石垣市は尖閣諸島の海洋調査を昨年1月の第2回に続き、先月25~27日に第3回調査をしました。
3日間で調査船は石垣港と魚釣島周辺を2往復し、27日には中山市長や山田吉彦氏に加え、
稲田朋美「尖閣諸島の調査開発を進める会」会長や山田宏幹事長、青山繁晴参院議員、
そして12年前に兵庫県議時に上陸した和田有一朗衆院議員らも調査に加わりました。
やはり国会議員が同行したのが大きいです。
実際目の前にしたのと、動画で見るのでは感じ方は違うでしょうし、
それが国会での議論に結び付き、政府の決断を促せるでしょう。
今回の国会議員が調査に加わった事で中国の反応も違ったものになったようです。
日本が何もしなければ中国も好き勝手な事をし、それがやがてエスカレートする事に発展する可能性もあります。
またいつも洋上で睨み合いでは尖閣諸島が日本領だとの主張になりません。
いくら「尖閣諸島は日本固有の領土だ」といったところで強い主張にはならないのです。
何らかの行動を起こしてこその主張です。
それが海洋調査であり、荒れ果てた尖閣諸島の自然を守る為に上陸する事が次の段階となるでしょう。
5月19日にも海警局船2隻が相次いで領海に侵入し、日本漁船1隻の動きに合わせて航行したとの報道がありました。
中国海警局の船2隻、領海侵入続く 尖閣周辺、今年16日目 - 産経ニュース (sankei.com)
この日本漁船こそ石垣市議であり漁業者の仲間均さんだったのです。
仲間さんはその時の様子を八重山日報の取材に答えています。
仲間氏の漁船「鶴丸」には仲間氏、山下義雄竹富町議、医師の門間一成氏が乗り込み、
19日午後5時頃に石垣島から出港し、約8時間後の20日午前1時ごろ、尖閣周辺に到着。
そこには既に中国海警局船が待ち構えていて鶴丸が漁場に到着するとすぐに追尾を始めたのです。
これは「尖閣諸島は中国領だ、日本船はここから立ち去れ」という事なのでしょう。
海上保安庁もガードをしてくれたが鶴丸と海警局艦船との距離は50mまで近づいたようです。
相手は機関砲らしきものを搭載しています。
そして大きさも巨大です。
どんなに恐ろしかったでしょう。機関砲で攻撃してくる恐怖もあったと思います。
仲間さんはXにの時の様子を「中国艦艇に威嚇される」と表現しています。
そして中国艦艇からの執拗な威嚇と追尾を受けながらの漁労だったと。
中国艦艇に威嚇されるhttps://t.co/ISEDR3S45l#仲間均 #尖閣諸島は日本固有の領土
— 仲間均 (@nakamahitoshi) May 21, 2024
中国は日本の反応を見て、どう出ればよいか、どう出れば尖閣諸島を侵略できるか。
そう思っているのでしょう。
日本は尖閣諸島を守り抜かねばなりません。
第二の竹島にならない様に。
尖閣諸島は日本の領土です。
万が一の台湾有事を見据えれば、現状維持では守り切れません。
日本は次の段階に進むべきです。
尖閣諸島は日本固有の領土だと言うのなら、それなりの事をすべきです。
島内の自然調査と自然保護をして荒廃した島を昔の姿に戻す為にも上陸許可を出すべきです。
当たり前のことを早急にしてもらいたいです。
とにかく日本政府のやる事は遅いです。
徐々に中国は攻めてきています。
中国ブイの撤去もし、そして尖閣諸島上陸を許可してこそ、日本の領土を守り抜く事になります。
それをしない政権は尖閣諸島は日本領ではないと言っているようなものです。
「尖閣諸島は日本領だ」と胸を張って言う為には、まずはそれなりの行動をしてもらいたいです。
今のままだと、「尖閣諸島は日本と中国で領有権を争い、日本領か中国領か確定していない」
そう言っているようなものです。
このままではいくら日本領だと言っても誰も信用しなくなります。
そうならない為にも石垣市の要望に耳を傾け、そして調査団の声を聞いてもらいたいです。
また石垣市の漁業者が中国海警局船の追尾に怯えることなく操業する為にも政府には決断してもらいたいです。