。

演説会場。

その他諸々。。。。

今回犯人を取り押さえたのは警官ではなく、演説を聴きに来ていた一般市民です。

漁師の方だそうですが、勇気ある行動でした。

※赤い服の方の袖にはブルーリボンの様なものが見えます。

 

しかし、万が一取り押さえ中に犯人の手にあった爆発物と思しきものが炸裂したらと思うと、ぞっとします。

元総理が暗殺されても平和ボケの日本人。

今後、どれだけの事件があれば目が覚めるのでしょう。

 

今やネットで少しの知識で爆発物や銃器を作れる時代です。

今一度、街頭演説の在り方を考えてもらいたいです。

体育館等の建物内なら、記名や持ち物検査をしているでしょうが、

今後は街頭演説では少なくとも手荷物は預ける体制を取らなければ同様の事件は防げません。

そして何より、殺人犯を英雄化するのは止めるべきですし、

減刑の嘆願書が届いたとか、差し入れがあるとか、そのような報道は不要です。

特に被告がいい人のような印象を持つコメントは厳に慎んでもらいたいです。

それが裁判員の判断に影響を及ぼすだろうと、マスコミは想像力を働かせるべきです。

 

 一人のSPは機敏に動いていますが、のんびり様子を見ている人も。

 SPの仕事は要人を守る事が第一ですが、蹴った爆発物様なものが聴衆のところで爆発する場合もあります。

そう考えると、万が一爆発していたら聴衆に犠牲者が出たかもわかりません。

テロには屈しない、と言っている場合ではありません。